走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

道後公民館の稲刈り

2006年10月08日 09時38分14秒 | その他
 今日、道後公民館が主催する稲刈りイベントに参加してきました。
 田んぼは、宮本公民館長のお兄さんや親戚の田んぼをお借りしたそうです。
 また、今回の稲刈りにさかのぼること6月に、田植えもしたそうです。
そこで宮本公民館長に「草刈や害虫予防はどうされたんですか。」と質問すると、「兄たちが全部やってくれたんですよ。多分、途中で覘(のぞ)きに来た人はいないと思いますよ。」(イベント前に、そのことを質問すると、本当に一人もいませんでした。)
 でも、宮本公民館長のお兄さんたちのように、公民館活動というのは、見えないところで、さまざまな人たちが協力していただき、はじめて成り立っているということを改めて気づかされました。感謝です。
 そして、今日取れた米の中に「もち米」があるそうで、これは後日、もちつきイベントをやって、老人福祉施設に配られるそうです。
こういう風に、一貫した事業というのもユニークでほほえましいと感じました。

 ところで、みなさん、知っていました?
お米ができるまでに、どのくらいの手数が必要か。
答えは、「88手間」だそうです。
「米」という字を分解すればわかりますよね。
それから、刈り取った米をなぜ逆さに干すのか。
答えは、逆さにすることですべての栄養分が重力によって米粒に集めさせるためだそうです。
勉強になるなあ...。

 また、最近、「食育」の重要性を様々なところで言われるようになりましたが、食べることも大切なのですが、「生き物(動物、昆虫、植物すべて)の大切さ」と「作る人の大変さ」を学ぶことも「食育」につながるような気がするなあと、感じた一日でした。

 それにしても、宮本公民館長をはじめ関係者の皆様、そして中矢公民館主事にトクちゃん、お疲れ様でした。

笑いのセンス

2006年10月08日 02時16分17秒 | その他
 私のテレビ番組の一つにNHKの「課外授業ようこそ先輩」というのがあります。
昨日の主演は、津軽弁を駆使する「方言詩人」伊奈かっぺいさんでした。
 彼は、中学生のときに母親を、高校生のときに父親を亡くされたそうです。
そして、彼は、人生の内でもうこれ以上の悲しみはやってこないと、だから、これからは笑いながら生きていこうと誓われたそうです。
凄(すご)い居直り方だと思いませんか。
 それからの彼は、そのことを実践し、周りの人たちにも、笑うことの大切さを説いておられます。
 そして、この番組の中で、子どもたちに身の回りにある「かわいそう」探しをさせていました。
子どもたちは、ブランコをいつも重い人を乗せてかわいそう、時計の針は早く進みたくても少しづつしか進めなくてかわいそう...といった具合に、大人たちが気づかないところにスポットを当てて、かわいそうを見つけていく。
 彼は、笑いの原点に優しさが必要なんだということを言いたかったのではないのだろうか。
優しさがあるからこそ、労う気持ちが生まれ、そして人を笑わせようとする。
それが、例え創り話でもいいという考え方。
 世の中、子どもたちに「嘘を付くことはよくないこと。」と教えています。
でも、笑いのセンスは、例え嘘でも、その人を思い、労う気持ちがあれば、時には必要なんだと教えてくれた。
 伊奈さんの詩集が出ているので、買いに行くことにします。