天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

この1年・・・

2023年12月31日 18時18分30秒 | 日記
 2023年(令和5年)も間もなく終わろうとしています。
 世界的にも国内も色々あった年でしたが、
 僕にとっては、思いもよらぬ事が多く、とても良い年だったと思います。
 今年もあちこち出掛けて来ました。

 1月には、長年行きたかった江戸東京たてもの園に行きました。
 由緒ある建物が多数残っていて、良い施設でした。
 また、宮城県の多賀城市、神奈川県の大磯町、
 千葉県の安房小湊に行きました。

 3月には、国立近代美術館の
 「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」を
 観に行きました。
 明治以降の重要文化財になっている芸術作品を観る事が出来ました。

 5月、多賀城市の東北歴史博物館に、
 唐招提寺の鑑真和上像が来ているのを知り、
 1月に行ったばかりでしたが、改めて行きました。
 鑑真和上像は、唐招提寺でも6月16日の開山忌に拝観出来るだけです。
 2005年2月に東京国立博物館で展示されましたが、凄い混雑でした。
 今回、人が余りいなくて、じっくりと和上像を観る事が出来ました。
 また、岡山県の倉敷に行き、翌日備中高梁に行きました。
 備中松山城に行きましたが、登りが大変でした。

 7月、大人の休日倶楽部パスを使って、
 山形県の上山市、長野県の下諏訪町に行きました。
 下諏訪は良い天気でしたが、
 上山は雨に降られ、天気に恵まれませんでした。
 結局3日目に盛岡市にじゃじゃ麺を食べに行っただけでした。
 大人の休日倶楽部パスを利用するようになって初めての事でした。

 8月24日に、長男から、
 沖縄にバスケットの試合を二人で観に行こうとの話がありました。
 足の具合も本調子でないので迷ったのですが、
 試合のチケットも飛行機もホテルもレンタカーも
 手配出来たとの話なので行く事にしました。
 沖縄県でバスケットボールのワールドカップが行われていて、
 27日の日本が勝ったフィンランド戦を観て来ました。
 長男と二人で旅行に行ったのは、初めてのような気がします。
 これからもあるかどうか分かりませんが、
 僕にはとても印象に残る3日間でした。

 9月に我が家の洗濯機が壊れ、結局買い替える事にしました。
 10月1日のニュースで、東大寺の初代別当良弁僧正の1250年御遠忌で、
 東大寺法華堂の執金剛神立像が公開される事を知りました。
 毎年12月16日の開山忌以外開扉されない秘仏です。
 急でしたが宿も手配出来たので行って来ました。
 執金剛神立像も人が余りいなくてじっくり観られました。
 僕の行った10月5日は、転害会が行われていて、
 予定してなかった仏像などを観られました。

 次男は、一昨年嫁さんが急逝し、また独り身になっていましたが、
 良い相手とご縁があり、11月に入籍しました。
 明るい元気な娘さんで、ホッとしました。

 今月の3日、新国立競技場でのラグビー早明戦を観て来ました。
 試合は、前半で決まったような印象で早稲田は負けてしまいました。
 12月に入って、パソコンの調子がおかしくなりました。
 幸い2週間程度で無事に戻って来ましたが。

 今年も拙い日記にお付き合い頂き有難うございました。
 また来年も宜しくお願いいたします。
 末筆になりましたが、皆様が良い年を迎えられる事を祈念いたしまして、
 今年の日記を終わります。


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安倍晋三の死後・・・

2023年12月29日 18時41分50秒 | 日記
 昨年7月8日、安倍晋三元総理が、
 奈良県奈良市の大和西大寺駅北口の広場で殺害されました。
 安倍晋三の死後、パンドラの箱を開けたように、
 様々な災いが噴出したような感じがします。

 安倍晋三殺害の犯人は、
 母親が、旧統一教会の信者で、多額の寄付を行っていて、
 家庭が崩壊した事が動機とされた事から、
 旧統一教会に係わる様々な問題が明らかになりました。
 自民党と旧統一教会の関係は、
 安倍派の保守系議員を中心に続いてきたと言われています。
 安倍晋三の韓国嫌いが、
 日韓関係を歪めて来たように僕は思っていましたが、
 彼らの嫌韓はポーズだけだったのでしょうか?
 それとも、旧統一教会とだけは仲良しだったのでしょうか?
 ともかく、旧統一教会に対する解散命令が裁判所に出された事で、
 一応の方向が定まって来るのでしょうか?

