天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

しゃれこうべと大砲・・・

2023年02月27日 19時12分51秒 | 日記
 ここのところ映画の話題を避けていますが、
 概ね毎日1・2本の映画を観ています。
 昨日、「にっぽんぱらだいす」を観ました。
 前田陽一が監督して、香山美子さんが主演した、1964年の映画です。
 第二次世界大戦直後、
 遊郭が進駐軍の慰安所を設け、これはすぐに廃止になりますが、
 その後、売春防止法が施行されるまでの遊郭の様子を描いた作品です。
 その中で、歌声喫茶のような場所で学生たちが、
 この「しゃれこうべと大砲」を歌うシーンがあり、
 余りの懐かしさに驚いてしまいました。

 ご存知のない方のために歌詞を書いてみました。
 原曲はシチリア民謡で、日本語の歌詞は東大音感合唱団が書いています。

 大砲の上にしゃれこうべが
 うつろな目をひらいていた
 しゃれこうべが ラララ いうことにゃ
 鐘の音も聞かずに死んだ

 雨にうたれ 風にさらされて
 空のはてをにらんでいた
 しゃれこうべが ラララ いうことにゃ
 おふくろにも会わずに死んだ

 春が来ても 夏が過ぎても
 誰も花をたむけてくれぬ
 しゃれこうべが ラララ いうことにゃ
 人の愛も知らずに死んだ


 僕は、てっきりロシア民謡と思っていましたが、シチリア民謡でした。
 昭和20年代から30年代の歌声喫茶で歌われていた曲のようです。
 歌声喫茶が生まれたのは、1955年前後のようで、
 1970年代までに衰退したとの事ですので、
 本物の歌声喫茶に行った事はありません。
 しかし、僕は小学校・中学校と宇都宮大学の付属校に通っていました。
 付属校ですから、
 1年間に3度ほど、教育実習の学生が実習に来ていました。
 そうした学生たちに何度か大学祭に招かれ、
 学生たちが設けた歌声喫茶行った覚えがあります。

 あるいは、中学生から高校生の頃、
 労音(勤労者音楽協会)に入っていた事があり、
 毎月だったか1か月置きだったかに行った覚えがあります。
 そこで聴いたのかも知れません。

 この曲を聴いて、すぐに分かりましたので、
 その他の機会などで、1度ではなく何度か聴いたのかも知れませんが、
 多分、ここ50年間は聴いていなかったような気がします。

 YouTubeに曲がありましたので、宜しければお聴きください。
 https://www.youtube.com/watch?v=eGDNLXODNGI


 なお、明日は所用により、日記などを休ませて頂きますので、
 お含み置き下さい。

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卒業式・・・

2023年02月26日 18時39分34秒 | 日記
 他の都道府県がどうなのか分かりませんが、
 栃木県内の県立高校は3月1日と決まっています。
 僕は卒業式には出ていませんが、僕の頃からそうです。
 昔は、国立大学一期校の入試は3月3日からでしたから、
 僕は、金沢に行くために、1日から出掛けていました。
 その頃は、金沢に行くのに1日掛かりでした。
 北海道大学など遠方の大学を受ける連中もそうでした。

 話がそれましたが、卒業式を前にして、
 マスクに関する対応が
 各校でマチマチだとのニュースが下野新聞に載っていました。
 文部科学省は2月10日に、
 児童生徒と教職員は式典全体を通じてマスクなし、
 来賓や保護者等はマスク着用を基本とする事を
 各都道府県の教育委員会に通知しています。
 栃木県の教育委員会は、
 「外す事を基本とし、着脱を強いる事がないよう配慮する」との方針です。

 これに対し、各高校の対応は、下記のように分かれているとの事です。
 ・原則外し、校歌斉唱は行わない
 ・原則外し、校歌斉唱時のみ着用する
 ・入退場時のみ外し、そのほかは着用する
 ・式典を通して着用する
 ・生徒個人の判断に委ねる 

