京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

夢の扉『平成のブラックジャックと京都町工場のコラボ』

2013-10-17 06:26:45 | 科学・宇宙・歴史

今回の夢の扉は、『世界が賞賛、二人の日本人が生みだす 最強 の医療器具 、傷痕が残らない手術を実現し、世界中の患者を救う』という、長たらしいが何とも興味がそそられるタイトルでした。
ドリームメーカーは、平成のブラックジャックこと金平永二 さん 、そして 唯一 無二の加工技術をもつ二九良三 さんの二人です。
この二人は、過去に夢の扉で紹介されており、今回はその二人がタッグを組み、 傷痕が残らない体にやさしい手術を可能にす る、医療器具開発するという内容です。






「ずっとこんな手術器具が欲しかったんだ!」 とドイツに集まった世界各国の外科医たちが賞賛する、手術器具を生み出したのは 、内視鏡外科医の金平永二さんです。








金平さんは、患者が喜ぶことが本当の医療という信念を貫くた め、 日本初のフリーランス外科医となった、世界でも トップクラスの熱きスーパードクターだそうです。 そして、もう一人は、軽くて強くて錆びないうえ に、自由自在に曲がるβチタンパイプを、 世界で唯一作る技術をもつ金属精密加工業の二九良三さんです。









『世界中で、何百万人もの人を救えるかもしれな い』 町工場と外科医、まったく異業種の二人が、世界の どこにもない物づくりに乗り出しました。
開発するのは、内視鏡外科手術用の「鉗子(かん し)」です。




開発するのは、“まっすぐ棒状”という従来の常識を覆す、 “ヘビのように曲がりくねった”手術鉗子です。




これができれば、腹を切らずに、 おへその孔から器具を挿入して行う「単孔式内視 鏡手術」に革命が起こる。そのために、金平さんが求めるのは、3ヵ所で曲がり、先端 がグルグル回転する器具です。









試作を重ねても、操作がうまくいかない・・。そ のとき二人は、互いにある行動に出ました。それは、多くの人が、安全に、安心して体にやさしい手 術を受けられるようにとの思いで 「医工連携」を強めたのです。

外科医と町工場のコラボ挑戦、その名前は、「ザ・プロジェクト・ドラコ」。
なんとも面白い名前です。




7カ月間の挑戦の末ついに完成します。
そして、世界のトップクラスの外科医と世界の医療機器メーカーが参加した、国際学会で、βチタンパイプを使った新しい手術器具「ドラゴン」を発表します。
からだに優しい手術を世界に広めたい、その思いで作った器具の発表は、学会一の関心を集めます。




























本物の手塚治虫のブラック・ジャックのように、出来すぎのような話ですが、新たな器具が患者さんに喜んでもらえばいいですね。









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2 コメント

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医療器具の改良が忘れられている (「へんちき論」管理人)
2013-10-17 13:25:14
革新的な手術器具や術式が開発されるのは、大変喜ばしいことです。
ですが、昔からの医療器具で改良されていないものがたくさんあります。
京都で定年後生活さんはすでにお読みでしょうが、以下の記事をそのほかの皆さまのために。

http://blog.goo.ne.jp/nakazato-hitoshi/e/1f07854077334cd57f802ec9639a1d0e
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Unknown (京都で定年後生活)
2013-10-17 14:29:45
いつもありがとうございます。
拝読させていただいておりました。先生の額帯鏡の記事で思いだしたことがあります。今から30年以上前ですが、当時知り合いの内科医師(団塊世代より少し上)と雑談をしていたとき、たまたま額帯鏡の話になり、近くにいた看護婦さんが、「額帯鏡はその医師のお父さんがつくったのよ」という話を記憶しております。何分古いことなので、今では真偽不明ですが。
それにしても、額帯鏡をする医師は見なくなりました。この間、耳鼻科にも受診しましたが、見てないですね。
京都で定年後生活より
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