長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

竹細工

2010-07-11 07:39:45 | Weblog
今日から、竹細工の教室が始まる。
昨日は、準備のため、講師になる清水さんが
颯爽と大分の別府からやってきた。間髪をおかず、
竹なども宅急便でおくられてきた。
別府といえば、ぼくたち北九州人たちは、きまって
小学校の修学旅行は、別府が定番になっている。
小学生が温泉、というのは、ちょっと渋すぎな感じが
するけど、地獄めぐりや、猿の高崎山あたりを巡るのは、
幼い子らの感性を、磨かせるには充分な修学だったと思う。

代々のリーダーが交代する時には、子どもニュースや新聞
なども大きく報道してきた。
猿のボスになるには、力が強いだけでは、だめらしい。
雌猿に好かれないと、なれない、というのが、ならわしだった。
どうもこのあたりは人間にも通じるところがある。
最近は、ボスを頂点に、という組織をとらずに、少数団が
微妙に共生しながら、楽しく生き暮らしているらしい。
それに比べると、われわれ人間は、総理になったらいばって
増税を発表したり、過半数がとれたらどう、割ったらどう、
など、まだまだひとつ世代前のサル山で、生きているような
ものかも。

将来使うかもしれない、花器や笊蕎麦の笊や、鳥かごでも
編みながら、これからの生き方を模索する、なんてなかなか
風流なものだ。また新しい邂逅に乾杯したくなるような1日が
始まる。

昨日は、ぼくが最も尊敬するコーヒー屋「D某珈琲」のDさんが
珈琲を飲みにきてくれた。東京にきてから、もとい、京都に
いる時から、お店で飲む珈琲は、D以外はありえない。
「ひとつごと」をやりぬく人の所作やひとことは、学ぶこと多し。