長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

○お盆のような月が・・・

2010-07-27 07:43:41 | Weblog
東京では7月が盆という習慣があるみたいだ。
とくに、界隈、下町ではそんなならわしがある。
ぼくら、西日本側の人らは、8月が盆だと、生まれてこのかた
疑ったことがない。ワカも元気も、この8月が初盆だ。

昨日、暑い中、ふたりのピアニストがカウンターにとまった。
りんちゃんとぶんこちゃん、どちらも若手の男性ピアニストだ。
りんちゃんは、2007年の年末にふらりと、やってきて、押上に
住ながら、全国でコンサートをやっている。原田先生に花を習う
同志でもある。
そのりんちゃんこと、赤松林太郎くんが、8月14日(土)の
コンサートをやってくれることになった。ジョージ・バンダム
さんというベルギーの音楽家が、その日に、演奏してくれる。
じょーじくんは、2度ほど天真庵で蕎麦を食べたことがあるが、演奏
は初めて。N響の山根さんと、三者揃い踏み、みたいな豪華なコンサート
になった。はやいもんじゅん。

昨日の夜は「順受の会」。
昨日から二学期で、陽明学の王陽明の「伝習録」がはじまった。
「習」という時は、小鳥の子鳥が、羽をばたばたさせて、巣立ちを
する練習をしている象形文字だ。
「自噴の水」ではないけど、自らの気持ちでいろいろな世界に足
を踏み入れ、学んで時にこれを習う、といろいろなものがキラキラ
してくる。
ネットなどの情報で、一方的にいろいろな情報が入りやすい時代
になったけど、ねっとや雑誌で、「いい」と書いてあるから、
いくのではなく、「自分の意思」でいき、「自分の舌」で味や雰囲気
を楽しむ、ような習慣をつけないと、「食事を食べている」のか
「雑誌を食べているのか」区別がつかない輩ばかりになる。

夕方「HANAKO」を見て来店されたお客さんがいた。カウンターに
ぞくぞくと、「論語読みの論語しりたしオヤジ」がやってくる時間帯
だった。カウンターで「蕎麦屋でひとりそば酒」を楽しんでいたのが、
知らない間に、勉強会の中に席を移し、陽明学を学ぶハメになった。
いい意味で、人生の1ページになれば、幸いだと思う。

今日は「英語で蕎麦会」
楽しく英語を勉強しながら、酒も学び、蕎麦くいも学ぶ、
そのうち、蕎麦打ちも学ぶ・・・?

明日、明後日は連休。