走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

いい雰囲気

2006年10月30日 23時12分30秒 | その他
 今日、公民館指導担当から臨時職員の増員要望があがってきました。
 時代は人件費抑制の方向にある中で、それと逆行する申し出でした。
内心、管理者として、「マジ...?」と、つい思ってしまいました。
内容と理由を聞いてみると、ブロック公民館(松山市は41の本館がありますが、それを8つのブロックにわけており、それぞれブロック館を決めています。その理由は、通常の公民館業務以外にブロック内の指導監督業務をする立場がいるからです。)に、置きたいという申し出でした。
配置理由は、労務管理上、大変だからですという一言。
これは、困った。
現場からすると、そうかもしれない。(平素、現場から発想するようにと指示している分、頭ごなしに否定できない。)
でも、定員管理は総務部、人件費にかかる予算は理財部、こんな理由では、簡単に認めてくれるわけがない。
なぜなら、反対に回れば、今まで何とかなっていたなら、何とかなるでしょうという論理を展開するだろうから。
 一瞬、どうするか考えた。
 そして、出した結論は、「これを先行投資的なものだと思わせる資料を夕方までに作ってください。」だった。
今回の論点が、「マイナスだからゼロにして、それによってプラスの力を出して見せます。」という発案者の意図はわからないでもないが、市民にとっては大事な税金で賄われるものであります。
それを、単に労務管理が改善できればサービスの質が高まりますと言っても、今の世の中、理解してくれる人は少ないのです。
 ならば、今進めている「公民館元気倍増計画」にのせて、関係する人たちがWinになるように考えてみてはどうかと思ったのです。

 そして、夕方、なんと資料ができたのです。
そうすると、すぐにも私に「どうだ。」と見せたいという逸る気持ちが出てきて、一刻も早く私に見せたいと思ったのでしょう。
外に出ていた私に連絡がありました。
そこで、わざと間をはずしました。(よくやる手なのですが)
「悪いけど、少しかかるから、担当でやっといて。」
一度、自分たちで揉んで欲しいと考え、出先からわざとゆっくりと帰りました。
協議はなされていたようですが、まだ、荒削りなところがありました。
「全体的には、よくできているが、もう少し足りない。もうひと踏ん張りして欲しい。」とお願いしました。
 しかし、こういう資料を短時間で作り上げると、その内容によってしまい、なかなか自分では筆を入れにくいものであります。
 そこへたまたま、伊台の渡部くん(公民館主事)が帰りがけによってくれたので、彼に相談するように指示しました。
「あ、変わった。」と思ったのは、相談する側もされる側も自然体に受け入れ、真剣に考えてくれるのです。
きっと彼等は気づいていないでしょうが、実はこれがチームワークなのです。
特にうちの課が難しいのは、内勤と出先の職員の意思疎通をどのように図るか、それが私の課題でもありました。
 今日の課題に対する結果は、もう少しかかるとは思いますが、頑張れば何がしかの打開策が出てくると信じています。
そして、その過程で、このような新たな発見がある、本当に仕事って楽しいですね。

忙しかった理由

2006年10月30日 01時45分39秒 | その他
 言い訳がましいのですが、最近、ブログを怠けていた理由の一つに、人事考課の作業に追われていたことがあげられます。
本市では、この冬のボーナスから、業績考課によって支給額が異なってくるのです。
50人以上の職員に優劣をつける...。
しかも、出先が41箇所もあり、常時、目配せできていない状況の中で、いかに評価すべきか、ずっと悩んでいました。
すると、なかなか作業が進まない。
一人ひとりのいいところが出てきて、自分でもつい甘く評価しているなと思いつつ、上に上げてみました。
結果は、評価が高すぎるという結論でした。
つい、苦労をかけていると思うと、甘くなってしまう。
ん~、やっぱり私は管理者失格かもしれない。
差し戻しになった資料と、またまたにらめっこ。ん~....。
他の仕事をしていても、これだけが気になって仕方がなかったのであります。

 そして、出た結論は、この半年間少しづつですが、皆さんの職場を覘き、さまざまな事業を覘かしてもらい、その仕事ぶりを見ながら自分なりに総合的に評価してみました。
 もし、心外な結果に終わった方、誠に申し訳ない。
もっと、皆さんと語り、もっと皆さんの本質を見ようと思います。
ですから、積極的に私にいろいろとアプローチをしてくださいね。
なんでも結構ですよ。