天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

たまたまでしょうが・・・

2022年11月30日 19時04分51秒 | 日記
 一昨日、NHKの栃木県向けのローカルニュース番組「とちぎ630」を観ていました。
 何度か書いた、橋本奈穂子アナウンサーが出ている番組です。
 この番組には、NHKが保管している栃木県の懐かしい映像を紹介する
 「あの日のとちぎ」と言うコーナーがあり、毎週月曜日に放送しています。
 一昨日は、脳卒中の予防策としての減塩運動について取り上げていました。

 あんな事やっていたよなぁと思いながら観ていたら、
 ほんの一瞬でしたが、僕の先輩のOさんの姿が見えました。
 一緒に働いていた事もありますし、背が低く小太りで頭髪が薄かったので、
 間違う訳はありません。
 Oさんの奥さんも知っていて、
 どうしてOさんと一緒になったのか不思議な気がするほどのスラリとした綺麗な人です。
 それだけではなく、その娘さんも以前僕と一緒に働いていた事があります。
 どちらかと言うと父親似ですが、ハキハキしていて仕事の出来る人です。

 昨日、お昼を食べに出掛けた帰り道、その娘さんとバッタリ行き会いました。
 しばらく彼女とは会っていませんでしたが、
 親父さんの姿を見た翌日、その娘さんと行き会うという余りの偶然に、
 僕は驚いてしまいました。
 立ち話でしたが、その前日の放送の話をしました。
 親父さんともしばらく会っていませんが、お元気かどうか尋ねたら、
 元気に過ごしていると言っていました。
 彼女は、結婚していて、実家を離れて宇都宮に住んでいます。
 それでも一人娘なので、実家とは頻繁に行き来しているのでしょう。
 ともかく、彼女も含めて、皆さんお元気で良かったです。

 昨年の3月21日に、「噂をすれば・・・」とのタイトルで、
 ワンコインランチの店で、そこの常連客がテレビに出ていた話をしたら、
 最近来ていないとママさんが言っていた件の彼が入って来た事と、
 そこで話をした人に偶然街中で会った事を書きました。
 昨日もそのワンコインランチの店の帰りでした。
 たまたまなのでしょうが、
 あるいはその店には、
 滅多に会わない人に会えるようなパワーがあるのかも知れません。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絞首刑・・・

2022年11月29日 19時06分35秒 | 日記
 僕は、死刑制度に反対です。
 かなり頑固な死刑廃止論者だと思っています。
 死刑制度についてはその存廃について関心が向いてしまいますが、
 現在の日本で行われている絞首刑が残虐な刑罰にあたるかどうかの視点から、
 今日、確定死刑囚3人が、
 国を相手取り、絞首刑による執行の差し止めなどを求める訴訟を
 大阪地裁に起こしたとのニュースに、若干目から鱗の思いがしました。

 と言うのは、現在の絞首刑制度については、
 1955年の最高裁の大法廷判決で
 「特に人道上、残虐とする理由は認められない」としています。
 また、死刑制度そのものについても、
 1948年に最高裁が
 「時代や環境に照らして、人道上、特に残虐だと認められない限り、
  憲法36条が禁じた残虐な刑罰には当たらない」として死刑を合憲と判断しています。

 これらの最高裁判決が出た当時は、
 世界的に見て多くの国で死刑制度があり、実際に執行が行われて来ました。
 アムネスティの調査では、1960年の死刑廃止国は8国でしたが、
 2021年には108か国になり、
 これに制度は残っているが、執行していない事実上の廃止国を含めると、
 141国になります。
 依然として死刑を執行している国は55か国で、
 2020年に執行した国は18か国との事ですから、
 明らかに死刑制度に対する各国の考えは変わって来ています。

 また、その執行方法は、
 アメリカでは絞首刑から電気椅子に変わりそれが薬物注射に変わっています。
 アメリカでは、近年は合衆国最高裁が死刑の適用を制限する判例を出したため、
 判決言い渡し及び死刑執行は減少傾向にあります。
 連邦法と州法が並立する体系でもあり、
 23州とワシントンD.C.と自治領と信託統治領では死刑制度が廃止されています。

