天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

町の花屋・・・

2024年08月31日 19時23分16秒 | 日記
 今日のネットのニュースを見ていたら、
 長崎新聞社の
 「花はぜいたく品? 苦境に立つ町の花屋…猛暑や物価高も影響」との
 記事がありました。
 町の花屋が苦境に立たされているとの事です。
 花離れに加え、物価高や円安による仕入れ値高騰が影響し、
 猛暑で枯れやすい生花を敬遠する傾向もあるとの事です。
 長崎市内の観賞用から墓参り用まで数多くの花を扱う花屋さんの話では、
 同店が取り扱う生花は3割ほどが輸入で、
 価格は以前に比べ全体的に2、3割ほど上がり、
 近年は
 仏花を世話の必要がない造花に切り替える人も少なくないとの事です。

 無粋な僕と花は縁がなさそうに感じる方も多いかと思いますが、
 実は、同居人が旅立ってからは、仏壇に花を欠かさないようにしています。
 そんな事から、近くの花屋さんとは顔馴染みになっていて、
 スーパーで買うと、少し安く買えるのは承知しているのですが、
 時々サービスで1本加えてくれる事もあって、
 いつもそこで買うようにしています。

 今年の夏は、花が持ちませんでした。
 これまでの夏とは違う感じです。
 花屋さんで教わった、
 少しずつ茎を切るとか、
 水を変える時には、氷を少し入れるなどしているのですが。

 墓参りにも花を持って行って供えますが、
 霊園の他の家の墓を見ると造花を供える家が増えたような感じです。
 造花を供えるのは、宮城県で多いとの話を聞いた事がありますが、
 そちらから伝わったのでしょうか?
 造花の方がいつまでも綺麗ですから、そうしようかと思う時もありますが、
 墓に入っている仏さんたちが喜ぶかなと思い、踏み切れないでいます。

 農林水産省の調査によると、
 全国の切り花類出荷量は
 2022年までの10年間で23%ほど減ったとの事です。
 やはり、家に花を飾る人が減っているのでしょうね。
 記事のタイトルにもあるように、
 花は贅沢品と考えられているのでしょうか。
 生活にゆとりが無くなっている事もあるのかも知れませんが。

 友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
 花を買ひ来て
 妻としたしむ      啄木

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歩行器・・・

2024年08月30日 18時18分26秒 | 日記
 今朝、ゴミを出しに行った時、犬を連れた女性が歩いて来るのを見ました。
 でも、何か違和感がありました。
 その人が近くまで来た時に、違和感の正体が分かりました。
 犬が歩行器に乗っていたのです。
 犬は中型犬ですが、かなりの高齢の犬のようで、
 後ろ足2本を歩行器に載せて前足だけで歩いています。
 珍しいので、よく見ていたら、
 その女性は、これにしてから私の腰が楽になったと言っていました。
 犬が嬉しいのかどうか分かりませんが、
 長年の散歩の習慣を続けた方が長生きはしそうな気がしました。

 僕は犬が好きです。
 小さい頃、家で犬を飼っていた事もあり、
 定年退職した時に、犬を飼いたいと思いました。
 友達の獣医師に相談したら、
 どうせ飼うのならば、小さい頃から飼いたいよなと言われ、
 犬の寿命は14・5年だから、飼い続けると老老介護になるぞと言われ、
 犬を飼うのは断念しました。

 以前、通勤途中に大きな犬を飼っている家がありました。
 大人しい犬だったので、時々頭をなでたりしていましたが、
 やがてその犬が高齢になり、
 飼い主の方が抱きかかえながら
 運動させようとする所を見るようになりました。
 その方に、毎朝大変ですねと言ったら、
 家族ですから当然ですと笑っていたのが記憶に残っています。
 そんな事もあったので、犬を飼うのは諦めました。

 今は、高齢社会ですが、ペットも高齢社会なのですね。
 ネットで犬の歩行器などを少し調べてみましたが、
 色々商品化されているのにも驚きました。

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オーストリッチ丼・・・

2024年08月29日 18時28分25秒 | 日記
 我が家から直線距離で1.5kmほどの所に吉野家があります。
 昨日、用事があって車で出たついでに、お昼を食べようと寄りました。
 先月行った時に、麦とろ牛丼を食べて美味しかったので、
 これを食べようと思ったのですが、既に販売が終了していました。
 それで、普通の牛丼を食べて来ました。

