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RED


監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演 ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレン、アーネスト・ボーグナイン

 フランクは元CIAのすご腕のスパイだった。今は年金生活者。役所の年金係のサラに、小切手が届かないなどと偽りの苦情をいって楽しんでいる。そんなフランクが武装集団に襲撃される。敵を撃退したフランクは、サラの身も危ないと判断して、彼女を連れて逃げる。どうもフランクの現役時代に関わる秘密がヤバイらしい。敵はCIAと判明。
 フランクはサラを連れて、元上司のジョー、同業者のマービン、女スナイパーのビクトリアを仲間に入れて、CIAの手の者と戦う。
 と、いう話だが、ようは現役を引退した、じいさん、ばあさんが、現役の戦いのプロを敵にまわしてドンドンパチパチやるというだけのこと。ま、映画としては毒にも薬にもならないが、たまにはこんな能天気なハリウッド映画もいいだろう。何も考えず、ボーと派手なアクションをながめていればいい。近ごろの阪神タイガースを見るにつけ、ストレスがたまることはなはだしい。この映画を観て、そのストレスも少しだけ解消した。
 なんといっても、この映画の一番の収穫はアーネスト・ボーグナインを久しぶりに観たこと。「ワイルドバンチ」「ポセイドン・アドベンチャー」「北国の帝王」などに出演している、小生の大好きなハリウッド俳優の一人。おん歳94歳。お元気でまったくもうろくしていないように観える。あのギョロギョロ目玉も健在だった。
 それと、おばあちゃんスナイパーをやったヘレン・ミレンがかっこよかった。


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