 死刑の執行方法は刑法で絞首刑と定められ、明治時代以来、変わっていません。
 原告側は
 「国民は実態を知らされていない。国が『残虐ではない』と主張するなら、
  司法の場で実態を明らかにすべきだ」と訴えているとの事です。
 また、絞首刑では意識が長くて数分間保たれ、痛みや恐怖を感じ続けるほか、
 遺体の損傷も激しく、個人の尊厳を傷つけられると主張し、
 「拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」とする憲法36条や
 「何人も残虐、非人道的、品位を傷つける刑罰を受けない」とする
 国際人権規約に反するとしているとの事です。

 この訴訟に対して、
 国はどのように対応し、裁判所はどのような判断を下すのでしょうね?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワールドカップサッカー・・・

2022年11月28日 18時41分05秒 | 日記
 11月20日からカタールでワールドカップサッカーが始まっています。
 11月23日にドイツに番狂わせ気味に2対1で勝ちましたが、
 昨日は格下のコスタリカに0対1で敗れました。
 サッカーは、余り点数が入らない競技です。
 ですから、番狂わせが起こりやすいと思っています。

 サッカーは、世界中で一番メジャーな競技だと言われています。
 野球よりもラグビーやバスケットボール、陸上競技よりもファンが多いのでしょうね。
 僕は観戦するならば上記の競技の方が好きですし、
 どうして、皆さんが熱中するのか理解出来ないでいます。
 それはそれで好みの問題ですから、云々(うんぬん)すべきではないと思っています。

 そうしたサッカーに対して冷ややかな目で見ると、
 今の日本でのやや過熱気味の雰囲気に馴染めないでいます。
 そして、NHKの余りのはしゃぎ振りに辟易しています。
 NHKばかりでなく、下野新聞も同様な感じで、
 勝てば勝ったで1面トップ、負けたら負けたで1面トップでした。
 それほどのニュースヴァリューがあるとも思えませんし、
 そんなにサッカーファンがいるとも思えないのですが。
 もっとも、これだけマスコミに取り上げられると、
 俄かファンも多いのかも知れませんが。

 マスコミ特にNHKがこれだけ大ハシャギするのは、
 何か意図があるのではないかと、訝しく思っています。
 岸田政権は、大臣の辞任ドミノが起きていて、不支持率が高まっています。
 値上げの波は、庶民の生活を直撃しています。
 新型コロナの第8波がやはり多くの人を襲っています。
 敵基地攻撃能力などと言う危険極まりない論調が大手を振って罷り通っています。
 その他、数多くの問題と比べた時に
 ワールドカップサッカーは些細な事のような気がするのですが。

 政権の基盤が弱くなっている時に、為政者が取る手段としては、
 敵国の脅威を大々的に唱えて国民の恐怖心を煽るか、
 スポーツを媒介に「ニッポン ニッポン」と愛国心を煽るか、
 どちらかのような気がしています。
 今のワールドカップサッカーの異常な取り上げられ方は、
 何かを隠そうとしているように感じられてなりません。

 元々僕は臍曲がりですし、ひねくれものなのですが、
 国の扇動には載らないでいたいと思っています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブレックス・・・

2022年11月27日 19時19分22秒 | 日記
 一昨日は、突然長男が帰って来るとの事になりました。
 「聞いてないよぅ」
 「言っただろうなぁ」と言うやり取りがありました。
 昨日バスケット観戦に行く予定だったので当日来るものと思っていました。
 僕も出掛けていた事などがあって、少し片付けなどもあったため、
 日記を書けませんでした。

 昨日は、元々長男が予約を入れておいてくれたので、
 一緒にバスケットボールの観戦に行って来ました。
 ブレックス対京都ハンナリーズとの対戦でした。
 実際に会場に行ってバスケットの試合を観るのは
 多分、2020年12月2日の川崎ブレイブサンダースとの試合以来になります。
 昨シーズンは何度か日記に書きましたが、テレビ観戦ばかりでした。
 やはり生の試合を観るのは良いですね。

 試合は最初の第1クォーター、16対4とディフェンスが上手く機能して、
 これは楽勝だと思いました。
 しかし第2クォーターで点差が開きません。
 18対21と点差を縮められました。
 後半に入って、第3クォーターは22対14と点差が開いて来ました。
 この辺で、概ね決まったかと長男と話していましたが、
 第4クォーターは壮絶な点数の取り合いになり、
 27対36と追い上げられました。
 ハンナリーズのジェロード・ユトフ選手に3ポイントを連続して取られた感じでした。
 それでも負けないだろうと思っていましたが、
 結果的には83対75と、からくも逃げ切った感じでした。
 ブレックスは、今シーズン連敗から始まり3連敗と3連勝を繰り返していて、
 5勝6敗で、ホームゲームの勝利がありませんでした。
 ようやくホームでの勝利を挙げられて関係者だけでなく僕もホッとしました。

