今年のように「梅雨明け宣言」があった途端に毎日猛暑、こんなにくっきり「梅雨と夏空」が交代するのも珍しいような気がします。
お陰でオリンピック出場のアスリートたちは、大変でしょうけれど、流石は鍛えぬいた体の持ち主という事でしょうか皆さん実力を発揮しておられるようです。
この集中豪雨から酷暑への急転換で、熱中症で搬送される方も増えているようですが、わが家の狭い庭のチューリップ花壇から変わったミニ菜園にも被害が出ています。
5月下旬に、花壇から菜園へのご報告は致しましたが、梅雨の雨ならぬ集中豪雨の中でも順調に育っていた4本の胡瓜のうち1本が熱中症で枯れました。
炎天下で胡瓜の葉は昼近くには萎れて来ます、水をやったのですが元気になって呉れません。気が付いたら、苗を植えるときに強いたポリシートがそのまま。
これは熱中症ではなく私の不注意。それまで雨が多かったので済んでいたのでした。
茄子とトマトはお蔭様で元気で、強い太陽の光を浴びて、茄子は実を太らせ、ミニトマトは急に赤みを増し、まさに朝取り野菜で食卓を飾ってくれます。
形は悪いが味はいい
真っ赤なのは食卓に提供済み
ミニトマトは2つに割って、削り節をかけ、醤油かドレッシングでサラダ、茄子は縦に平たく切って鉄板で焼いてソースを少量トロッとかけると、私には牛肉よりおいしく感じられます。歳のせいかもしれませんが、焼きナスは美味いよという友人も結構います。
昔は、「鴫焼きナス」などと言って粗食の代表でしたが、グルメの時代に立派な食材に変身です。
因みに
「菜もなき 膳に哀れは知られけり 鴫焼き茄子の 秋の夕暮れ」
(心無き身にも哀れは知られけり鴫たつ沢の秋の夕暮れ 西行法師 の替え歌)
二階のベランダのトマトは水遣りを忘れて、葉が枯れかけてしまい、慌てて水遣りをして何とか復活しそうですが、こんなに実をつけていました。植物の真面目さには、とても敵わないなと思いました。