 新しい商品として、オーストリッチ丼との広告がありました。
 オーストリッチってダチョウだよなぁと思いながら、
 値段を見たら、税込み1683円なので、
 年金生活者の昼食としては手が出ないと思いました。
 普通の牛丼ならば3杯くらい食べられます。
 国産と書いてありましたが、ダチョウの肉が商品として流通しているのか、
 吉野家で販売するとなると、かなりの数のダチョウの肉が必要で、
 どの位生産されているのかなどと、食べもしないのに考えていました。

 昨夜、ネットのニュースを見ていたら、
 読売オンラインにこのオーストリッチ丼が載っていました。
 それによると、吉野家ホールディングスは28日、
 ダチョウ肉を使った商品の販売を始めると発表したとの事でした。
 牛や豚、鶏肉に次ぐ「第4の肉」と位置づけ、
 食材の多様化につなげる狙いのようです。
 このオーストリッチ丼、吉野家の一部店舗で28日から1週間、
 約6万食を数量限定で販売するとの事で、
 肉をローストビーフ風に調理し、
 ジューシーな赤身肉のうまみが味わえるようです。
 ダチョウの肉は
 高たんぱくで低脂質、低カロリーの食材として知られていて、
 吉野家HDは子会社を通じ、
 茨城県石岡市の牧場で2017年から飼育や活用方法を研究し、
 現在約500羽を飼育していて、
 牛の3~4割程度の飼料で育てられるため飼育効率が高いと、
 読売オンラインは伝えていました。

 昨日、僕は、たまたま発売開始日に行ってしまったようです。
 期間と数量限定となると、
 ケチな事を考えずに食べてくれば良かったとも思いました。

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男はつらいよ・・・

2024年08月28日 19時07分59秒 | 日記
 映画「男はつらいよ」はご存知の方も多いでしょう。
 渥美清主演で、50作の映画が製作されています。
 全部観た方は、そうないかも知れませんが、
 何作かご覧になった方も多いでしょうね。

 最初の「男はつらいよ」が劇場公開されたのが、
 1969年8月27日だったそうで、
 昨日55周年を迎えたことを記念した「ファン大感謝祭」が行われたとの
 ニュースがありました。
 トークショーには、92歳になる山田洋次監督も出席し、
 「寅さんがこんなにも愛され、作り手として望外の幸せ」と
 語ったとの事です。
 イベントでは、全50作のファン投票の結果が発表され、
 1位は第17作「寅次郎夕焼け小焼け」が選ばれました。
 上位5位の作品は次の通りです。
 1位 第17作「寅次郎夕焼け小焼け」  (1976年、太地喜和子)
 2位 第1作「男はつらいよ」         (1969年 光本幸子)
 3位 第25作「寅次郎ハイビスカスの花」(1980年 浅丘ルリ子)
 4位 第32作「口笛を吹く寅次郎」(1983年 竹下景子)
 5位 第15作「寅次郎相合い傘」(1975年 浅丘ルリ子)
 「寅次郎夕焼け小焼け」は、
 先日岡田嘉子について書いた時に書きましたが、
 1位になるとは思いませんでした。
 僕は、第1作は別格として「寅次郎相合い傘」が1番かと思っていますが。

 第1作を観ると、話が盛沢山だと感じます。
 20年ぶりに柴又に戻って来た寅次郎が、
 妹のさくらの見合いをぶち壊し、
 さくらに思いを寄せる博との仲を壊そうとしますが、
 結局、さくらと博は結婚します。
 多分、当初はこんなにシリーズ化されると思っていなくて
 製作したのでしょうね。
 第1作の人気が出たので、
 「続」や「新」ができ、
 それぞれのタイトルが付くようになったのだと思います。

 「男はつらいよ」は、マドンナと呼ばれる女優が注目されますが、
 僕は男優も名優が多く出ていたと思います。
 松村達雄は、医者になったり僧侶になったり、
 おいちゃんになったりしています。
 米倉斉加年も警官になったり、寅さんの恋敵の学者になったりしています。
 志村喬、東野英治郎、花沢徳衛、森繁久彌、宮口精二、船越英二、
 大滝秀治、宇野重吉、嵐勘重郎、片岡仁左衛門、三船敏郎等々、
 女優も含めて、日本の映画史を彩った多くの俳優が出演しています。

 そして「男はつらいよ」の魅力は日本の風景です。
 今は失われてしまっているような日本の昭和の風景が映されています。
 昨年、岡山県の高梁市に行きましたが、
 高梁市は、「寅次郎恋歌」と「口笛を吹く寅次郎」の
 2作のロケ地になっています。
 今も、撮影場所などで、撮影当時の写真などが飾られていました。

