tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

コロナ対策が最重要課題では・・・

2022年01月08日 12時05分55秒 | 政治
オミクロンの拡散スピードの速さはまさに驚異的です。
デルタ株の抑え込みに成功したかに見えて日本ですが、オミクロンでは水際作戦など簡単に突破され、すでに市中感染で、怖しいスピードで拡散です。

感染力は強いが症状は軽いなどと気休めをいう意見もありますが、コロナ菌が更なる突然変異をすることはないなどという前提では、問題の解決はないでしょう。

最悪の事態を考えれば感染力がさらに強く症状も強烈なコロナ菌の変異株が出てくる可能性がないなどとは誰も言えないでしょう。

こうした可能性を考えれば、対抗策の基本は「ワクチン研究の進歩」しかないのではないでしょうか。
早期に変異株にも適切なワクチンを開発する、更には治療薬を用意するといったことができて、はじめて「備えあれば憂いなし」といえるのではないでしょうか。

経済も政治も、国際関係も、これが成功してコロナの心配が解決してはじめて可能になるのでしょう。強力なコロナの新種変異株が猛威を振るう中では、最優先は、出来るだけ多くの人類が生存を続けるということになるはずです。

そんな大げさなという意見は当然あるでしょう。しかし、個人レベルに下りてみれば、現在でもこうしたことが現実になっている家族や地域があるのです。

楽観論も人の気持ちを和らげる効果はありでしょう。然し、対自然現象の場合は、最悪の事態を想定するのが原則といわれます。

翻って、日本の場合を考えてみましょう。ワクチンも治療薬も外国頼みです.政府は三回目のワクチンの前倒しと言っていますが、その都合も外国次第です。
これから何が起きるかわからない時に最も重要な対策が外国頼みです。

日本より早くワクチンを開発している国も沢山あります。日本の遅さが気になります。
それを関連研究機関や製薬会社の責任にすべきではないでしょう。国にとって喫緊の最重要課題は国が総力を挙げて成し遂げるべきものです。

これまでも、コロナ関係の研究開発援助より、後追いのバラマキに使った予算の方が膨大でした。

今、研究開発段階で最も問題になっているのが治験の困難さだと聞きます。
確かに感染者が多い方が治験はしやすいでしょうが、すでに開発されたワクチンがある場合には、優越性試験とか非劣性試験といった方法が可能です。

治験の対象者にしても、全国の保健所、病院、医師会などの全面的な協力を得れば不可能ではないでしょう。

こうしたことも、政府がどこまで日本をコロナ対策先進国に早期に押し上げるという強力な意思を持つかによって可能にも不可能にもなる事でしょう。

コロナ制圧の道はまだまだ遠いようです。日本全体が本気になれば、今からでも決して遅くはないと思うのですが、政府はどの程度の事を考えているのでしょうか。
政府の本気度が問われているような気がします。

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