風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

ウンコ

2011年07月23日 | 雑感
禅の道友が宮古島から帰ってきて、ぼくの店に立ち寄りました。
宮古島のあれやこれやのディープな話も聞けたのですが、ポイントはそこではありません。
ここ数ヶ月、彼は呼ばれるようにしてあちこちの神域を訪れています。
霊感は全くない男です。
で、その彼に新しい彼女が出来ました。
会ったことはありませんが、すこぶる評判のいい女性です。
彼女のことを話す度に彼はニヤニヤします。
ポイントはそこでもありません。
ポイントは、彼はここ数ヶ月一度も飲み屋に出なくなった、酒が不味くて不味くてたまらなくなったということです。

ほんの数ヶ月前まで、彼は週に3度くらいぼくの店にただ酒を飲みに来ていました。
飲みたいだけ飲んで、自分の話したいだけ話し、人の話は聞こうともせず、ふらふらと帰って行くのが常でした。
その彼が、どうやらお酒を卒業しかかっているみたいなのです。

滝行の導師の言葉なら、神様に「酒を取り上げられる」という状態です。
こういうことを、酒を飲みながら書いているぼくとしては少しうろたえます。
彼の言によると、道場長も最近は飲んでいないのだそうです。
総裁も小倉に来ればのんだくれですが、普段はあんまり飲まないのだそうです。
そうすると、毎日毎日飲んだくれているのは、ぼく一人です。
これがポイントです。

どうすればいいのでしょうか。
東北弁で言えば、「なじょすんべ?」です。
英語で言えば、"What can I do for it?"です。

今朝、久しぶりに小倉城庭園に行ってきました。
夏休みの子供のための座禅会があったからです。
小学校低学年の子供たちが保護者(どちらも祖母でした)とともに坐禅を組みます。
幼いながらも、真剣に取り組む姿を見ていると、どうしてもニコニコしてしまいます。

人の役に立ちたいのなら、度の過ぎた酒はなんの役にも立ちません。
それだけのことそれだけのことなんだと思い知りました。
少なくとも、子供たちにウンコみたいな大人の姿を見せたくはありませんし、見せてはいけません。

ということで、ウンコからの卒業をそろそろ本気で目指さなければ行けません。