平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

温暖化は植物の味方

2008-02-16 12:30:51 | 地球温暖化
画像は、2007/11/11に撮ったものです。午後4時ごろ、あと1枚刈ろうと田んぼの前にやってきて、草があまりにも伸びているので嫌になり、写真だけを撮って帰りました。

私の実家は農家です。規模を縮小しながら農地を維持してきたのですが、4年前、両親が相次いで倒れてしまい農作業ができなくなりました。それを機に耕作をやめることにしました。でも、耕作をやめても草刈はやめられません。近所迷惑になるからです。雑草の種子が近所の田んぼに飛散するのを防ぐために、6月上旬から9月下旬頃まで、だいたい3週間位のサイクルで耕作放棄田の草刈を行います。炎天のもと、熱射病に注意しながら何の収穫もない田んぼの草を刈るのは実に空しいものです。なんの因果でこんな目に遭わなければならないのだろうと愚痴りたくなります。

それにしても草の伸びる勢いには凄まじいものがあります。写真を見てください。11月なのに枯れる気配まったくありません。青々と茂っています。植物の成長にとって温暖化はプラスに働きます。このことは、ハウス栽培の意味を考えると容易に理解できます。また、年々増えている二酸化炭素は植物にとっては栄養です。つまり、温暖で二酸化炭素濃度の高い現代は、植物の成長にとって最適な時代なのです。

江戸時代は寒冷な時期でした。飢饉が頻発し東北地方では多くの餓死者を出しました。植物の最大の敵は寒冷化です。温暖化は敵ではありません。今、世界には60億以上の人々が暮らしています。江戸時代のような寒冷期が再来すればどうなるでしょう。考えただけでも空恐ろしくなります。温暖な時期を好機と捉え、砂漠の拡大防止や食糧増産に目を向け、そのための投資を行うべきです。二酸化炭素削減に無駄な労力を費やすのは馬鹿げています。

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