 僕は50作全部観た訳ではありませんが、
 大好きなシリーズなので、語り出すとキリがないので、
 この辺で止めて置きます。

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多賀城碑・・・

2024年08月27日 18時42分17秒 | 日記
 宮城県多賀城市にある多賀城碑が、今日の官報の告示で、
 新たに国宝に指定されました。
 多賀城の碑は、
 既に3月15日に開かれた文化庁の文化審議会で、
 国宝に答申されていましたので、
 正式に決定したと言う事なのでしょうね。

 多賀城碑は、日本の3古碑と呼ばれる石碑の1つです。
 古碑と言っても古い方から3つと言う訳ではなく、
 現在は、石に刻まれた金石文、即ち「碑」の中で、
 書道史上から重要とされ日本三古碑と言われるようになっています。
 ちなみに。残り2つは、栃木県の那須国造の碑(国宝)
 群馬県の多胡の碑(国指定史跡)です。

 多賀城碑は、奈良時代に建てられたもので、
 古代東北で役所のような役割を担い政治や文化の中心だった
 国府である多賀城の創建が724年(神亀元年)だと明記されています。
 その辺が評価されて国宝となったのだと思います。

 僕は、昨年1月19日に見に行った事があります。
 多賀城碑は、石材は花崗砂岩(アルコース)で、
 碑身は高さ約196cm、幅約100cm、厚さ約50cmで、
 その一面を平らにして字を彫っています。
 その額部には「西」の字があり、
 その下の長方形のなかに11行140字の碑文が刻まれています。
 碑文などは、下記をご覧下さい。
 http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/498125265.html

 僕は、多賀城は、東北の蝦夷対策の最前線基地として、
 砦とか柵位の規模かと思っていましたが、
 広大な面積を有する、正に国府としての規模を持っているのを知りました。

 多賀城は、今年開府1300年を迎えます。
 それを記念して、整備が進められ、南門などの復元が行われました。
 調べてみたら、今年の11月1日に記念式典が予定されているようです。
 また行ってみても良いかなと思っています。


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エリアメール・・・

2024年08月26日 19時22分37秒 | 日記
 昨夜、そろそろ寝ようと思っていた、午後11時34分、
 スマホが突然鳴り出しました。
 栃木県砂防水資源課からのメールで、
 警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報を
 宇都宮市に発表したとの内容でした。
 その頃、少し雨が降り出したかと思いましたが、
 それほどの降りだとは思っていませんでしたので、
 宇都宮市のどこだと思ったのですが、それは分かりませんでした。
 大丈夫だろうと思ってそのまま寝ようとしました。

 ところが、午前0時30分、またスマホが鳴り出しました。
 今度は宇都宮市からのメールで、
 篠井地区、上河内地区の土砂災害警戒区域等に
 「避難指示」を発令したとの事でした。
 篠井地区は宇都宮市の西北部、上河内地区は市の北部です。
 我が家からは離れていますので、そのまま寝ました。

 気象庁はレーダー解析で1時間の雨量が約110ミリに達した
 塩谷町と鹿沼市付近に、記録的短時間大雨情報を出したとの事です。
 また、線状降水帯が発生したと発表しました。
 県によると、住宅の床下浸水や土砂崩れ、
 冠水による道路の通行止めが起きたが、けが人は出ていないとの事です。

 今朝は午前6時頃目が覚めました。
 まだ新聞が来ていなかったので、
 玄関の前で配達のお姐さんを待っていました。
 彼女とは、顔を合わせるとよく話をしています。
 色々心配してくれる有難い存在です。
 彼女は午前1時半頃出勤なのですが、その頃から雨が激しくて、
 午前3時にバケツをひっくり返したような雨が降って、
 市内を流れる田川はかなり水量が増えているとの事でした。

 お昼を買いに行ったコンビニの小母さんは、
 昨夜はスマホが五月蠅くて寝付けなかったと言っていましたが、
 そうですよね、と言って置きました。

 3日続けての雨の話になってしまいましたが、
 これから台風10号が来ます。
 かなり西の方に進路が変わっていますが、
 大気が不安定になっているので、今週一杯雨が続くようです。

 なお、今日は昼間は晴れたので、無事に洗濯は出来ました。

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豪雨・・・

2024年08月25日 19時04分09秒 | 日記
 昨日、宇都宮に大雨警報が出て、
 大雨の警戒レベル4の指示が出ていると書きました。
 僕は家にいて、激しい雨だとは思っていましたが、
 それほどの雨とは思いませんでした。