 自民党のパーティー券を巡る裏金問題で、
 東京地検特捜部の捜査が進められています。
 捜査は自民党の各派閥に及んでいますが、
 金額が一番多い安倍派に焦点が当たっているような印象があります。
 政治資金パーティーの裏金問題で批判を浴びている自民党安倍派に対し、
 旧統一教会と関係が深いとされる日刊紙「世界日報」が18日、
 「安倍派報道の屈辱に負けるな」と題した声明を発表したとのニュースが、
 19日の中日スポーツに載っていました。
 旧統一教会は今も安倍派を応援しているのですね。

 2020年2月、東京高検検事長を検事総長にするため、
 安倍内閣が検察官の定年延長という前代未聞の閣議決定をしました。
 当時の東京高検検事長は、安倍晋三に近いとされていた人物です。
 この改正案は法律改正案が提案されましたが、
 この時は、検察の理念として「不偏不党」を掲げる検察当局が、
 政治的中立性が疑われる事態を招いていました。
 今回の特捜部の捜査に
 定年延長問題が直接関係している事はないと思いますが、
 捜査に携わる検事たちには、
 この問題の記憶が残っているような気がします。
 安倍晋三が存命だったとしたら、
 今回の裏金問題の捜査があっただろうかと考えていました。
 

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死刑執行のない年・・・

2023年12月28日 19時22分52秒 | 日記
 法務省と最高裁によると、死刑判決が確定し執行されていない死刑囚は、
 今年末時点で107人になる見通しと共同通信が報じています。
 法律は12月29日以降の年末は執行しないと規定しているため、
 今年は2020年以来3年ぶりに死刑執行がありませんでした。
 死刑囚3人が病気などで死亡し、新たに3人の死刑が確定したとの事です。
 今年10月、裁判をやり直す再審が静岡地裁で始まった
 袴田巌さん(87)は釈放されているため、
 刑事施設に収容中の死刑囚は106人になるとの事です。

 長くお付き合い下さっている方はご承知かと思いますが、
 僕は、頑固と自称する位の死刑廃止論者です。
 今年、何故執行がなかったのかは分かりませんが、
 廃止の方向に少し傾いて来たのだとすると良い事だと思います。

 昨年、ジュリア・ロングボトム駐日英国大使が、
 「日英関係は日本が死刑廃止へ動けばさらに良くなる」と発言しましたが、
 それが影響したのでしょうか?
 現職の大使が任国の制度に発言するのは異例な事です。

 イギリスでは、1965年に5年間の死刑執行停止を定めた法律が成立し、
 すべての謀殺(計画的殺人)に対する終身刑が導入されました。
 この間に凶悪犯罪の推移に大きな変化がなかったことなどを踏まえ、
 1969年に反逆罪など一部を除いて死刑を廃止し、
 1998年に全面的に廃止しました。
 日本の死刑制度の議論でよく出て来るのが、世論の支持です。
 今でも日本では8割程度の人が死刑の存置に賛成ですが、
 イギリスでも、
 1960年代には国民の7~8割が死刑を支持していたとの事です。
 それでも政治家の判断として、死刑執行の停止に踏み切りました。
 EUの加入条件の1つが死刑廃止ですが、
 イギリスはEUを脱退しても死刑を復活させてはいません。

 先進国主体の経済協力開発機構(OECD)加盟国(38カ国)で、
 死刑制度があるのは日本と韓国、アメリカのみですが、
 韓国は1997年以降執行しておらず、
 アメリカは2021年7月から、死刑のあり方を検証するため
 連邦法に基づく執行が停止されました。
 今年、死刑執行がなかった事は、
 こうした世界的な潮流によるものでしょうか?