 各高校で対応が分かれた背景には、受験が大きいようです。
 受験で神経質になっているところに、
 余分な神経を使わせたくないとの思いでしょうか?
 進学校の宇都宮高校や、春の甲子園に21世紀枠で出場する石橋高校は、
 入退場のみ外すとの事です。
 ちなみに石橋高校も進学校です。
 その他、在校生の出席を決めた高校や、教室でのリモートにする高校、
 校歌斉唱は行わず、録音で対応する高校など、
 様々な面で、各高校が苦労して決めたように感じました。

 某高校の教頭は、
 「生徒の中には、マスクを外すのが恥ずかしいとの声も多い。
  晴れの日を顔が見える状態で過ごせる緩和の指針を
  学校は有難く思うが、生徒たちは違うのかも知れない」と
 語っていました。
 コロナ禍の3年間、高校生活は常にマスクを着用していたのでしょう。
 習慣になってしまっているのかも知れません。
 以前顔パンツと言う若い人の感覚について書きましたが、
 マスクを外すのは恥ずかしいとの意識が出ているのかも知れません。
 勝手にマスクを着脱していた僕には、中々理解出来ませんが、
 高校での3年間は、我々の3年間とは違った時間なのでしょうか。
 彼らが卒業して出て行く社会が、
 元に戻るのか、何か変化があるのか、その辺も分かりませんが。

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中華料理店・・・

2023年02月25日 18時47分43秒 | 日記
 馴染みの中華料理店のご主人が亡くなった話は以前書きました。
 ご主人と奥さんでやっていた店でしたので、当然閉店してしまいました。
 レバニラ炒めが美味しくて、世間話をしながら食べられて、
 たっぷりと野菜が摂れる店でしたので、とても不便になってしまいました。
 代わりになる店がないかと、ここのところ何軒か試しに行っています。

 これも以前書きましたが、
 中国からの留学生らしい若者が麻婆豆腐を1人前取って、
 他の若者はライスだけで食べるのを許していた店がありました。
 店の奥さんらしい方が中国人のようで、
 少し日本語がたどたどしい感じです。
 味はそこそこだと思いますし、値段は仕方ない感じですが、
 街中にある店なので、
 平日の昼食時は、若いサラリーマンで一杯になります。
 日曜日は休みなので、土曜日に行くようになりました。
 今日も行って、肉野菜を食べて来ました。

 もう1軒ないかなと思っていたところでしたが、
 ある知り合いから
 ちゃんぽん麵が美味しいと教えてもらった店がありました。
 店の存在は知っていましたが、入った事はありませんでした。
 先日、入ってみました。
 オープンキッチンの前にカウンター席があり、
 その他テーブル席があります。
 一人で昼時に入るのにはカウンター席になります。
 メニューが壁に貼ってあるので、チャンポンは・・・と探していたら、
 うちは、お昼はランチセットきりやっていないと言われました。
 それで、ラーメンと半チャーハンのセットを食べて来ました。
 その店、朝はメニューの品もあると言うので、
 はじめ冗談かと思ったのですが、
 店の方から、営業時間が書いてある紙を示されました。
 営業時間は、午前3時から午後2時までになっていました。
 これには驚きました。
 東京ならば、いざ知らず、
 宇都宮で午前3時に開く中華料理店があるとは思いもしませんでした。
 近くに、郵便局があります。
 集配業務を行う大きな郵便局なので、徹夜で働く人がいて、
 その人向けの店なのか?と勝手に思いました。

 オープンキッチンでは、3人のお婆さんが働いていました。
 年を訊いた訳ではありませんが、絶対に僕より上だと思いました。
 一人が鍋で調理し、一番年配と思われる方が麺を茹でたりしています。
 残りの一人が料理の提供と会計などをしている感じです。
 ランチセットは日替わりのようで、
 チャンポンは木曜日にしているとの事でした。
 その店の一番のお勧めは味噌ラーメンとおっしゃっていました。
 僕は味噌ラーメンは食べた事がありません。
 どうしてもラーメンは醤油だとの固定観念から抜け出せないでいます。
 札幌でラーメンを食べた時も醬油味でした。
 食わず嫌いだとは思っているのですが、
 その内、味噌ラーメンの初体験がありそうな予感がしています。

