今日は久しぶりの休日です。
お昼に古くからのお客さんのところに行って、午後からは映画を見ました。
小倉昭和館といういわゆる名画座です。
缶入り水割りを二本とツマミを買って入館します。
「幸せのキセキ」と「スノーホワイト」の二本立てです。
どちらも面白かったです。
「幸せのキセキ」は、マット・ディモン主演のヒューマンドラマ。
「スノーホワイト」はそのまんま白雪姫で、大好きなシャーリズ・セロンがでてました。
特別に好きな女優とかいないのですが、シャーリーズ・セロンだけは始めて見たときから魅了されました。
まぁ、どうでもいい話です。
見た映画の解説をしてもしょうがありません。
学生の頃は暇さえあれば名画座に行ってました。
オールナイト5本立てというようなものもありました。
昔の映画館ですから、椅子は硬くて狭く、タバコも吸い放題でした。
ふらふらになって朝方の映画館を出たような記憶があります。
なんせ時間と無駄な体力だけはたっぷりとありました。
映画館というのは昔も今も魔法の空間です。
あっという間に、広島のヤクザになったり、CIAのエージェントになったり、さすらいのガンマンになったりします。
或いは大熱愛の主人公になったり、殺人者になったり、戦争の被災者になったりもします。
そうして、世の中のものすごく濃い時間を生ききったような気分で、映画館を出るわけです。
次の日起きてみると、いつも通りの平凡で月並みな日常が待っているだけなのですが(笑)。
最初に名画座に行ったのは今でもはっきりと覚えています。
仙台の青葉劇場という名画座でした。
「シェーン」という西部劇の名作を上映しており、今は亡き姉がお金を出してくれて見に行けと言うので見に行きました。
中学一年の時だったと思います。
同時上映作品が「パリの巡り逢い」というクロード・ルルーシュ監督の大人の映画でした。
正直に言うと、「パリの巡り逢い」の方が面白かったです(笑)。
まぁ、それからというもの、名画座巡りが始まりました。
その頃で、ぼくが知っているだけで、仙台には3館の名画座がありました。
そのうちの一館はヤクザ映画専門館でした。
野球部の練習の合間を縫っては、通いました。
まぁ、どうでもいい話です。
ヤクザ映画専門館は売店でおでんを売っていました。
中学生ですから、それを買うお金はなく、たまらなく食べたかったことを今でも覚えています。