 今の日本の死刑執行は、当日朝言い渡されます。
 1970年代までは、前日に言い渡され、
 残される家族に別れを告げられましたが、
 言い渡して執行までの間に自殺した死刑囚がいたため、
 当日になったとの事です。
 どうして当日にしたのかをマスコミが問い合わせても
 国からの回答はないようです。

 死刑囚は、収監中平日は毎朝執行の恐怖に脅えて過ごすとの事です。
 収監されている建物に、朝靴音が聞こえると自分の事かと緊張し、
 靴音が自分の部屋の前を通り過ぎると
 ホッとして力が抜けると書いた手記を読んだ事があります。
 また、そうした恐怖のないのが年末年始だとも書いていました。
 死刑囚の人たちは、少しは穏やかに年末年始を過ごすのかも知れません。

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野菜ジュース・・・

2023年12月27日 19時12分38秒 | 日記
 昨夜は、友人と酒飲みに行ったため、日記等は休ませて頂きました。
 この年末、やはりコロナが5類に移行した影響なのでしょうか?
 ここ数年よりはお誘いが多い感じがします。

 独居生活になって9年になりますが、
 当初から多くの人に言われたのが、野菜を食べろと言う話でした。
 そのため、意識して食べるようにして来ましたが、
 それでも1日350グラムの基準に達しているのかどうか疑問です。
 特に、野菜を摂るのに貴重な存在だった
 馴染みの中華料理屋が閉店してからは、
 どうするか考えて来ました。

 半年位前に、街中でヤクルトの宅配の女性と行き会いました。
 彼女は、お袋の所にヤクルトなどを届けてくれていた人で、
 顔馴染みになり、行き会うとにこやかに挨拶してくれていました。
 中々の美人さんで、とにかく明るい人です。
 彼女に野菜ジュースのようなものがあるかどうか尋ねてみたら、
 1日350グラムの野菜が摂れるとの製品があるとの事で、
 それを飲むようになりました。
 濃い感じのジュースで味は悪くありません。
 毎週5本ほど届けてくれますが、
 飲み残りがある時は、連絡して休んだりしています。
 これまで、朝食の時に果物の代わりに飲んでいましたが、
 寒くなって、飲まない日が増えて来ました。

 このジュースで、本当に1日分の野菜が足りているのか、
 正直言って半信半疑なのですが、
 飲まないよりは飲んだ方が良いかとの気持ちで飲んでいます。
 野菜ジュースを飲んでいれば、
 多少野菜が足りないかなと言う時も、心強いかなとも思ったりしています。
 本当に足りているのかどうか、
 次の人間ドックの時に保健師さんに訊いてみようかとも思っています。

 同居人がいた頃、いつも野菜を食べろと言われて来ました。
 兎じゃあるまいし、そんなに食えるかと言っていたのですが、
 意識して食べなくても、
 彼女の料理を食べていたら大丈夫だろうとの安心感がありました。
 野菜を摂る事に注意している姿を見たら、何と言うでしょうね?

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街を歩けば・・・

2023年12月25日 18時49分33秒 | 日記
 今年は、坐骨神経痛になった事や、暑かった事などがあり、
 街中を散歩する機会が少なくなりました。
 もちろん出掛けた時は、目一杯歩きました。
 10月に奈良に行った時は、3日間で8万5千歩ほど歩きました。
 しかし、トコトコ急いで歩く訳ではなく、ゆっくりと歩きましたので、
 余り運動にはなっていないかも知れません。

 そのような次第で、余り街中の面白い場面には行き会いませんでしたが、
 最近、面白い場面に遭いました。

 先日、警察に免許証を受け取りに行った時の事です。
 散歩がてら歩いて行きました。
 県庁の裏側に行った時、どこからか女性の話声が聞こえて来ました。
 前後左右、上の方も見ましたがどこにも姿が見えません。
 変だなと思いましたが、そのまま歩いて行きました。
 途中、トンネルがあります。
 女性の声がトンネルから聞こえて来るのに気が付きました。
 このトンネル、途中カーブしているので
 姿は見えなくても声が聞こえて来ます。
 トンネルだから声が響くのでしょう。
 トンネルのかなり前から声が聞こえていました。
 トンネル内での話は注意した方が良いような気がします。

 先日、県立美術館に「文晁と北斎」を観に行った時の事です。
 前にも書きましたが、県立美術館としては混んでいました。
 展覧会は、文晁の作品から始まりましたが、特に山水画から始まり、
 蘇東坡の赤壁賦に基づく絵が出ていました。
 僕の脇で観ていた高齢の女性が、文晁は中国人なのかと呟きました。
 それは違うと言いたかったのですが、
 差し出がましい感じもしたので黙っていました。
 そのような人が来るから混むのだとの考えもあるかも知れませんが、
 そのような人こそ来てもらいたいと、僕は思います。
 芸術文化は、なるべく多くの人に親しんで欲しいと考えています。