 昨日の雨は、宇都宮地方気象台の雨量計で、
 午後5時32分までの1時間に
 98.5ミリの非常に激しい雨とは知っていましたが、
 1930年(昭和5年)に統計を取り始めて以来、
 1957年(昭和32年)8月7日の100.5ミリに次ぐ
 歴代2位の雨量だったとの事で、これには驚いてしまいました。
 もちろん、僕が覚えている訳はありませんが。
 テレビのニュースでは、宇都宮市内で道路が冠水し、
 車のタイヤの半分位まで水が来て、
 海のようだと言っている人の声が放送されていました。

 それだけではなく、 JR宇都宮線と同烏山線、東武宇都宮線は
 落雷による信号トラブルや倒木で、一部上下線で運転を見合わせ、
 計約4300人に影響したとの事です。
 次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線も
 宇都宮市陽東地区の道路冠水などで一時全線の運転を見合わせました。

 また、落雷の影響で鹿沼、日光の両市で、
 固定電話の約1万7千回線が利用できない、
 または利用しづらい状況が続いて、
 両市の警察署や消防本部に
 電話が繋がらないなどの支障が出たとの事でした。
 停電も発生していて、栃木市、佐野市、さくら市など5つの市で、
 最大およそ3400件で停電しました。

 僕は、激しい雨だとは思いましたが、
 特段慌てる訳でもなく、窓から雨を見る程度でした。
 実際に表に出て、降り方などを確かめないと
 いけなかったのかも知れませんが、
 出て見ても全体の様子は分かりませんね。

 今日も、激しい雨が降る可能性があるとの予報でしたが、
 今のところ降っていません。
 このまま降らなければ良いですが。

 一方、富山県上市町では
 午後2時5分までの1時間に146.5ミリの雨が降ったとの事です。
 懸念されている台風10号の影響はそれほどではないと思います。
 それでも各地で、思わぬ豪雨が降っています。
 これからの気象はどうなってしまうのでしょうね。
 
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大雨警報・・・

2024年08月24日 19時06分33秒 | 日記
 今日は、朝から曇りで蒸し暑かったですが、午前中に晴れました。
 この先、台風10号が近付いているので、
 いつ洗濯するかと考えていたのですが、
 今日にすべきだったなぁと思っていました。
 お昼を食べに出たついでに買い物をして来ましたが、
 日差しが強く湿度が高くて、身体がベトベトするような感じでした。

 午後4時頃、突然暗くなって、すぐに激しい雨が降り出しました。
 雷も鳴っています。
 久しぶりの夕立だなぁと思っていました。
 天気予報でも、突然のにわか雨を注意していましたので、
 ある程度は予想された事ですから、驚きはしませんでした。

 宇都宮では、大雨警報が出されたようで、ネットに表示されていました。
 大雨警報ばかりではなく洪水警報も出ているようで、
 大雨の警戒レベル4に相当しているとの事です。
 警戒レベル4は、
 対象地域の全員は速やかに危険な場所から避難との事ですが、
 我が家は対象地域ではないようですから、何もしませんでした。
 しかし、避難しろと言われても、
 雨が激しい時に外に出る気になりませんが。

 ニュースでは、
 午後4時から午後5時の1時間で98.5mmの雨が降ったとの事です。
 午後6時過ぎに雨は小止みになりました。
 宇都宮市内では、道路の冠水などがあったようです。

 宇都宮市では、2019年10月13日、台風19号による大雨で、
 宇都宮市中心部を流れる田川が氾濫し、田川の近くの住宅が浸水しました。
 我が家から田川は直線距離で700m程度ですが、
 我が家には、水が来ませんでした。

 明日も、全国的に大気が不安定で、局所的な大雨がありそうです。
 また、台風10号は、まだ進路が定まっていませんが、
 かなり強力な勢いになりそうです。
 気を付けていた方が良さそうですね。

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夏の甲子園・・・

2024年08月23日 18時56分17秒 | 日記
 8月7日に始まった第106回全国高校野球選手権大会は、
 今日決勝が行われました。
 結果はご承知のように
 京都国際高校が東東京代表の関東第一を破って初優勝しました。
 試合は投手戦の緊迫した展開が続き、
 0対0と9回で決着が付きませんでした。
 タイブレークの延長戦に入り、京都国際高校が2点先行し、
 その裏の関東第一の攻撃を1点で抑えて勝ちました。
 関東第一も2アウト満塁まで詰め寄りましたので、
 正に紙一重の好ゲームだと思いました。
 京都府の代表の優勝は、
 1956年の当時の平安高校以来68年ぶりとの事です。
 因みに、大正時代の1915年に大阪の「豊中グラウンド」で行われた
 第1回大会当時の全国中等学校野球は
 京都二中学、現在の鳥羽高校が最初の初優勝を果たして以来、
 64校目の初優勝校となったとの事です。

