カタールのドーハで、
国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)が開催されていますが、
そこで、今年1~10月の世界の平均気温は観測史上9番目に高く、
各地で異常気象が起こったと、世界気象機関(WMO)が発表しました。
WMOによると、太平洋赤道付近のペルー沖で海面水温が低下する
ラニーニャ現象が発生したため、今年1~3月は気温が低めに推移しましたが、
4月に終息した後は上昇し、1~10月の世界の平均気温は
1961~90年の平均気温である14.2度を0.45度上回り、
記録が残る1850年以降の約160年間で9番目の高さとなったとの事です。
北極圏の海氷の大きさも過去最小を更新し、
地球温暖化の影響を裏付けたと発表されました。
9番目と言うのが、チョッと腑に落ちませんでした。
今年のような猛暑が長い期間続いていたし、
世界各地で異常気象が観測されたことから、もっと高いのかと思いました。
今年は、3~5月には、アメリカやヨーロッパを熱波が襲い、
反対にロシア東部では1月末に気温が氷点下45~50度にまで下がる寒波となりました。
ブラジルやオーストラリアなど各地で干ばつが起きた一方で、
ナイジェリアや中国は大洪水に見舞われました。
これに先立ち、世界銀行は18日、
世界各国による温室効果ガスの排出削減目標の合計量が、
地球温暖化防止に向け2020年までに必要な削減量に80億~130億トン不足していて、
各国が現在約束している地球温暖化対策を実行したとしても、
世界の平均気温は21世紀末までに、18世紀後半の産業革命前に比べて
4度上昇するとの報告書を発表しています。
平均気温が4度上昇した場合には、
夏季に多くの地域で数百年に一度の規模の熱波が頻繁に起こるようになり、
海面が0.5~1.0m上昇するとして、
温暖化対策を一段と強化する必要があると警告しています。
しかしながら、COP18では、
削減に伴う負担の在り方をめぐり先進国と新興・途上国の対立が続いていて、
交渉は難航しているとの事です。
議論をしている内に、どんどん事実が先行してしまいそうで、気になります。
日本では、温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減すると、
国際的に約束していますが、
脱原発によって、どこまでこれを守れるのか、気になるところです。
国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)が開催されていますが、
そこで、今年1~10月の世界の平均気温は観測史上9番目に高く、
各地で異常気象が起こったと、世界気象機関(WMO)が発表しました。
WMOによると、太平洋赤道付近のペルー沖で海面水温が低下する
ラニーニャ現象が発生したため、今年1~3月は気温が低めに推移しましたが、
4月に終息した後は上昇し、1~10月の世界の平均気温は
1961~90年の平均気温である14.2度を0.45度上回り、
記録が残る1850年以降の約160年間で9番目の高さとなったとの事です。
北極圏の海氷の大きさも過去最小を更新し、
地球温暖化の影響を裏付けたと発表されました。
9番目と言うのが、チョッと腑に落ちませんでした。
今年のような猛暑が長い期間続いていたし、
世界各地で異常気象が観測されたことから、もっと高いのかと思いました。
今年は、3~5月には、アメリカやヨーロッパを熱波が襲い、
反対にロシア東部では1月末に気温が氷点下45~50度にまで下がる寒波となりました。
ブラジルやオーストラリアなど各地で干ばつが起きた一方で、
ナイジェリアや中国は大洪水に見舞われました。
これに先立ち、世界銀行は18日、
世界各国による温室効果ガスの排出削減目標の合計量が、
地球温暖化防止に向け2020年までに必要な削減量に80億~130億トン不足していて、
各国が現在約束している地球温暖化対策を実行したとしても、
世界の平均気温は21世紀末までに、18世紀後半の産業革命前に比べて
4度上昇するとの報告書を発表しています。
平均気温が4度上昇した場合には、
夏季に多くの地域で数百年に一度の規模の熱波が頻繁に起こるようになり、
海面が0.5~1.0m上昇するとして、
温暖化対策を一段と強化する必要があると警告しています。
しかしながら、COP18では、
削減に伴う負担の在り方をめぐり先進国と新興・途上国の対立が続いていて、
交渉は難航しているとの事です。
議論をしている内に、どんどん事実が先行してしまいそうで、気になります。
日本では、温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減すると、
国際的に約束していますが、
脱原発によって、どこまでこれを守れるのか、気になるところです。