天然居士の独り言

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都知事選の3・・・

2024年07月05日 18時38分04秒 | 日記
 都知事選も残り1日、最終盤になりました。
 報道では、
 小池氏が頭一つ抜けて、蓮舫氏と石丸氏が追うような感じですが、
 どうなるでしょうか?

 各候補の主張などを見ていると
 子育て対策に力点を置いている感じがします。
 東京都の昨年の合計特殊出生率が1を切ると言うショッキングな事態に、
 止むを得ないものがあるような気もしますが、
 何かバラマキ合戦のような印象もしています。
 東京の財政力指数は1.06と全国平均の0.49を大きく上回りっています。
 他の自治体では、
 東京と同じような子育て支援策は実行出来ないような気もします。

 栃木県の福田富一知事は先月26日の定例会見で、
 東京都知事選の主要女性候補者が少子化対策として打ち出している
 保育料第1子無償化などの公約について
 「悔しいけど、残念ながら後追いはできない状況」と述べ、
 予算規模の違いなどから
 県が同様の措置を取るのは難しいとの認識を示しています。
 東京から離れた栃木県ばかりでなく、
 東京都周辺の埼玉・千葉・神奈川の各県知事は、
 18歳までの医療費無料化と月5000円の給付などについて、
 都と周辺地域で子育て支援の格差が拡大しているとして、
 国の責任と財源で是正するよう政府に要望しています。

 少し前ですが、「人口戦略会議」が、
 人口推計に基づいた全国自治体の持続可能性について分析したところ、
 「消滅可能性自治体」が744に上ると発表して話題になりましたが、
 その中で、人口増を他地域からの流入に依存し、
 出生率が非常に低い「ブラックホール型自治体」は
 全国で25自治体が該当し、
 その内17を都内が占めたとの内容もありました。
 東京都知事選の過度のバラマキ合戦は、
 ブラックホール型の自治体を増やしそうな気もします。

 僕は、今の少子化の原因の1つが、
 過度な東京への一極集中にあると思っています。
 一極集中が進めば都民も過度な競争や
 生活コストの高騰、災害への脆弱性になど直面します。
 都民さえ良ければいいとの発想に立つ都政運営は
 結局、都民のためにならないような気がします。
 都知事選の公約を眺めながら、
 その辺、候補者は分かっているのかなぁと思っています。

コメント
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