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ウクライナ侵攻・・・

2023年02月24日 18時11分56秒 | 日記
 既に多くの報道がなされていますので、ご承知の方も多いでしょうが、
 ロシアがウクライナに侵攻して1年になります。
 侵攻する前、
 ロシアがウクライナ国境に部隊を集めているとの情報が流れましたが、
 大方は、侵攻はないだろうとの見方だったと思います。
 しかし、ロシアは侵攻しました。
 侵攻した後、ロシアとウクライナとの国力の差から、
 それほど時間が掛からないだろうと僕は思っていました。
 しかし、これまた予想に反し、今日まで戦闘は継続しています。

 ウクライナもロシアも戦死者の数を慎重に隠していますが、
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問は去年12月、
 政府の推定としてウクライナ軍の死者数は1万人から1万3000人で、
 けが人はさらに多いとしています。
 ロシア軍の死者数は、去年9月、
 ロシアのショイグ国防相が5937人と明らかにして以降、
 死者数全体に関する発表はありませんが、
 ウクライナの戦況を分析しているイギリス国防省は今月17日、
 ロシア軍の兵士や民間軍事会社の戦闘員の死傷者数が合わせて
 17万5000人から20万人、
 この内、死者数は4万人から6万人とみられるとしています。
 また、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)では、
 ウクライナでは、
 子どもを含む530万人以上が国内で避難を強いられており、
 1800万人以上が、国境を越えて国外へ避難していると推計しています。

 これだけ多くの犠牲者を出している理由は、当然ロシアの侵攻なのですが、
 ウクライナが抵抗した事も大きいと思っています。
 古来から、国を守る事は当然の事とされ、
 多くの英雄譚が生まれていますが、
 そのために、これだけ多くの人が命を失い、生活を失って、
 それが本当に正しい選択だったのかとの気持ちになります。
 侵攻が始まってから、
 本当に必要な戦闘なのかとの声は結構聞こえています。
 平穏な生活を望む庶民の立場としては、ウクライナにしろロシアにしろ、
 税金を納める先が違うだけのような気がします。
 ロシアの方が強権的で人権感覚も乏しいのかも知れませんが、
 程度問題はあるにしても、先ずは命あっての物種だと思います。

 古来から、自分の国を守るのは当然の事とされて来ました。
 それに反すると、売国奴などとも呼ばれて来た訳ですが、
 しかし、ウクライナの惨状を見るにつけ、
 国を守る事=国民の生活を守る事ではない事は明らかです。
 「世の中がどうなろうと 毎朝1杯の紅茶が飲めれば良い」との
 言葉があります。
 あるいはトルストイの言葉のような気がするのですが、 
 調べてみて、分かりませんでした。

 ウクライナの状況から、日本国内でも防衛力強化の声が高まっています。
 背景にあるのは、中国脅威論だと思うのですが、
 毎回書いている通り、日本は海岸線が長く防衛には不向きな地形です。
 日本が中国から攻撃を受けて勝てる訳がありません。
 更に、若年層が減っている高齢社会でもありますし、
 エネルギーも食糧も他国に依存しています。
 こうした状況を踏まえれば、
 日本は、戦争にならないような外交を行う以外ないと思います。

 ウクライナへの侵攻が年を経過しても、先が見通せないでいます。
 ここに来て、ロシアが核兵器を使うのではないかと懸念されています。
 それによってすぐに第三次世界大戦にはならないかも知れませんが、
 今までとは比較にならない被害が出る事も間違いありません。
 1日も早い停戦を望むばかりですが、果たしてどうなるでしょうか?
 
