tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

緑の日ですが、今日は花二題です

2023年05月04日 21時37分34秒 | 環境
温暖化の影響が徐々に出て来るのでしょうか、今年は早めに暖かくなり、花の時期も一週間前後ぐらい全体的に早いようです。

4月の15日、早春から順に咲いてきた花を並べましたが、最後に久留米ツツジとアケボノが妍を競うところをご紹介した。

アケボノは狭い庭の西の端で、東の端はアケボノの兄弟分のオオムラサキで、毎年アケボノより10日ほど遅れて満開になります。先週がオオムラサキの満開の日々でしたが、現役の頃から、この時期は、朝、玄関を出るとき、元気がもらえる日々でした。

玄関の南側に嵌めこみのガラス窓があって、居間から玄関に出ると満開のオオムラサキの濃い赤紫が目に染みるのです。

ああ、今朝もオオムラサキが綺麗だなと思って駅に向かうのですが、あるとき気が付いたのがオオムラサキの手前に柘植が伸びていてこの時期新芽が伸び、その緑が窓枠芸術のべースになっているという事でした。こんな景色です。(先週撮った写真)



柘植の新緑は、気が付けば素晴らしい緑で、その緑とオオムラサキの濃い赤紫の二段構造が西湖は蘇堤の「千里鶯鳴いて緑紅に映ず」の如くです。(些か大袈裟ですが)

オオムラサキはすでに散りはじめ、下のホタル養殖用のU字溝はメダカの姿も見えない程のびっしりの花筏です。

ところで、玄関を出てすぐ左側では、今日がカルミヤ満開の初日です。
このカルミヤも何回か触れていますが、根元から日本に分かれた南側の幹が昨年枯れ、幸い残った方は元気で、少し背丈を伸ばし、今年も可愛い花を沢山つけてくれました。



カルミヤの花というのは本当に繊細で、直径1.5cmほどの小さな一つ一つの花が、一輪だけ見ても、正に造化の妙と感じるような精密な設計で、拡大してみると、自然の花というよりイヤリングか何かにしようと誰かが工芸用プラスチックで仕上げた製品のような感じです。



そんなことで今年も一輪の拡大写真をお見せしました。
世界が平和で、こんな花々を見ながらのんびりした老後なら本当にいいなと思うのですが、人間にはまだ「競い」より「争い」を好む人が結構いるという事でしょうか。

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