長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ゆずすこ3

2010-07-06 07:19:35 | Weblog
昨日はSpice Cafeは定休日だったけど、伊藤シェフが
蕎麦を食べにきてくれた。さっそく、「ゆずすこ」を試食してもらう。
さすがに、トレンディーなcafeのオーナーなので、感度が抜群だ。
「近くの空き地を借りて、農業やりませんか?」という提案もあった。
「文花一丁目・農園Spice Cafe」「押上農家食堂・天真庵」
と、改名する日がくるかも知れない。
彼と話をしていて、いつも感じるのは、これからのcafeの役割というものが
が、「ただおいしいものを食べたり、飲んだりする場」
ではなく、「その場や、そこで出会うもの・ひとを、「通して」何を
創造していくか」ということ、それが一番大事な役割だということ。
それが、できないなら、彼もぼくのお店も、即刻廃業すると思う。

夜は「ダメから始める中国語」だった。先月に続いて、神戸から
参加された女子がいた。女子はやはり元気だ。
いつも元気な女子といっしょに、蕎麦会になるのだが、
この会の人たちは、不思議な酔い方をする。昨日は
寒山拾得の話で盛り上がり、南條先生の画集に書いて
ある漢詩を、先生がろうろうと中国語で詠んだりした。

昼間も、神戸に住んでいるお坊さんが蕎麦を食べにきた。
時々上京するときに、神戸のお洒落なお菓子なんかをもって
やってくる。お店ではあまりしないけど、選挙や宗教の話しを
お互いに「機関銃トーク」を関西弁で、まくりたてる。
おもろい坊さん。こんな奇僧なんかを友だちにもっていると、
人生は2倍か3倍楽しい。

今日は会計士がやってくる。ITの会社をやっていた時からの
つきあいだ。彼もやはり奇人みたいな人だ。
いろいろな人間がいて、それぞれ、知り合ったり、けんかわかれに
なったり、憎んだり、怨んだり、ときどきまた波動があって、
何かをいっしょに協力してやったり・・・いろいろ。

明日はかっぽれ。
こんどの日曜日から、いよいよ「竹細工」が始まる。
もともと池袋でやっていた会なので、ひきつづき
こちらでやる人の数が、定員オーバーしてしまって、
月曜日の会は、違う場所でやることになった。
なんだかまだ始まっていないけど、新しい出会いや、
おどろきがいっぱいおきそうだ。

来週は14日は「薩摩琵琶のライブ」(蕎麦・珈琲つき2000円)をやる。
榎本百香さんは、天真庵ライブは2回目。
一回目は、一昨年やった「煎茶会」の時、玉露を飲んで
こころが静まっているところで、演奏してもらった。
まだ彼女が東京音大の現役女子大生だったころ。
「幽玄」という言葉を、初めて、体で感じた瞬間だった。
こんな素敵な会ができるのも、この地に、縁があり庵を
結んだからにほかならない。 天恩感謝。