風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

コングロマリット

2007年06月08日 | スピリチュアル
なんか世の中、荒れている感じがするのは、狭い世界に閉じこもっているぼくだけなんでしょうか。
歯止めが効いていない感じがしてしょうがないです。

話は変わって、昨日「ザ・シューター」という映画を見に行きました。
政官財一体となった巨大な利権組織、コングロマリットと一人で戦いを挑む男の話です。
映画は面白かったです。
アメリカ映画というのは、こういう政財界の暗部を上手く描くことに長けていますね。
日本映画では自主規制なのかなんなのか分かりませんが、ここまで切り込むというのは見たことがありません。
日本も政官財の癒着と暴力組織との一体化したやりたい放題は、その筋の文献を調べればいくらでも出てきますが、
マスメディアで取り上げられることはありませんから、人々は知ろうにも知らないでいるという状況でしょう。

おそらく、日本のこの荒れ方は、日本独自のコングロマリットがのたうち始めているんだと思います。
息の根を止めるのか、さらに醜悪に太り続けるのか、今の事態を見守る人々の意識次第なんでしょう。
権力を監視すると謳いながら、実は権力機関との癒着が甚だしいのがマスメディアだという指摘がありますが、
メディアが先頭に立たないと権力と戦うというのは、個人では無理です。
その辺は、ちょっと絶望的な感じはぼくはしています。

次から次へと陰惨だったり、愚劣だったり、お話にならなかったりするようなニュースが連日断片的に流されていますが、
真相は闇から闇へと意図的に日の下に出ないまま葬られていっているように思います。

人々が意図的に骨抜きにされているんだろうと思います。
街で人に注意することも出来なくなりました。
見てみぬフリが一番だという社会は、そりゃ堕落する一方です。
見てみぬ振りしている間に、好き勝手に甘い汁を吸う人間が、残念ながら少なからずいます。
政財界+メディアが正せないなのだとしたら、社会の暗部に目を向けることは、フラストレーションを溜めるだけになります。

社会の暗部がすぐそこにあることを知りながら、なにもできない無力感というのはあります。
ありますが、そういう有様を憎んだり、嘆いたりしていれば、思う壺です。
誰の思う壺なのかという議論は、少々込み入ってますのでここでは省きます。

それでも自立して毅然と自分の道を自分で選んで歩くためにはどうすればいいのか。

いろいろ道筋はあるのでしょうが、「足るを知る」と「一人一人の人間=神だと知る」でしょうか。
人間=神というのは、別に驚くような言説ではありません。

でも、いきなりな言葉かな?(笑)

明日、気が向けば、そのことについて書いてみます。