 街中で、老夫婦(だと思うのですが)が、
 街中で言い争う場面を見る事があります。
 男性が怒っていて、女性が不満顔をしている事が多い気がしますが、
 その逆も見掛ける事があります。
 そのような様子を見掛けると、羨ましいなぁと思う事が多くなりました。
 怒る相手がいる、喧嘩する相手がいると言うのは
 幸せな事なのだろうと思います。
 同居人が存命ならば、きっと僕が怒られていたとは思いますが。

 明日は、所用により日記などを休ませて頂きますので、
 お含み置き下さい。


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スポーツ観戦の週末・・・

2023年12月24日 18時57分43秒 | 日記
 昨日から、観たいスポーツが続きました。
 本当は、色々片付け物をしないといけないのは分かっているのですが。

 昨日はラグビーの大学選手権の準々決勝2試合を
 NHKが実況中継しました。
 早稲田と京都産業大学との試合でしたが、
 京産大のフォワードに早稲田が太刀打ち出来ない感じで完敗でした。
 さすがに京産大は関西リーグで1位だと思いながら観ていました。

 ラグビーの試合が終わる前に、
 バスケットのブレックス対島根スサノオマジックとの対戦が始まりました。
 最初、島根のペースでしたが、
 第2クォーターからブレックスのディフェンスが機能して、
 83対68で快勝しました。

 今日は、午前中から高校駅伝がありました。
 午前中の女子は、
 栃木県から、宇都宮文星女子が4年連続6度目の出場を果たしています。
 目標は12位以上との事でしたが、目標通りの12位になりました。
 この12位と言うのは、
 2014年に白鴎大足利が記録した13位が女子最高順位でしたので、
 それを超える事が目標だったのでしょう。
 目標を達成出来て良かったです。

 午後の男子は、那須拓陽高校が2年ぶり13度目の出場を果たしていて、
 目標は20位以内との事でした。
 那須拓陽は、スタートから20位程度を走っていましたが、
 結果的には、27位でした。

 若い人が一生懸命走る姿は良いですね。
 本当は年賀状を書いていたのですが、ついつい見とれてしまいました。

 そして今日の午後は、またバスケットでした。
 昨日と同じ島根スサノオマジックとの対戦です。
 第3クォーターまで拮抗した試合だったのですが、
 第4クォーターに入って、ブレックスが壊れてしまった感じで、
 シュートは入らない、簡単なパスミスを繰り返すで、
 観ていて嫌になりました。
 ここのところ連戦が続いていましたので、疲れが出たのかも知れません。

 昨日の最初の惨敗で始まり、最後の惨敗で終わり、
 何となく疲れてしまいました。

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北斎の川柳・・・

2023年12月23日 19時30分07秒 | 日記
 昨日、「文晁と北斎」を見て来た事を書きました。
 北斎は画業とは別に川柳を詠むのが趣味でした。
 宿六心配さんがお書きになった
 「謎解き 北斎川柳」と言う本で、僕は初めて知りました。
 作者の宿六さんは、本名西山新平さんで、
 長野県の渋温泉で旅館を経営されていましたが、
 2004年(平成16年)12月に、お亡くなりになったようです。
 宿六さんのご尽力なのでしょう、
 渋温泉では、北斎の川柳が句碑になっているそうです。
 
 柄井川柳が編集を始めた「誹諷柳多留」は75年も続きますが、
 柄井川柳が編集を止めて後、北斎は卍と言う号で寄稿していました。
 しかも、第85編では、序文を書いているとの事です。
 そして、北斎は浮世絵でも20回以上号を変えていますが、
 川柳でも幾つかの号を使っていたようです。
 北斎の投稿した川柳で、「誹諷柳多留」に掲載された数は
 220句余りになるとの事です。

 少し僕が好きな川柳を書いてみます。
 「田毎田毎 月に蓋する薄氷」
 信濃の姥捨山のふもと、小さな水田の一つ一つに月が宿る名所です。
 そんな月を閉じ込めるように、田には薄い氷が張っていると詠んでいます。
 川柳ですから、本当かどうかは分かりません。