 今回の大会は、猛暑で出歩く機会が減った事もあり、
 結構観戦していました。
 栃木県大会では、優勝候補と目されていた私立の強豪校が途中で敗退し、
 公立の石橋高校が優勝して甲子園に出場しましたが、
 甲子園でも、相次いで優勝候補の強豪校が敗退しました。
 その背景にあるのが、
 今回から本格導入された低反発バットのような気がします。
 主目的は、投手の怪我防止ですが、
 これまでのホームランや長打が試合を決めていた
 プロ野球のような展開から、
 緻密な本来の高校野球に戻ったような印象がありました。

 そうした事もあるのでしょうが、公立高校の活躍が印象に残りました。
 早稲田実業を破った島根県の大社高校をはじめ、
 石橋高校も含め、三重県の菰野高校、静岡の掛川西高校などが
 初戦を突破しています。

 投手が1週間で投げられる球数が500球に制限されましたので、
 やはり複数の投手がいないと勝ち上がれないようです。
 中々公立高校が複数の投手を育てるのも難しいような感じがしますが。

 優勝した京都国際高校は、1947年に創立した京都朝鮮中学が前身です。
 野球部は京都韓国学園時代の1999年に創部し、
 硬式では外国人学校として初めて日本高校野球連盟に加盟しました。
 2003年に学校教育法が定める「学校」として認可され、
 日本の教育課程も学ぶ私立校となりましたが、
 韓国からも正式な高校として認可されているとの事で、
 今回の優勝に、韓国の尹大統領が「奇跡のような快挙だ」と
 祝福のメッセージを出しています。
 校歌が韓国語で、甲子園で6回流れました。
 韓国嫌いの人がどのように反応するか気になっていましたが、
 今の所、余り嫌韓のような声は上がっていないような感じです。
 今回の優勝が日韓交流の一助になれば良いですね。

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岡田嘉子・・・

2024年08月22日 18時37分52秒 | 日記
 相変わらず映画を観ています。
 少し前に岡田嘉子の映画を観ました。
 岡田嘉子は、ご存知の方も多いかと思いますが、戦前に活躍した女優です。
 1937年(昭和12年)、
 演出家の杉本良吉と駆け落ちしてソビエトに亡命します。
 スパイ容疑で杉本は処刑されてしまいますが、
 岡田は1947年までラーゲリ労働と監獄生活を送ります。
 その後ソビエトで演劇の指導などを行い、
 1972年(昭和47年)に帰国し芸能活動に復帰しますが、
 1986年(昭和61年)にソビエトに戻り、
 1992年(平成4年)、89歳で亡くなりました。

 帰国していた間に、
 1976年(昭和51年)の「男はつらいよ」シリーズの第17作
 「寅次郎夕焼け小焼け」に出演しています。
 播州龍野を舞台にした映画で、太地喜和子がマドンナ役で出演し、
 他に宇野重吉が老日本画家役で出演していて、
 その初恋の人役が岡田嘉子でした。
 上品で美しい老婦人を演じていました。
 余談ですが、この作品には、
 宇野重吉の息子の寺尾聰さんもが出ていました。
 他には、1978年(昭和53年)の山本薩夫監督の
 自衛隊員のクーデターを描いた「皇帝のいない八月」では、
 乗っ取られた寝台列車の乗客役で渥美清と共に出ていました。

 今回観た映画は、
 1933年(昭和8年)の小津安二郎監督のサイレントの「東京の女」、
 1935年のやはり小津監督のサウンド版の「東京の宿」でした。
 岡田嘉子は1902年(明治35年)生まれですから、30代前半ですね。
 「東京の女」は学生の弟の学資ため、昼はタイピストで夜は身を売る女、
 「東京の宿」は、
 幼い娘の病気の療養費のため酌婦になる女を演じていました。
 もちろん、昔の映画ですから濡れ場はありません。
 悲劇的な内容でしたが、岡田嘉子はとても綺麗でした。
 その姿を観ながら、
 その後の彼女の過酷な人生を思いもしなかっただろうなぁと感じました。

 「寅次郎夕焼け小焼け」の予告編がYouTubeにあり、
 そこにチョッとだけ出ていましたので、宜しければご覧ください。
 https://www.youtube.com/watch?v=Qg-R8B5CaOs


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