tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

肥ったブタは(ry

2007-07-30 23:15:36 | 日記

お願い:いい年こいて、しゃれのわからない人と、13歳未満のお子様は読まないでください。意味の判らない人はほん訳コンニャクを食べること。バブルフィッシュでもOKです。

昨日の選挙で自民党が歴史的な大敗を喫した。民主党は、自民党に代わる政権の担い手として国民の支持を得たが、必ずしも民主党のマニフェストすべてを受け入れて、民主党に政権を託したわけではない事を胆に命じて欲しい。

安倍政権が非常に窮地に追い込まれた最大の原因は、言わずもがな年金問題である。去年の6月に民主党の長妻昭議員が社会保険庁の調査に乗り出し、今年の2月に5000万件以上もの行方不明の年金があること発表した。この間、社会保険庁は、民主党を中心にした野党、そして週刊誌、新聞に、年金の記録がめちゃくちゃになっていることをどんどんリークした。その結果、安倍内閣は危機管理ができていないと国民の信頼を失う結果となった。相対的に、この年金問題の追及を行った民主党が株を上げる結果となったのである。
だが、考えて欲しい。年金問題は直接の原因は、言うまでもなく安倍内閣にあるのではなく、社会保険庁の官僚達にある。それを、なぜマスコミがこぞって年金問題は安倍内閣せいとしたのか、なぜ、これほどまでの、それこそ、むちゃくちゃな理屈による世論誘導に走ったのか。
これは、週刊誌を中心にマスコミというのは一見“官僚叩き”をするように見えるが、重要な情報源である官僚たちとは徹底的に戦えない弱みを持っていることによる。長いものには巻かれろってことだ。だから、マスコミはこぞって、情報が欲しい故に肥ったブタ達の擁護にまわったのだ。
その影には、社会保険庁の官僚達が、自分たちがクビになることを防ぐために安倍政権にダメージを与えようとしている意図がみえみえだ。安倍内閣は、社会保険庁を解体して、一度全員クビにして民営化すると言っている。社会保険庁の役人というのは官僚だ。官僚というのは決してクビにならない、決して倒産しない、さらに天下りできるという、非常に安定した身分だ。つまり、社会保険庁の官僚達が安倍内閣の失墜を狙って、一連の情報をマスコミにリークすることによってクーデターをしかけたのだ。そして、昨日の参議院選挙で自民党が負けた結果を受けて安倍首相が退陣すれば、社会保険庁改革の灯りは消えてしまうことになる。

もう一つの逆風の原因は、橋本龍太郎元首相も、小泉前首相でも改革できなかった公務員の天下り問題だ。各省庁の官房長が握っていた天下り斡旋の権限を奪おうというのだ。これまでの官僚は40歳ぐらいで肩たたきが始まり、そのイス取りゲームに破れると関連法人へ2~3回天下る。現役の官僚時代に得る収入は生涯所得の半分。あとの半分は、その後の天下り先で得るというのが、これまでの官僚の人生だった。この現役を去った以後の官僚の天下りを断ち切る改革である。国民の誰もが望み、しかしながらタブーであり、誰もが手をつけられなかった改革だ。官僚達は、残りの生涯所得の確保を目指して、まさに全省庁が公務員制度改革に猛反発して、マスコミを操作し安倍政権の失墜を狙った。

昨日の選挙で、社会保険庁解体と公務員制度改革を進めようとする安倍政権には、国民はおろか、自民党内部からも逆風が吹きまくった。だが、この安倍政権への逆風を仕掛けたのはとりも直さず肥ったブタ達であり、自民党内の反安倍勢力だ。それを煽っているのがマスメディア。その壮絶な反撃に安倍政権が苦境に立たった。社会保険庁を含め国家公務員が支持母体の民主党よ。日本をどこへに連れて行こうとしているのか。腐敗を招いた自民党、志の低い民主党、正義のないマスコミ、国民を食い物にする官僚。道は険しい。