新年度、新入社員の皆様へ:就職とともに始まるキャリア開発
誰しもそうだと思いますが(私もそうでした)新入社員としての出発は、期待の一方で大きな不安と共にあるものです。
新しい環境の中で、自分はどれだけやっていけるのだろうか・・・・・?
新入社員の中で、将来の自分の姿がきちんと描けていて、それに向かって邁進できる人は、恐らく極めて少数でしょう。
大多数の皆さんは、まだ、自分に何ができ、何に向いているのかよく解らないままに、先ずは配属先で与えられた仕事に慣れることに一生懸命ということになります。
それでいいのです。心配はいりません。先ずは、「仕事の中での人間関係の構築」に慣れるのがサラリーマン生活の第一歩です。「チームワーク」の実体験です。
企業の中でもいろいろな仕事があり、3年前後で、異動、配置転換があります。結果的にいろいろな仕事を体験することになります。会社は「適材適所」の人事配置をするために、あなたがどんな仕事に適しているのかを見ています。
あなたも自分がどんな仕事に適しているか、どんな仕事をやりたいのか、3年、5年、10年の仕事の中でだんだん解ってきます。
プランド・ハプンスタンスとかセレンディピティ―などという言葉もキャリア開発ではよく使われます。説明すると長くなるので、ネットで検索してください。
多分、好きな仕事に落ち着くことになる、あるいは、やっている仕事が好きになるといったことになっていくのです。自分の求めるキャリアを常に真剣に考えていると、次第に、あるいは突如パッと霧が晴れ、行くべき道が見えて来るでしょう。
そして、自分の進むべき道が解ってきた時、それまでにやってきた全ての仕事の経験が目指す仕事の中で生きてくることも解ってきます。
職場の中での専門家になり、次第に、社内での、業界での、国内での、世界での専門家になるつもりでやってみるのもいいものです。
若いあなたには、時間は十分あります。