第5回貸金試験の民法から「消滅時効」に関する問題。
論点そのものはなんということもないところからなんですが,問題なのはこの形式。
「正」と「誤」の組み合わせ形式で正解を出させる問題は,今年の第6回試験はいうに及ばず,来年度以降も貸金試験では多用される可能性が大・・
慣れていませんと,予想以上に苦戦してしまいますので要注意です。
「問題」
消滅時効に関する次のa~dの記述について、その内容が適切なものを「正」とし、適切でないものを「誤」とした場合、その正誤の組み合わせとして適切なものを(1)~(4)の中から1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
a 消滅時効は、権利を行使することができる時から進行する。
b 時効の中断の効力を生ずべき承認をするには、相手方の権利についての処分につき行為能力又は権限があることを要する。
c 裁判上の請求は、訴えの却下又は取下げの場合には、時効の中断の効力を生じない。
d 時効の利益は、あらかじめ放棄することができる。
(1) a-正 b-正 c-正 d-誤
(2) a-正 b-誤 c-正 d-誤
(3) a-誤 b-正 c-誤 d-正
(4) a-誤 b-誤 c-誤 d-正