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ローカル路線バス乗り継ぎの旅・・・

2023年02月23日 19時13分21秒 | 日記
 テレビ東京で放送していたこの番組が好きでした。
 ご存知の方も多いかと思いますが、
 俳優の太川陽介さんと漫画家の蛭子能収さんに
 女性タレントを加えた3人が、
 3泊4日で定められた目的地を目指す番組です。
 このコンビでの番組は、2017年1月2日の第25回で最終回となりました。
 この事については、2017年1月6日の日記に書きました。
 番組は2007年10月20日から始まっていますので、
 10年間で25本ですから、年に2・3回の放送だった訳です。
 番組の初めから観ていた訳ではありませんが、
 放送があると楽しみにしていました。

 この番組の再放送をBSテレビ東京が放送している事を
 しばらく前に知りました。
 毎週火曜日の午後6時54分からです。
 一昨日、
 第13回の東京の新宿駅西口から
 新潟市の萬代橋迄の番組を放送していました。
 太川さんと蛭子さんのコンビが良いですね。
 このコンビの後を
 俳優の田中要次さんと小説家の羽田圭介さんのコンビが継ぎました。
 2・3回観たのですが、お二人とも真面目過ぎる感じで、
 観なくなってしまいました。
 その後も、趣向を凝らした番組があるようですが、
 やはり最初のインパクトが強かったので、観ていません。

 この番組を観ていると、
 現在の日本の地方の状況が分かるような気がします。
 特に山間部などの過疎化が進んでいて、
 かつてあった路線バスが廃止されている場面が何度もありました。
 また本数が少なく、1日1本と言うようなバスもありました。
 その代わりとして、
 各市町村などが運営するコミュニティバスが導入されていますが、
 やはり地方での生活は、
 自動車を運転しない人は大変だろうなぁと思う事がしばしばありました。
 また、僕が行った所が出る事もありました。
 それもまた楽しみの1つです。

 一昨日観た番組は、2012年12月5日~8日にかけて撮影されたものです。
 丁度10年前だなぁと思いながら観ていましたが、
 今、行ったらどうなっているでしょうね?
 更にバスの本数が減っているような気もしますが。

 この路線バスの旅、一番贅沢な旅のような感じもしています。
 僕が出掛ける時は、ある程度調べて行きます。
 本当は、行き当たりばったりにしたいのですが、
 帰って来られなくなったりするのも困ります。
 車ならばそうした心配はないのですが、歩く事が難しくなります。
 また別の人で、同じような番組が出来れば良いなぁと思うのですが。

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3年・・・

2023年02月22日 19時19分54秒 | 日記
 今朝の下野新聞の1面トップは、
 栃木県内で、新型コロナウイルス感染者が初めて確認されて、
 今日で3年になるとの記事でした。
 21日の累計感染者数は41万6335人、死者1041人との事です。

 2020年1月6日、中国の武漢で原因不明の肺炎が確認され、
 1月14日に、WHOが新型コロナウイルスと確認しました。
 そして1月15日に、日本で初めての感染者が確認されました。
 そこから栃木県で感染が確認されるまでに1か月余りだった訳です。
 ここ3年ほどの日記を読み返してみました。
 感染者が出てからは、毎日のように感染者を確認し、
 各都道府県の感染状況を見るのが習慣になっていました。
 感染者を出していなかった岩手県で感染者が出たのが7月29日でした。
 下野新聞では、
 感染者の年代や性別、感染経路などを一覧表にしていましたが、
 その内に間に合わなくったのでしょう、いつの間にか止めてしまいました。

 感染者が出た時の安倍内閣、
 次の菅内閣、そして岸田内閣と変わりましたが、
 政府のコロナ禍対策は、
 先を見通せない場当たり的な対応が多かったような気がします。
 新型コロナウイルスが変異を繰り返し、
 抜本的な治療法が見い出せない中でしたから、
 ある程度分からないでもないのですが、
 二転三転したような対応が多かった印象です。
 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)など、
 インターネットを使ったシステムが出来ましたが、
 いずれも上手く行っていない感じです。
 アベノマスクではありませんが、
 税金の無駄遣いが多かったような気がします。

 新型コロナウイルスが
 社会にどのような影響を及ぼすのか気になっています。
 最近のニュースでは、3年ぶりとの表現を見る事が多くなりましたが、
 祭やイベントなどが復活しているようです。
 それが社会全般に及んでいるのか、
 この3年間で、人の考えに変化が出ているのか、気になっています。
 フェイスツーフェイスで会う事の大切さに、
 人が再認識すれば良いなぁとも思いますが、どうなるでしょうか?

