京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

夢の扉『極うまの米 栄養UP金芽米の秘密』

2013-10-25 06:20:27 | 科学・宇宙・歴史

今回の夢の扉は、金芽米です。近頃金芽米という言葉を耳にするようになりました。いま人気のタニタ食堂のご飯は全て金芽米だそうです。
私も名前は聞いたことはあるのですが、いつも買い物に行く大型スーパーで見かけません。念のため放送が終わった翌日、買い物ついでにお米を見に行きましたが、金芽米はありませんでした。流通ルートが違うのでしょうかね。






金芽米は産地や銘柄に関係なく、どんなお米もワンランク上のお米にしてしまう精米技術だと言います。開発したのは東洋ライス社長の雑賀慶二(79歳)、無洗米の産みの親でもあります。






金芽米の秘密は、これまでの精米では取り除かれていた 約100分の1ミリの亜糊粉層を残す、という技術革新でした。



およそ40年かけて開発した金芽米の精米機。この精米機にかかれば、産地や銘柄を問わず、味や栄養価を上げるというから驚きです。
従来の精米は、玄米から胚芽と糠ぬかを取り除きます。





しかし、糠の裏側に旨味と栄養価の高い薄い層( 亜糊粉層 )が隠されていて、雑賀はそこに注目しました。




亜糊粉層の栄養価
金芽米と普通の白米の比較
ビタミンB1が11倍、美肌やコレステロールを下げるオリゴ糖も11倍もあります。





また、金芽米 亜糊粉層は大量に水を吸うので、炊き上がりの米はかさが増す。従って金芽米は白米より1割少なくしても出来上がりは同じだそうです。
従って、同じ量を食べてもカロリーオフというわけです。










どうやって、 亜糊粉層を残すかの技術開発に成功







金芽米は2008年モンドセレクション授賞します。





金芽米の消費者向けセミナーで、新たな健康パワーが発表されます。
亜糊粉層に含まれる糖脂質は、人間の免疫力を高める効果があり、生活習慣病、感染症、花粉症などを予防治療できる効果が期待できるそうです。














2011年、米は消費額でパンに追い抜かれました。また、この30年で耕作放棄地は約3倍になっています。そこにTPPもあり、かつてない危機感を雑賀はいだきます。
日本の米文化を守るために、優れた金芽米を日本国内だけでなく、世界に広げたいとの思いで、外国人向けの試食会の開催しました。新聞記者、外交官関係者などにさんかしてもらい、大きな手応えも得ます。









冒頭で書きました通り、私はまだ食したことがありません。一度食し、自分の舌で味を確かめてみたいと思います。









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