 今日もブレックス対京都ハンナリーズの試合がありました。
 今日はテレビで観戦しました。
 長男と嫁さんと3人で観ていましたが、
 第3クォーターまで競った展開になって、イライラする感じでした。
 しかし、第4クォーターにブレックスが爆発した感じで連続して3ポイントが決まり、
 突き放して勝ちました。
 これから、ブレックスが快進撃をしてくれることを期待しています。

 大相撲の千秋楽、本割で阿炎が高安を破って12勝3敗で並び、
 やはり勝った貴景勝も12勝3敗で、3人による巴戦になりました。
 結果は、ご承知の通り阿炎が高安、貴景勝を連破して初優勝しました。
 阿炎は、コロナ下の行動制限違反で幕下まで落ちましたが、
 よく立ち直ったと思います。
 才能のある力士だと思いますので、これから期待できると思います。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国宝・国宝・・・

2022年11月24日 18時14分34秒 | 日記
 昨日は一日中雨でしたが、上京して国宝がメインの展覧会を2つ見て来ました。
 本当ならばパスしたいような天気でしたが、
 いずれの展覧会も事前予約制です。
 お金を支払っていますので、止むを得ず出掛けました。

 最初の展覧会は、
 静嘉堂文庫美術館の「響きあう名宝 曜変・琳派のかがやき」でした。
 静嘉堂文庫は三菱の岩崎家のコレクションです。
 以前は世田谷区に美術館があって、行くのが大変でしたが、
 10月1日から、丸の内の明治生命ビルに移転して、
 その記念に所蔵する7点の国宝を全部展示する上記の展覧会が行われています。
 特に目玉は、曜変天目です。
 中国の南宋時代に焼かれた天目茶碗に、
 窯の中で偶然生まれる模様とされています。(そうではないとの説もありますが)
 中国には破片きり残っていなくて、日本にだけ残っていて、
 その内3点が国宝となっています。
 3点の国宝の内1点の、京都の大徳寺龍光院の所蔵する曜変天目は、
 2017年10月30日に京都国立博物館で開催された国宝展で観ました。
 今回の静嘉堂文庫所蔵の曜変天目は、斑紋がハッキリ出ていて、
 背景の明るい紺色によく映えた感じで、見入られるような美しさでした。
 今回、開館時間の午前10時の予約でしたが、待っている間に係の人が、
 最初に第4室にある曜変天目をご覧になると良いですとアドバイスしてくれたので、
 真っ先に行って、ゆっくりと観る事が出来ました。
 京都国博では、ゆっくり見られませんでしたが。
 その他、和漢朗詠集を初めて見ましたし、太刀の手掻包永も素晴らしかったです。
 また、大名物の唐物茄子茶入(付藻茄子)は、
 安土桃山時代、松永久秀が信長に献上して大和一国を安堵され、
 大坂夏の陣で罹災しましたが、焼け跡から徳川家康の命をうけた
 藤重藤元・藤巖父子により探し出され、漆で繕われたとの話を読んで、
 思わず唸ってしまいました。
 その他、来歴などが明らかになった作品が多く、とても面白かったです。
 明治生命ビルは、それ自体が重要文化財になっています。
 終戦直後、GHQの本部が置かれた事でも有名です。
 重厚な建物で、見学も出来るようなので、
 後でカメラを持って行っても良いなぁと思いました。