 日記を読んでいて、この3年間、僕はほとんど自粛もせずに、
 よく遊び歩いていたような感じもしました。
 ほとんど人が乗っていない新幹線や、
 人通りが絶えた浅草など、貴重な体験が出来たとも思っています。
 初めて、パンデミックを目の当たりにして、色々考えた事もありました。

 ワクチン接種をしたからなのかどうか分かりませんが、
 今のところ感染はしていません。
 今回のコロナ禍、先が見えて来たような感じがしています。
 このまま終息すれば良いと思っています。

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死刑制度・・・

2023年02月21日 18時36分04秒 | 日記
 長くお付き合い下さっている方はご存知かと思いますが、
 僕は、自ら頑固と言う位の死刑廃止論者です。
 今日のネットのニュースを見ていたら、
 「日本の死刑制度の廃止求める勧告 国連人権理事会から」と題する
 J-CASTニュースの記事に目が向きました。

 加盟国の人権状況を定期的に審査している国連の人権理事会は、
 2023年2月3日、日本の人権状況ついて6年ぶりに審査を行い、
 死刑制度の廃止を求める勧告を含んだ報告書を
 採択したとのニュースでした。

 国連では
 「死刑廃止を目指す市民的及び政治的権利に関する
  国際的規約第2選択議定書」(死刑廃止条約)を
 1991年7月に発効していて、
 日本はこれまでに何度も
 国連から死刑制度の廃止を求める勧告を受けていますが、
 未だに批准していません。
 世界の状況は、2020年末時点で、
 刑罰として死刑を廃止している国は108か国で、
 軍法下や特異な状況における犯罪など
 例外的な犯罪を除いた通常犯罪では死刑を廃止している国が8か国、
 10年以上の間、死刑が執行されてない、
 事実上の死刑制度廃止国が28か国、
 以上の合計144か国が廃止国として数えられていて、
 死刑制度が存続している55か国を大きく上回っています。
 これまでも何度か書いて来ましたが、
 世界では死刑廃止が潮流となっています。

 OECD(経済協力開発機構)加盟国36カ国のうち、
 死刑制度があるのは日本、アメリカ、韓国の3カ国のみです。
 韓国は通常犯罪に対して死刑制度はありますが、
 過去10年間に執行はされていません。
 アメリカは各州でそれぞれ死刑制度がありますが、
 死刑廃止と執行を停止、過去10年執行していない州は合計34州になり、
 50州の7割が、ほぼ廃止しています。
 EUは、その加盟に死刑廃止を条件としています。

 2018年3月には、国連人権理事会が
 「人権状況の対日審査」の勧告を出していますが、
 日本政府は死刑制度の廃止や一時停止を求める勧告の受け入れを
 拒否しています。
 その理由は、「死刑制度を容認する国内世論」というものでした。
 確かに、死刑制度の存続に関する各種世論調査では、
 存置する事に賛成の人が圧倒的多数を占めています。
 そもそも、人権に関する問題は
 世論調査に馴染まないのではないかと思うのですが。

 死刑制度容認の主な理由は、
 被害者(遺族)感情に対する配慮、
 国民感情、犯罪抑止力ということでしょう。
 これらについては、これまでも書いて来ましたので繰り返しませんが、
 それらが合理的なものなのか疑問だと思っています。
 このままでは、日本が死刑制度を存置している野蛮な国だと批判されても
 止むを得ないのかなぁと思うのですが。

