風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

取材

2012年07月07日 | 雑感

毎日雨が降っています。
畑に行っても土もドロドロで何もできません。
梅雨らしい梅雨なんでしょうが。

さて、昨日牛タン屋の店にテレビの取材が入りました。
3月11日にオープンしたので、4ヶ月目にしてのテレビ取材です。
デパート催事後のペースダウンが気がかりでしたが、これをきっかけにもう一段上昇できれば嬉しいです。
取材の模様はこちらで↓

http://ameblo.jp/sendaiyat/entry-11295884342.html

その他にも医師会から弁当の注文があったり、製薬会社のプレゼン用に弁当を使ってくれるという話があったり、
とても有り難い話が舞い込んできてます。
あとは、頂いたご注文に誠心誠意お応えしていくだけです。

アンティークの店も模様替えやらなんやら、次のステップに向けて徐々に動き出しています。
あいかわらず資金がない中、応援してくれるお客様や頼りないぼくを支えてくれるスタッフには心から感謝です。
なんというか、感謝という言葉では言い尽くせません。
周りの温かい思いをしっかりと背負って、山登りを続けたいと思っています。

特に水商売は手を抜いたり、気を抜いたりしたら、即座にお客さんの不満や怒りに反映されます。
意図的ではないミスに対してでも、お金を払って食べに来るお客さんは寛容ではありません。
当たり前の話しですが。
先日も珍しく一時に店内が混み合って、二階の和室に通したお客さんの注文品を出すのが遅くなりました。
あらかじめ時間がかかる由をお伝えしたのですが、そのお客さんは不機嫌に帰られました。
そういうものです。
ですから、テレビに出ることで一時的に混み合うことがあるかもしれませんが、
かえって気を引き締めて丁寧迅速に接客する必要があります。

いろいろな難しい状況をひたすら乗り越えて、いつしか逞しい店になっていくのでしょう。
さらに精進を重ねていけば、暖簾を掲げるにふさわしいひとかどの店となるのでしょう。
わずか数ヶ月の経験でこういうことをしたり顔で言うのさえ本来ならはばかられます。
度の過ぎた謙虚さはいらないでしょうが、いい気になったら命取りなのは肝に銘じておかなければなりません。

なんにせよ、うちに大いなる熱気を秘めて、淡々と丁寧に仕事を積み重ねて行くことです。
出会うお客さんの笑顔を励みに、少しだけ誇りを持った商品や食事を提供していくことです。

商品選びから売り方まで博打のようなアンティークの店と、ひたすら丁寧な仕事を積み重ねて行く飲食業の店。
そんな両極端の業種ですが、共通するのは嘘をつかないこと、喜びを提供すること、その二つです。
どんな業種にかかわらず、嘘が長きにわたって通用した試しを見たことがありません。
アンティークの商品にせよ、牛タン屋の料理にせよ、それを購入し、食べた人の喜びまで昇華しませんと、
リピーターにはなってくれません。

人に喜んで貰う。
どんな生き方でも、業種でも、最後に辿り着くテーマはそれですね。
力不足だときれい事にしかなりませんから、喜んで貰うには喜ばせる力が必要です。
それが商品なのか、料理の内容なのか、人柄なのか、おそらくはそのすべての総合力です。
人に喜んで貰うというのは、独りよがりではいけません。
相手が望むサービスを、相手の望むタイミングで、相手の望む予算で提供することです。
真剣に相手に向き合っていなければ、喜びというのはなかなか生まれないものなのでしょう。
大変と言えば大変ですが、カルチャーセンターに通うよりは遙かに大きな成長のチャンスを頂いている、
とも言えましょう。
ちょっと例えが変ですが。

それにしても、牛タン屋オープンからの数ヶ月の時間はホント長かったです。
なんか数年経ったような気さえします。
色々な自分の思考癖を次々と塗り替える必要があったからだろうと思います。
さらに塗り替えは続きます(笑)。