 午後からは、上野に行って、「国宝」と題する東京国立博物館が所蔵する
 国宝を全て展示するとの企画展を観て来ました。
 全てとは言っても展示する期間が細かく分割されていて、
 ある人の話では全部見るためには3度行かないといけないとの話でした。
 僕は既に観ていますが、また観たかった、
 渡辺崋山の「鷹見泉石像」、久隅守景の「納涼図屏風」、
 本阿弥光悦の「舟橋蒔絵硯箱」などは観られませんでした。
 とは言え、他の作品もほとんどが国宝です。
 素晴らしいと思いました。
 人集りが出来ていたのが、岩佐又兵衛の洛中洛外図屛風です。
 僕は、2018年4月15日「名作誕生 つながる日本美術」で、
 たまたまその頃国宝になったお披露目の展示で観ましたが、
 人物像など細かい部分を子細に観ていたら1日かかるかも知れません。
 博物館の方で人気があると考えたのでしょうか、
 「地獄草紙」や「餓鬼草紙」などは、
 作品自体が小さいせいか、写真が実物の上に展示されていました。
 刀剣では、「童子切安綱」が出ていました。
 源頼光が大江山の酒吞童子を切ったと伝える太刀です。
 もちろんこれは実話ではありませんが、日本の文化の奥深さを感じます。
 刀剣は全て全期間展示していました。
 いわゆる刀剣女子向けに展示したのでしょうか?

 作品の説明を観ていて、国立博物館が所蔵するに至った経緯が書いてあって、
 興味を感じました。
 例えば昭和〇〇年購入とか、昭和〇〇年〇〇氏寄贈、
 昭和○○年文化財保護委員会から移管などとあって、
 数えた訳ではありませんが、昭和13年と昭和23年の購入が多いような感じでした。
 どうした経緯なのか調べてみると面白いかも知れませんね。

 人混みの中、多少端折ったのですが、それでもたっぷり2時間、
 国立博物館の所蔵品を満喫する事が出来ました。
 僕が東京国立博物館に行き出したのが学生の頃です。
 以来50年余り通っている事になります。
 少し感慨深い思いをしながら帰って来ました。
 しかし、やはり2つの美術展を観ると、疲れますね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有料道路・・・

2022年11月22日 18時48分12秒 | 日記
 今日は、また例によって鬼怒川温泉のチョッと先まで行って来ました。
 鬼怒川温泉の温泉街の渋滞などを回避するための有料道路がありました。
 有料道路区間は1.7kmですが、途中にトンネルがあり、
 自動車の専用道路ですから、信号もありません。
 僕の行き先は鬼怒川温泉の先ですから、
 この有料道路を使えば、10分程度は早く着く事が出来ます。
 しかし、料金は260円です。
 そんな事から、これまで使った事はありませんでした。

 前回行った時に、地元の人から有料道路が無料になったと聞きました。
 確かに無料開放との看板を見た覚えがありましたが、
 何の事か分からず、いつもの温泉街を通って行っていました。
 今日は、行く時はこの道路を使ってみましたが、やはり快適でした。

 この有料道路は、1991年(平成4年)10月1日に供用開始になっていて、
 2022年(令和4年)9月30日に30年の料金徴収期間が終了したとの事で、
 無料開放になっていました。

 道路法に基づく道路は、一般財源を元に公共事業として行われ、
 無料で供用されるのが原則です。
 しかし、限られた予算だけでは多くの交通需要に対応することは難しいため、
 財源不足を補う方法として借入金によって道路をつくり、
 特別の措置として開通後の料金徴収を認めて、
 借入金の返済に充てられるのが道路整備特別措置法に基づく有料道路制度です。
 この制度に基づくのが、高速自動車国道、都市高速道路、一般有料道路などです。
 鬼怒川有料道路はこの一般道路に当たります。
 高速道路も含めて、原則的には料金徴収期間は30年となっています。
 この期間が経過したための無料化でした。
 栃木県内では、いろは坂や那須山麓有料道路、日塩もみじラインなど
 8つの有料道路が無料化されています。

 高速道路は、最初の東名高速道路の建設開始当初は、
 各路線ごとの借入金がそれぞれの路線の収益により返済された後は、
 無料開放される予定でした。
 しかし、田中角栄内閣の時に、高速料金全国プール制が導入され、
 全国の高速道路の収支を合算することとなり、
 2002年に、道路関係四公団民営化推進委員会は高速道路の無料開放を断念し、
 日本道路公団民営化に伴う高速道路の恒久有料化を決定しました。
 これに対して、民主党は高速道路の無料化をマニュフェストに掲げ、
 民主党政権の時に無料化の社会実験を行いましたが、
 自民党政権に変わって、この取り組みは廃止されています。
 道路は基本的に無料だとの民主党の主張は、
 目から鱗の感じがした事を覚えています。