 「芋は今 喉元あたり ろくろ首」
 これは、吉原の名妓、高尾大夫の
 「君は今 駒形あたり ほととぎす」のパロディだと思います。

 「焼いて見つ 煮て見つ鯛の 古さ哉」
 これは、加賀千代女の俳句として有名な
 「起きて見つ寝て見つ蚊屋の広さ哉」のパロディでしょう。

 「藪医者に富貴さづける風の神」
  風の神は風神の事ではなくて風邪の神なのでしょう。

 「其の腰で 夜も竿さす 筏乗り」
 「いゝのいゝのを 尻で書く 大年増」
 「前だれの内ぞゆかしき茶や娘」
 「まじまじと馬の見ている麦畑」
 以上は破礼(バレ)句なので、意味は省略します。

 川柳が好きと言うのは、
 北斎が諧謔趣味を持っていたからなのだと思います。
 北斎の絵にも、そんな傾向が見られるものがあるような気がしています。

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文晁と北斎・・・

2023年12月22日 19時04分29秒 | 日記
 10月21日から栃木県立美術館で、
 「文晁と北斎 このふたり、ただものにあらず」が開催されています。
 会期は12月24日迄です。
 いずれ行こうと思いながら、ずるずるしてしまい、今日観て来ました。
 切羽詰まらないと動かないのが僕の悪い癖です。
 しかし、良い事もありました。
 今回、北斎の富嶽三十六景が2期に分けて展示され、
 前半で「神奈川沖浪裏」、後半で「凱風快晴」と別れていました。
 ところが19日の下野新聞に、
 22日からの3日間、
 「神奈川沖浪裏」が特別展示されるとの記事が載りました。
 本当は、20日か21日に行こうと思っていたのですが、
 ならばと言う事で今日行った次第です。

 混むだろうと思って、開館の9時半の前に着きましたが、
 駐車場は残り僅かと言う状況で、何とか停められましたが、
 入館の入り口には長蛇の列が出来ていました。
 僕は、これまで何回も県立美術館に行っていますが、
 入館に列が出来ていたのは初めての体験です。
 後ろ姿だけきり見えませんが、ほとんどが高齢者と言う感じでした。

 館内は、絵の前に人だかりがしていたのは少なかったですが、
 概ねどの絵の前にも人がいるとの状況でした。
 展示は、谷文晁から始まりました。
 僕は、これほどまとまった文晁の絵を観た事がありませんでしたが、
 山水画から始まって、様々な絵が展示され、
 その全貌が分かるような感じでした。
 しっかりと真面目に描く人だったのかなと思いました。
 文晁は、松平定信の近習として仕えていましたが、
 松平定信の賛がある絵が2点ほどあって、
 二人の関係を窺える気がしました。
 また、昌平黌の儒官古賀精里の賛もあり、
 文晁の幅広い交友関係も窺えました。
 文晁の門人には、渡辺崋山などと共に、
 栃木県出身の高久靄厓や田崎草雲がいますので、
 その辺も観られるかと思いましたが、それは出展されていませんでした。

 そして北斎です。
 文晁と北斎の交友を直接示すものはありませんでしたが、
 二人の違いが何となく分かるように感じました。
 女達磨図が出ていました。
 少し前に、栃木市で喜多川歌麿の女達磨図が発見されましたが、
 画題として、当時描くのが流行っていたのかも知れません。
 更に、北斎の女達磨図に
 十返舎一九が賛を書いているのも面白いと思いました。
 富嶽三十六景、実際は46点あるのですが、この半分と、
 神奈川沖浪裏も出ていました。
 僕は、2003年9月6日に東京国立博物館で全部の作品を観た事があります。
 その時、やはり神奈川沖浪裏と凱風快晴の2点は、
 図抜けていると思いましたが、
 今回も同じ感想を持ちました。
 有名な作品は、それなりの良さがあるのでしょうね。
 今回は、北斎の肉筆画が中心でしたが、良い作品が多かったと思います。
 北斎の作品は、様々な機会に観て来ましたが、
 凄い才能のある作家だったと思います。

 下記に今回の展覧会の概要がありますので、宜しければご覧ください。
 http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t231021/index.html

 
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金融資産・・・

2023年12月21日 18時43分05秒 | 日記
 個人が保有する預金や株式などの金融資産は、
 今年9月末時点で2121兆円となり
 過去最高を更新したとのニュースがありました。
 これは、
 日本銀行が3か月ごとに公表する「資金循環統計」によるものですが、
 2121兆円は、去年の同時期より5%増えて、過去最高を更新したとの事で、
 その理由は、株高の影響で株式や投資信託の残高が増えたことが
 要因との事です。

