京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『田中一村、清春芸術村、棟方志功』アートの旅日曜美術館

2015-05-04 14:52:39 | 美術・博物館


先日放送の日曜美術館 『アートの旅スペシャル みつけよう、美』をお届けします。

美術をもっと自由に 楽しもうという、「アートの旅」スペシャルバージョンで、
女優ミムラさん、俳優青木崇高さん、漫画家ヤマザキマリさんがアートの旅に出ます。

ミムラさんが旅するのは、南国・奄美大島です。
憧れ続けて来たひとりの画家が、創作に燃 えた時間を過ごした場所です。
1984まだ無名の頃に日曜美術館で紹介し、 大きな反響を呼んだ田中一村です。
奄美の「田中一村記念美術館」を訪ねます。





一村は明治41年生まれ、50歳で奄美に渡り絵を描き続けました。

いくつかの作品が紹介されました。

「初夏の海に赤しょうびん」
生い茂る南国の植物、岩場に止まる赤しょうびん。










「奄美の海に蘇鐵(そてつ)とアダン」
赤く色づく蘇鐵の実とアダンの実





「不喰芋(くわずいも)と 蘇鐵」
一村最晩年の作品です。
画家自ら命を削って描いた、閻魔大王への土産品と語っています。










「桐葉に尾長」
奄美以前の作品





「浅春譜」
昭和30年代頃、千葉に住んでいたときの作品
農村に訪れたまだ浅い春。この頃の一村は何度も公募展に応募し、落選を繰り返す日々だったそうです。





「海老と熱帯魚」





「びろう樹森」





次は 俳優の青木崇高さんが、山梨県の「清春芸術村」を訪ねます。
建築家安藤忠雄の 「光の美術館」や、谷口吉生の「ジョルジュ・ルオー記念館」など、
名建築と芸術が一体に なったユニークなアートスポットを巡ります。





「光の美術館」





「聖顔」1939 清春白樺美術館





最後は「テルマエ・ロマエ」の漫画家ヤマザキマリさんです。
訪れたのは青森県の棟方志功の記念館と豪雪で有名な酸ケ湯(すかゆ)温泉です。


「二菩薩釈迦十大弟子」1939
普賢菩薩と文殊菩薩、釈迦の十人弟子を描いた棟方の代表作です。










「歓喜頌」1953
大好きだったベートーベンの第九をイメージした作品
棟方の歓喜の世界です。











「北脈の柵」1957
八甲田連峰が女性像で描かれています。
これも棟方の独特の世界観です。





棟方がこよなく愛した、酸ケ湯(すかゆ)温泉
ここにも棟方の絵があります。

「八甲田霊山萬千閣大観之図」





「 酸湯大妙薬師如来尊影」
この温泉のために描いた特別な作品





私はかねてより棟方志功の作品が好きです。
いのちの躍動が感じられるのです。





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