 鬼怒川有料道路の無料化で、思わず有料道路制度を勉強してしまいました。

 なお、明日は所用により日記等を休ませて頂きますので、
 お含み置き下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LRT・・・

2022年11月21日 18時29分45秒 | 日記
 LRTは、light rail transitの略称で、次世代型の路面電車です。
 どこが次世代型なのかは、よく分かりませんが。
 JR宇都宮駅と宇都宮市の東側の芳賀町の芳賀・高根沢工業団地を結ぶ
 14.6kmのLRTの工事が進められて来て、
 軌道の工事が終わって、試運転が行われています。

 宇都宮市内では、かねてからこのLRTについては賛否両論があり、
 市議会に対して、反対派住民からの住民投票を求める請求が行われて来ましたが、
 市議会で認められませんでした。
 市長選でも推進派の現市長と反対派の候補で争われて来ましたが、
 現職の市長の壁が厚く、推進派の候補者は負けて来ました。
 僕は、今もって反対です。
 宇都宮駅と東側の工業団地などを結ぶ路線になりますが、
 人口の集積の少ない所を通る事になりますので、
 採算が取れずに、後年度の市の財政に大きな負担になるだろうと思っています。

 LRT整備事業の直接的な前身にあたる「新交通システム構想」のルーツは
 1987年(昭和62年)にまで遡るとの事ですが、
 2001年(平成13年)4月、新交通システム検討委員会は
 鬼怒川左岸地域とJR宇都宮駅を結ぶLRTを導入する方針を固めています。
 その後2015年に運営会社が設立され、
 2017年度着工、2022年3月開業の整備スケジュールが発表されました。
 しかし、実際に工事が着工されたのは、2018年5月で、
 2023年5月の開業を目指していましたが、それも遅れて同年8月となっています。
 事業費の積算も杜撰なのか意図的に低く出していたのか分かりませんが、
 当初の約485億円が約684億円と1.5倍に膨らんでいます。

 とにかくLRT事業は、遅れながらも路線の工事が完成し、
 11月17日から車両の試運転が始まりました。
 そして、その2日目、報道などでご存知の方も多いかと思いますが、
 脱線事故を起こし、線路周辺と車両も損傷する事故を起こしました。
 安全に運行出来るかどうかを試すのが試運転だとの言い方もあるでしょうが、
 それにしても何をやっているのかと言う気になります。
 しかも、設計速度時速15kmのカーブに時速13kmで入って事故になったと
 報じられています。
 これを聞くと、本当に大丈夫なのかと言う気になります。
 前述の工事費の見直しの際、多くの項目で増になっていますが、
 唯一、軌道(レール等)構造の仕様を見直しが27億円の減額になっています。
 これが影響したのでしょうか?
 宇都宮市は、今日になって、緊急事態を想定し、本来は通らないルートで、
 車両を停留場に戻すテストをしていたと言っているようですが、
 それは言い訳のような感じがします。
 どのルートでも安全でなければなりません。

 ともかく、試運転2日目の脱線事故ですから、
 慎重に事故原因を究明して欲しいと思います。
 事業が遅れに遅れ、経費が膨大に膨らむなど、多くのケチがついていますが、
 このような事業は順調に行かないものだと感じました。
 また工事費が増えて、赤字が広がるのだろうと思います。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本考古学発祥の地・・・

2022年11月20日 17時59分36秒 | 日記
 昨日は、
 旧湯津上村(現大田原市)のなす風土記の丘湯津上資料館に行って来ました。
 そこで標記の「日本考古学発祥の地」と題する企画展をやっていて、
 期限が今日までだったので、若干熱海の疲れがありましたが、出掛けた次第です。
 現在の館長は、僕の知り合いなので、そんな事もありました。

 日本の考古学では1877年(明治10年)の、
 エドワード・モースの大森貝塚の発掘が最初とされていますが、
 江戸時代に栃木県の湯津上村で史跡整備を伴う学術的な発掘が行われていました。