 勧告に法的拘束力はありませんが、
 政府は、6月の国連理事会までに、
 勧告を受け入れるどうか判断する事になります。

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ラーメンライス・・・

2023年02月20日 19時25分45秒 | 日記
 漫画家の松本零士さんが、
 今月13日、急性心不全のため亡くなったとのニュースがありました。
 享年85歳だったとの事です。
 松本さんの代表作として、
 「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」などが挙げられ、
 宇宙や冒険をテーマにした壮大なSF作品と紹介されています。
 「宇宙戦艦ヤマト」のアニメが放送されたのが、1974年10月からで、
 この頃は余りテレビを見ませんでした。
 「銀河鉄道999」が連載され始めたのが1977年1月でしたから、
 この頃は勤め始めた頃で、余り漫画を読みませんでした。
 そんな事から、この代表作とされる2作は、余り馴染みがありません。

 その代わり、僕が松本さんの作品で馴染んでいたのが「男おいどん」です。
 『週刊少年マガジン』で
 1971年5月9日号から1973年8月5日号まで連載されていたとの事です。
 丁度、僕の学生時代で、下宿していた頃と重なります。
 老朽した下宿の四畳半の部屋を借りて極貧生活を送る
 大山昇太(のぼった)を主人公とし、
 彼を取り巻く人々の生活を描いていました。
 昇太の貧乏生活が面白くてよく読んでいました。
 もっとも、僕も貧乏生活でしたから、マガジンを買う余裕もなく、
 食堂などに置いてあるのを読んでいた訳ですが。
 当時、僕は3畳間に住んでいました。
 彼が4畳半に住んでいて何が貧乏だと思った記憶があります。
 昇太の押し入れには、パンツが山積みとなっていて、
 ろくに洗濯もしないため、雨が降ればサルマタケと称するキノコが生え、
 お金がない時には、これを食べていました。
 僕は、キチンと洗濯していましたので、そのような事はなかったですが。

 昇太がよく食べていたのが、ラーメンライスでした。
 僕は、値段が安く、量が食べられるからだろうと思っていました。
 ラーメンをおかずにしてご飯を食べていた訳で、
 栄養のバランスからしてどうかと思いましたし、
 僕は、そこまで貧乏ではないと思い食べませんでした。

 もうかなり前になりますが、長男と一緒に家系ラーメンの店に行った時に、
 味が濃いから、ライスで口直ししながら食べた方が良いと言われ、
 試してみましたが、確かにライスがあった方が食べやすかったです。
 その時に、ラーメンライスもこのような食べ方もあるのかと思いましたが、
 昇太が行っていた店は、古い中華料理店でしたから、
 そんな食べ方の必要はなかったような気がします。

 松本さんが、貧乏生活の漫画から、
 どうして宇宙をテーマにしたSFになったのか分かりませんが、
 基本は貧乏生活なのかなぁと思っています。

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山車に女児・・・

2023年02月19日 18時16分55秒 | 日記
 今朝、ネットのニュースを見ていて、
 『「山車に女児」ユネスコ遺産の祭で意見割れる』との
 読売新聞オンラインの記事を見付けました。
 読んでみたら、
 富山県高岡市の伝統行事の
 「高岡御車山(みくるまやま)祭」の話なので驚きました。
 高岡市には、2021年6月30日に行った事があります。
 そして御車山について展示している御車山会館にも行きました。

 問題は、5月1日に行われる高岡御車山祭で、
 山車に女児を乗せることを認めるか否かを巡り、
 保存会で意見が割れているとの事でした。
 400年以上の歴史がある同祭は、
 山車を所有する「山町」と呼ばれる10町が、
 男児を山車に乗せて市内を巡業する事になっていて、
 これまで山車のご神体を見守る役割は男児が務めてきました。
 各町の代表者らで作る「高岡御車山保存会」の会則に
 男児限定との文言はなく、
 ただ、山車の上は神聖な場所として
 女人禁制が慣習になっていたとの事です。

 この慣習への異論は10年ほど前から上がり始め、
 背景には、
 子どもの人口減少とジェンダー平等意識の高まりがあるようです。
 伝統を守るべきか時代の流れに合わせるか、
 中々厄介な問題なのだと思います。
 京都の「祇園祭」は、大型の山鉾12台のうち
 9台は女性も登ることができますが、
 3台は今も女人禁制で、対応は分かれているとの事です。

 御車山会館に行った時、解説の女性が熱心に勧めるので、
 15分程度の祭の映像を見ました。
 あの日は暑い日で、歩き疲れていた事もあり、
 涼んで休憩する意味もありました。
 祭の準備段階からスタートして、
 祭の最高潮に達して終わるまでの映像でした。
 この映像、迫力がありましたが、違和感もありました。
 と言うのは。祭の中に全然女性が出て来ないからでした。
 映像を見終わってから、解説の女性に
 「全然女性が出ませんね」と訊いたところ
 「そう言う祭なのですよ」と言われました。
 歴史のある祭の方が、女人禁制は厳しいものがあるのだろうと思いました。

 御車山を巡る問題は、
 伝統を守る事も大切ですし、時代の流れに合わせる事も必要で、
 それぞれ一理あるので、難しいなぁと思います。
 結局は、祭の当事者の皆さんが話し合って解決する以外ないのでしょうね。

 なお、御車山会館は下記に載せてありますので、
 宜しければご覧ください。
 http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/484914217.html


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卵・・・

2023年02月18日 18時44分47秒 | 日記
 僕は卵が好きなので、いつも買い置きしています。
 卵とご飯さえあれば、食事は何とかなると思っています。
 いつも、1パック10個200円程度の卵を買っていますが、
 大体賞味期限内に食べきる訳ではありません。
 1週間か10日程度は過ぎますが、
 これは問題ないとの話ですから気にしていません。

 昨日、前回買った卵を使い切ったので、今日買いに行って来ました。
 卵が棚にないのに驚きました。
 いつも買うメーカーのLの卵は、既に売り切れていました。
 概ね240円位だったと思います。
 MSの卵が219円でしたが、それも残り少なくなっていて、
 どんどん買う人が来ています。
 買えないよりは良いかと思って、それを買って来ました。
 値段もさる事ながら、品物がないのに驚きました。
 僕が行ったのは、お昼過ぎでしたが、
 多分それほど時間をおかずに売り切れてしまうのではないかと思いました。

 今日のニュースを見ていたら、
 野上浩太郎農水大臣は、
 昨年、「正月明けになると少し落ち着いてくると思っている」と
 話していたとの事ですが、
 昨日、大臣は、
 「完全間違いというか先を見通す力がなかった」と発言しています。
 原因は鳥インフルエンザによる殺処分で、
 供給量が減少したことによるもののようで、
 これにより供給量が大幅に落ちているとの事です。

 確かに、今年度中の鳥インフルエンザの発生は、既に74例に達しています。
 特に採卵鶏の農場が多くて、
 感染が確認されると全部の鶏が殺処分されます。
 昨年12月15日の青森県三沢市の養鶏場で137万羽が処分されましたが、
 他に100万羽を超える処分が3回ほど行われています。
 74例のほとんどが採卵鶏ですから、
 これほど多いと卵が品薄になるでしょうね。
 外食チェーンやコンビニでは、
 卵を使った商品の提供を取りやめている所もあるとの事です。

 ヒナが誕生して6か月しないと卵が出荷出来ないようですので、
 卵の流通が元に戻るのには、半年以上かかりそうです。
 更に、飼料代が高騰しているようですので、
 物価の優等生と呼ばれた卵の値段が元に戻る事があるのか、
 気になるところです。

 とは言え、今日買って来た新鮮な卵ですから、
 夕飯に、久しぶりで生卵をご飯にかけて食べようかと思っています。

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