長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

連弾コンサート

2010-07-17 07:11:21 | Weblog
昨日はお茶会でった。
メインイベントは、大宅さおり&大宅裕さん兄弟の
連弾コンサート。生まれて初めて、一台のピアノ
を、ふたりで競演(連弾)するコンサートを生で見た。
ベルギーの音楽祭のために、半年以上もかけてアレンジした
プログラム(ベートーヴェンの歌曲「君を思う」、シューベルトの
妄想曲、ストラヴィンスキーの「春の祭典」)は、どれも、
こころに染みた。最後の「春の祭典」は、夏祭りをライブで見て
いるように、不整脈になりそうなくらい、すごかった。
ふたりのご両親もピアニストという稀有な音楽家族の真骨頂みたいな
音楽祭だった。

ふたりとも別々に、天真庵でピアノのコンサートを
やってくれたことがある。さおりさんがやってくれた時は、
おなかが大きく、「胎教にいいの」と演奏したときにおなか
の中にいた子も、今回は元気な男子として、乳母車で
演奏を聴いていた。そして来週の水曜日は、大宅裕さんが、
N響の山根さん宮坂さんとコンサートをやってくれる。

帰ってきて、夜のスケッチの会の準備をしていたら、
戦車くん(もちろん本名ではない)が、ニコニコして
やってきた。7月31日の「花火大会ライブ」のときに着る
浴衣ができあがったらしい。煎茶仲間の「張福」さんに
ドレスコードである浴衣をオーダーしたのだ。
浴衣も帯も、「よー、江戸っ子」というようや粋なものだ。
さっそく、帯の締め方も、習ったらしい。
その後、「煎茶を飲みたい」というので、久保さんの宝瓶(ほうひん)に
宇治の上等な煎茶を入れ、斑唐津の煎茶椀に入れてだした。
戦車くんは、書、竹、ねんどなんかに参加しているが、そろそろ
伝授の会で、煎茶を習いにくる、といいだしそうだ。
秋から「かっぽれ」をやりたいという若者が向島にいる。ので、
相方になってくれないだろうか?とも思う。
いろいろ「奇人」みたいな文人が集まってきた。
煎茶も蕎麦も珈琲も、ハウツー式学ぼうと思う思うと、すぐに
学んだつもりになるようなものだ。でも、その奥義を極めよう
と思うと、どの道も、最低5年くらいはかかるし、それからまた
違った奥の道が見えたりして、「おわり」がないものだ。
旅の途中で、野垂れ死、するような道だけど、同じ道を歩む
同志がでてくるのは、たいへんうれしいことだ。

スケッチの会では、毎週のように「蕎麦打ち」にくる、風貌が
ぼくの師匠みたいな「だるまさん」がきて、遅くまで、亀泉を
飲みながら談論風発。おもしろい奇人たちが、毎日やってくる。

今日は「もなか屋」が営業日。
明日は「えりか庵」
月曜日も祝日なので、「もなか屋」は三連荘。