 書き出すとかなりの長文になりますのでザックリと書きますが、
 当時湯津上村辺りは水戸藩領でした。
 そこで見付かった「那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)」を
 近くに住む里正である大金重貞が「那須記」に著して、
 水戸光圀に献上した事で光圀が知る事となり、調査を佐々介三郎宗淳に命じます。
 因みにこの佐々介三郎が、「水戸黄門漫遊記」の佐々木助三郎のモデルです。
 更に、国造碑に記された那須直葦提、意志麻呂父子の墓と推定して、
 上侍塚古墳と下侍塚古墳の発掘調査と史跡整備も佐々宗淳に命じています。
 1692年(元禄5年)に行われた発掘調査は、発見された鏡などの遺物の絵を描き、
 改めて木箱に入れて埋め戻したとされています。
 資料の作成など、現代の学術調査と同じように行った事から、
 日本の考古学の発祥の地と称する事になったようです。
 調査の終わった古墳は埋め戻し、松の木を植えて、古墳の維持管理を命じました。
 近隣住民は、古墳の保護を続けて来ました。
 現代でも、暦の霜降の日に松の木に菰を巻き、
 啓蟄の日に菰を外して、虫が松の木につくのを防いでいます。
 写真をご覧頂くと、松の木の菰が分かると思います。
 こうして近隣住民に守られて来た結果、
 考古学の権威である森浩一は「日本で一番美しい古墳」と
 その著書で書いているとの事です。
 因みに、古墳が築造されたのは5世紀と考えられています、
 国造碑は、西暦700年に建立されたものですから、直接的な関係はありません。
 上侍塚古墳も下侍塚古墳も前方後方墳と言う特殊な形態で作られています。
 那須国造碑については下記を
 http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/a36754516.html
 下侍塚古墳については下記を
 http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/a65457259.html
 それぞれご参照下さい。

 現在、改めて両古墳の学術調査を県が行っています。
 まだ、光圀が埋め戻しを命じた副葬品は発見されていません。
 元の古墳の墳丘と江戸期の発掘の際に盛った土があるようで、
 その辺の苦労もあるとの事でした。
 現在は金属探知機で表面から調べている外、
 周溝の調査などを行っているようでいるようです。

 昨日行った時には。幸い館長がいましたので、
 彼の案内で色々な資料を見る事が出来ました。
 その後、某国立大学の教授が来たので、僕は失礼して
 両古墳の写真を撮って来ました。
 また資料館に戻って、若い女性の学芸員としばらく話して来ました。
 企画展を催したのも図録を執筆したのも彼女だったとの事なので、
 その労をねぎらって来ました。
 最近は、企画展の期限が迫った事や、
 県の発掘の事などがあり、県内外から多くの考古学者が来るので、
 大変だけど勉強になっていると話していました。
 若い人が一生懸命に取り組んでいるのは良いですね。
 激励して来ました。

 昨日の写真をアップしましたので、宜しければご覧下さい。
 http://photozou.jp/photo/album/2882708

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱海へ・・・

2022年11月19日 18時35分29秒 | 日記
 先日、第8波の懸念の日記を書いたばかりで気が引けたのですが、
 一昨日から熱海に行っていました。
 長くお付き合い下さっている方はご記憶があるかも知れませんが、
 熱海のホテルでネット麻雀のオフ会がありました。
 3年前の11月に、やはりそのオフ会があり日記に書きました。
 その年は6月にもありましたので、これで3度目と言う事になります。

 最近、ネット麻雀の方は少し足が遠のいていましたが、
 オフ会となると行ってみても良いかなと思った次第です。

 一昨日は、前2回と同じように、宇都宮発熱海行きの在来線で行きました。
 上野東京ラインが出来てから直通列車があります。
 新幹線だと早く行ける事は間違いないのですが、
 乗り換えが面倒でもありますし、在来線だと安く行けます。
 その代わりグリーン車に乗って行きます。
 料金は、50km以上は同じ料金ですから、
 東京まで行くのと同じ1000円で行けます。
 僕は大人の休日俱楽部の会員なので更に3割引になります。
 4時間弱、本を読んだりウトウトしたり、景色を見たりとノンビリできますので、
 嫌いではありません。

 熱海に着いて、トイレに入りました。
 用足ししている人が、ほとんど僕よりも年齢が上の人のような感じがしました。
 平日の昼間、温泉地に来るのは年配者だけだよなぁと思いました。
 前に行った洋食屋でお昼にしようと思ったのですが、シャッターが下りていました。
 駅からホテルまでブラブラ歩きましたが、シャッターが下りている店が多く、
 一方で大きなホテルなのかマンションなのか工事も行われていました。
 高い建物が出来ると風情がなくなりそうな気もしますが、
 古いままでは観光客も来ないのかも知れません。