 日本のGDP(国内総生産)は、600兆円弱ですから、
 GDPの3.5倍近い金融資産を国民が所有している事になります。
 国民1人当たり幾らになるかと計算してみました。
 12月1日時点の推計人口は1億2424万人ですから、
 1人当たり約1700万円になります。
 これは平均値ですから、ある所にはあるのでしょうね。

 日本の個人金融資産は
 一貫して現金と預金の割合が高い状態が続いていますが、
 今回の調査で「現金・預金」は、
 1113兆円と去年の同じ時期より1.2%増え、
 個人金融資産全体に占める比率は52.5%となっています。

 政府は、税制優遇制度であるNISAを導入して、
 貯蓄から投資へと勧めています。
 投資した資産から生じる配当などを非課税にする措置ですが、
 既にNISAを利用されている方も多いかも知れませんね。
 更に、来年からは、
 制度が拡充された新NISAに移行する事になっています。

 僕は、これまで投資はほとんど興味を持たずに来ました。
 投資はリスクを伴うものであり、
 一喜一憂するのも煩わしいと思っていましたし、
 第一、投資に回す資産がないと言うのが本音でした。
 ですからNISAの口座を持っていませんでした。

 少し前、自宅近くの金融機関で新しく口座を作りました。
 そこで営業の女性と知り合い、時々我が家に来るようになりました。
 金融機関の窓口では、余分な話をするのは躊躇われますが、
 自宅だと、色々話す事が出来ます。
 彼女のご両親が僕と同じ年だと聞いて、娘みたいなものかとも思いました。
 彼女はご主人もいますし、お子さんも2人います。
 美人と言う訳ではないのですが可愛い女性で、
 とにかく熱心に仕事をしています。
 寂しい独居老人の家を訪ねてくれる若い女性は嬉しいものです。
 彼女が来ると、お茶を淹れたり、コーヒーを出してあげたりしています。
 余り、からかってばかりでは申し訳ないかと思い、
 最初は最低限の掛け捨ての医療保険にお付き合いし、
 更にNISAの口座を作り、僅かな金額の投資をする事にしました。

 新NISAをどうするかとも訊かれているのですが、
 それは年が明けてからと言う事にしています。
 資産形成と言われても、
 僕のような高齢者は、
 この先10年20年と考えるのは難しいような気がしています。
 ずるずる検討中を続けていれば、
 彼女がまた来てくれるかも知れないとの思いもありますが。
 
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免許証・・・

2023年12月20日 18時10分37秒 | 日記
 今日は、警察署に行って新しい免許証を受け取って来ました。
 以前は、印鑑を持って来るようになっていたと思いますが、
 今は、サインだけで受け取れるようになったのですね。
 今回から、高齢者講習を受けなくてはならなくなりました。
 講習を受けたのは、8月18日でしたが、その時の事は日記に書きました。
 その後、11月14日に警察署に行って申請し、
 昨日から受け取れるようになっていました。

 僕が運転免許を取ったのは、学生時代でした。
 友人たちがどんどん免許を取っていましたが、
 僕は、「免許を持っていないのは、プライドの高い男の証拠だ」との、
 誰かの台詞を振り回して取っていませんでした。
 ところが、栃木県に戻って就職が決まると、
 田舎で免許がないのでは、仕事も出来ないかと思い、仕方なく取りました。
 免許取り立ての頃、亡父に助手席に乗ってもらい、
 何度か、市内などを運転して、実際に運転出来るようになりました。
 長男と次男が免許を取った時も同じように助手席に乗りました。
 長男はすぐに運転が上手くなり、
 親父の運転は・・・などと文句を言うようになりましたが。

 僕は、捨てられない性格なので、
 免許を取ってからの免許証をケースに入れてあります。
 息子達が小さかった頃、その免許証を見付けて、
 これ誰?と言っていましたが、
 僕である事に気が付いて、大騒ぎした事がありました。

 ここしばらく違反をしていないので、今回もゴールドです。 
 しかし、期間が2028年(令和10年)1月1日になっています。
 前の免許証が平成36年1月1日になっていて、分かりづらかったですが、
 西暦を導入する事になったのですね。
 ゴールド免許証はこれまで5年でしたが、4年になっていました。
 調べてみたら、71歳に限って4年なのですね。
 72歳からは3年になるとの事です。
 果たして4年後、無事に免許更新が出来るでしょうか?

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