tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

新年度、新入社員の皆様へ:人間も企業も投資で成長

2015年03月27日 22時30分15秒 | 労働

新年度、新入社員の皆様へ:人間も企業も投資で成長

 経済で最も基本的な概念に

   所 得 = 消 費 + 投 資

というのがあります。あなたも給料を貰ったら、それを今日の生活のために使ってしまうのではなく、将来の自分のための投資に使う分を必ず確保しておくことが大事です。

  入社した企業の属する業界の勉強、自分の配属された職務の知識などについての本を買う。買うだけではなくて、きちんと読む方が重要かもしれません。

仕事に役立つ資格を取るためにも、おカネも時間がかかるでしょう。 

 こういうのは堅い話ですが、良い先輩の話を聞くために時々一緒に一杯飲む。人脈づくりのためのお付き合いで飲み会参加も必要な投資でしょう。 

 こうしたものに掛かるおカネは、消費のように見えても投資です。耐久消費財で言えば洗濯機や電子レンジは消費ですが、パソコンやスマホは、消費でもあり、投資でもあります。今は重要な知識や情報はいくらでもネットから入ってくる時代です。 

 此処までは従来からよく言われる「給料を全部生活費に使うな」「将来の自分の成長のために投資せよ」という、人生の先輩たちの教えです。 

 私の付け加えたいのは、こうしたおカネの「現在用と将来向けの適切な配分」と同時に、「時間においても適切な配分が必要」だということです。

 1日24時間という限られた時間の中で、今日を楽しむ分と、将来をより良くする分に分けなければなりません。 

 将来をより良くするための時間(勉強のための時間)は通常、「自分のための時間」で、24時間から労働時間を差し引いた中から、睡眠や休息、家事・食事、今日を楽しむ時間とともに、キチンと確保しなければなりません。 おカネを消費と投資に分けるように、時間も消費と投資に分けるのです。だらだら残業に時間を使うなどは禁物です。 

 ワーク・ライフバランスという言葉は最近の流行りですが、このライフの部分に、自分への投資の時間を確り組み込んでください。これは将来の自分の仕事をより高度なものにするための時間ですから、将来のワークの質の向上(自己啓発)に役立つのです。 

 ワーク・ライフバランスは、政府や企業が考えることではなく、本当は自分で設計するものなのです。おカネと同じように、時間も自分の判断で、確り「投資」にも使うように心掛けましょう。きっとより良い将来が待っていると思います。



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