 12時に参加者が集合しました。
 全部で15人でした。
 男性8人、女性7人で、男性は、僕が一番年下だったと思います。
 女性は、僕よりも若いと思う人の方が多かったです。

 麻雀は午後からずっとやっていて、
 更に夕食はバイキングでしたが、酒飲みもありました。
 その後カラオケに行った人もいましたが、
 僕は風呂に入って早く寝ました。

 昨日は、海から上がる日の出の写真を撮りたいと思いました。
 日の出は午前6時21分との事でしたが、
 水平線に雲があって、海から上がる日は撮れそうもありませんでした。
 明るくなって来たので、ホテルの近くの熱海銀座商店街の写真を少し撮って来ました。
 午前7時に朝食、午前9時からまた麻雀でした。
 お昼まで麻雀をやって、その後お洒落なカフェで昼食を摂って
 また在来線で帰って来ました。
 熱海駅では金曜日と言う事もあるのでしょうか、
 年配者よりは若い人が多かったような気がしました。

 全国旅行支援のお陰で、宿泊費も安く上がりました。
 更に3000円のクーポン券をもらえました。
 静岡県の場合、金券ではなくてネットを使ったものでした。
 3000円以上1度に買い物すれば、貰った紙をそのまま店で使えますが、
 それ以下の場合は、
 アプリをダウンロードしてしないと少額の利用が出来ませんでした。
 面倒ですから、普段は買わないお土産などで全部使って来ました。

 昨日の朝、散歩した時の写真を僅かですがアップしましたので、
 宜しければご覧下さい。
 http://photozou.jp/photo/album/2882708
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第8波・・・

2022年11月16日 18時08分50秒 | 日記
 今日は、ポーランド国内にミサイルが着弾し、
 2人が死亡したとのニュースに驚きました。
 ロシアがポーランドに打ち込んだとすると、
 その意図とか、NATOと本格的に事を構える気なのかと心配しましたが、
 どうやらウクライナの迎撃ミサイルが外れてポーランド国内に落下したようです。
 まだ、確定の情報ではありませんが、少しホッとしています。
 とは言え、ポーランドの2人の命が失われた事は間違いないようです。
 日本でもミサイルの防衛に予算を多く注ぎ込んでいますが、
 百発百中は望みようもなく、外れたミサイルが国内に落下する事もあるのでしょうね。
 それによって、犠牲になる人が出る可能性もあるのでしょう。
 それは僕かも知れませんが。

 タイトルから話がそれてしまいました。
 新型コロナウイルスの感染者が急速に拡大しています。
 東京都では、今日も1万114人と2日続けて1万人を超えていますが、
 北海道も1万1112人と2日連続で過去最高を超えています。
 栃木県内では今日は1810人との事で、
 やはり感染者のステージが1つ上がったような気がします。
 多分、第8波に入っているのでしょう。

 先日の日記にも書きましたが、
 身近な人が感染したり、濃厚接触者になっています。
 あるいは家族がなったと言うような話を聞く事が多くなりました。
 新型コロナの感染が始まった頃には、
 感染が外部の人に分かると、
 出て行けと言われるなど、村八分になりかねないような雰囲気がありました。
 SNSなどで、細かくプライバシーを暴かれた人もいたと思います。
 そうした異常な話は聞かなくなりましたが、
 新型コロナウイルスに罹ったと言えるように、
 感染が一般化しているのかも知れません。

 新型コロナウイルスも様々な変異を遂げていて、
 何が何だか分からなくなっています。
 変異種の1つのBA5のワクチンの接種も始まっていますが、
 最近はBQ1などもあるようです。
 BQと言えばバーベキューだと思っていましたが。
 それにワクチンが対応するのかどうかも分かりません。
 僕の所にも、5回目のワクチン接種の通知がありました。
 さて受けるべきかとろうしようかと考えているのですが、
 かかりつけの医師は、受けて置いた方が良いと言いそうな気がします。

 いずれにしても、建物内などのマスクや手の消毒以外、
 身を守る方法はなさそうです。
 これらは、同時流行が懸念されているインフルエンザにも有効ですから、
 それだけはやろうと思っています。

 明日と明後日は所用により日記などを休ませて頂きます。
 あるいは、土曜日も休むかも知れませんが、現時点では分かりません。
 お含み置き下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする