風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

一歩

2011年11月29日 | 雑感

今日は春先みたいな感じの陽気で、いわゆる小春日和という感じの日でした。
店の表に出してあるテーブルにボ~っと坐っていたら、なじみのお客さんにサボるなと叱られました。

大阪のW選挙戦、維新の会の快勝でした。
でも、その結果に物言いを付けたい識者が結構いるみたいですね。
昨日たまたま観ていたテレビでも当選した新知事に少々ヒステリックに注文を付けている学者さんが出ていました。
おそらくその学者さんにはなぜ維新の会が躍進しているのか、そこの辺りが見えていないのだろうと思います。
各政党の応援も、労働組合の応援も、経済界からの応援も受けながら、なぜ現職があっけなく破れたのか。
小泉さんの時みたいに劇場型だとかなんとか揶揄する声も聞こえますが、ピントが外れています。
まぁ、あれだけはっきりものを言っている橋下陣営の言葉が通じていないのですから、
ここでぼくがとやかく言ったところで通じるものでもないのでしょう。

改革というのは一気に最終段階まで成し遂げないと、あらゆる傷口が膿んでいきます。
これからが正念場でしょう。
政治を「闘い」の場として位置づけた政治家が、全うに戦い抜けるか、大いに興味を持っています。
あらゆる手段の妨害が入るでしょう。
でも、橋下さんという人は、妨害があればあるほど燃えるタイプの人のようです。
胆力が常人とは違っていますね。
若いからと舐めてかかると痛い目に遭うでしょう。

ぼくはといえば、政局がどうのこうのと言っている場合では全然ありません。
いろいろと火の車です。
火の車に乗っていながら、新しい事業を興そうと思っています。
窮地の破れかぶれというのではありません。
かなり慎重に事を進めてはいます。
そして必ず成功させなければなりません。
そして、きちんと段取りを踏んで進めば、成功するでしょう。
こういうチャンスが、こういう状況でやってきます。
こういう状況を戦い抜ければ、チャンスを掴めます。
チャンスを掴むためには、やはりどうしても天のお試しがあります。
そのお試しに何が何でも合格しなければいけません。

こういう時には自分の弱点がすべてさらけ出されます。
誤魔化しようがなく、積もり積もった弱点が目の前に具現化していきます。
精神的にはとてもしんどいものがあります。
順調なときは目をつぶってやり過ごせたものが、一つ一つ解決しないことには一歩も前に進めなくなります。
普段の人間関係、時間の管理、酒やたばこの不摂生、すべてが一挙に解決を迫ってきます。
ここでめげたら終わりです。
苦しくとも、苦しさを覚悟して、火の車にどかりと座り直すしかありません。
まったく先が見えないような状況で、火の車に敢えて座り続けるというのは、勇気というよりは無謀に近いです。
それでも逃げるわけにはいきません。

特効薬はありません。
目の前に積み上げられたやるべきことを、心を奮い起こして、片付けていきます。
バケツで一杯一杯水を汲んで、プールを一杯にしようとしているような気になりますが、それでもやらなければなりません。
なぜそんなにしてまでやるのか。
逃げ出したらどうなるのかが分かるからです。
やり抜いたらどうなるのかも分かるからです。

一歩一歩、なんとか前に進むにつれ、やり抜く苦しさよりも、やり抜く喜びが大きくなっていくでしょう。
明日もまた、なんとか一歩を前に進めようと思っています。