走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

通訳の難しさ

2011年09月03日 00時19分42秒 | つぶやき
 最近、人から相談があるから来て欲しいと頼まれる。
 出かけていくと大概二人以上の人が居て、これから話す内容を聴いて意見を言って欲しいというのである。

 そして、話を聞いているうちに互いの話がかみ合っていないことに気づく。
 つまり、通訳をしろということである。
 しかも、日本語の...

 でも、これがなかなか難しい。
 なにしろ、最初は内容が見えない。
 そこで、内容が見えてくるまでひたすら聴くのである。

 そして次に、互いの利害がなんなのか、その本音をたどっていく。
 どちらか一方が損をする話はぜったいに成立しない。

 また通訳の仕方いかんでは、こちらの責任にされてしまうような可能性もある。
 
 この話は手ごわい...と思った瞬間から、可能性の話よりもリスクの話を始める。
 ネガティブな発言のようにとられるが、障害となりそうな部分を手元にあるノートに体系的に整理し始める。

 そして、そのリスクの回避の仕方について提案しながら、そのリスクを回避した後のたどり着く先をイメージしてもらう。
 その危険を冒してもその先にあるものが、汗をかく価値のあるものかを自らが検証してもらうのである。

 かなりややこしいこともあるが、大体はその時に全て解決する場合が多い。

 通訳が上手くいくと、心の中で「自分は天才や!」と自画自賛してしまう。
 
 そんな名通訳も、家族とのコミュニケーションがヘタなのである。トホホホ・・・