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夏野菜カレー


 きのうのお昼はピッツァを焼いた。夏野菜たっぷりのピッツァだ。きょうのお昼はカレーだ。夏野菜のカレーだ。どうも身体が野菜を欲しているようだ。夏野菜というのだから、夏に食えばうまい野菜ということだろう。だったら夏の間に、夏にうまい野菜をたくさん食べたいものだ。と、いうわけで二日続けて夏野菜たっぷりメニューとなったしだい。
 カレーは前日に作って、一晩寝かした方がおいしいというが、あれは欧風カレーに限った話で、日本のカレーは、市販のカレールーが欧風カレーが主流だから、そういう風にいわれているが、欧風カレーはいわばカレーの傍系。主流のアジアのカレーは作りたてが一番おいしい。カレーの命はスパイス。作って放置しておけばスパイスの香りが飛んでしまう。
 さて、玉ねぎ、にんにく、しょうがをみじん切りにして、油で炒める。ここでもじっくり時間をかけて、玉ねぎがアメ色になるまで、なんていうが、これも欧風カレーに関することで、別にそんなことしなくても充分においしいカレーができる。この時は小生は7分ほど炒めただけ。
 炒めた玉ねぎにカレー粉を加える。小生はインデアンのカレー粉を愛用している。しばし炒めてからスープを注ぐ。スープはガラスープだ。
 あとは具剤を煮込んでいく。具は、オクラ、ししとう、ナス、黄色と赤のパプリカ、トマト、それにゴーヤ。この中でしっかり下ごしらえをしなくてはいけないのはゴーヤ。そのまま使うとゴーヤの苦みが全体を支配してしまう。
 半分に切って、白いところをかき出す。うすく切って、熱くしたフライパンで空炒りし、熱湯をそそぐ。しばしゆでる。これでゴーヤの苦みがうすれ、うまみが残る。あとの野菜は食べやすい大きさに切って煮る。トマトは煮崩れるので後で入れる。
 醤油、ナンプラー、オイスターソースで味を付けて。さて、最後にカレー粉の第2弾を加える。クミン、カルダモン、オールスパイス、コリアンダー、クローブ、以上、粒のスパイスを乳鉢ですって粉にひく。ターメリック、シナモン、ナツメグもそれに足す。この特製カレー粉を入れて出来あがり。野菜いっぱいの夏野菜カレー。くれぐれも肉を入れようなどと思わぬこと。いさぎよい野菜だけのカレーが爽やかでうまい。

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