天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

中国の人権行動計画・・・

2009年04月13日 22時46分00秒 | 日記
 昨夜は、評判のレッドクリフがテレビで初放映があったので、それを見ていました。
 三国志に題材を取ったスペクタクル映画ですが、
 最近パート2が封切られたようなので、その前宣伝もあったのでしょう。

 CGを駆使して、軍団の動きなどが眼前に展開され、
 今まで余り見たことのない映像だったので、引き込まれました。
 それと同時に、余りにも人が死に過ぎるなと感じました。
 関羽や張飛などの三国志の英雄達の活躍は、
 文字をそのまま映像にするとあのようなものなのかも知れませんが、
 却ってリアルさがなくなったような印象でした。

 その中国で、今日、政府は、人権保護のため取るべき措置と目標を定めた
 初めての「国家人権行動計画(2009-10年)」を発表しました。
 監獄や拘置所で受刑者や容疑者が暴行を受けて死亡する事件が相次いでいるため、
 自白の強要や体罰、虐待を禁止し、
 関与した者を処罰することが盛り込まれたと時事通信は配信しています。

 また、死刑制度については「厳格に抑制し、慎重に宣告する。
 執行猶予の2年間に罪を犯さなければ処刑せずに減刑する制度を
 完全なものにする。」との事で、
 6月4日に天安門事件が20周年を迎える中、
 西側から中国の人権状況に関心が集まることを見越し、
 中国政府として人権保護に取り組んでいる姿勢をアピールする狙いがあるようです。

 中国では、去る9日、昨年夏の北京五輪を妨害しようとして、
 開幕直前の8月4日に新疆ウイグル自治区カシュガルで
 武装警察部隊を爆弾などで襲撃し、
 17人の隊員を殺害したウイグル族の男2人が処刑されています。
 カシュガル地区体育場で開かれた宣告大会には、
 約4000人の市民が参加したそうで、
 処刑が公開だったかどうかハッキリしませんが、
 見せしめであった事は間違いありません。

 死刑大国である中国が、死刑制度の抑制に本当に向かうとすると、
 日本は取り残される虞が更に強くなります。
 国民の多くが死刑制度を望んでいると言う異常さに
 早く気づく必要があると思います。
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