世界最大級の浮体式による洋上風力発電設備が、11月11日、福島沖で運転を開始しました。当日の運転開始式の模様は、マスコミ各社でも報道されましたので、御存じの方もあると思います。
運転開始式
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佐藤福島県知事
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福島沖合18キロの洋上で、直径80メートルの大型風車が回転して、1基で最大2MW(メガワット)の電力を洋上から供給可能になりました。隣接して浮かぶ変電設備を経由して福島県内まで海底ケーブルで送電します。
洋上に運搬する大型風車
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洋上の発電所
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今回の夢の扉は、 11月17日放送の 『世界初の洋上風力発電所』です。
福島を新エ ネルギー拠点にとの願いをこめ、オールジャパンの技術力で挑んできた国家プロジェクトを取りあげています。ドリームメーカーは、丸紅 国内電力プロジェクト長、福田知史さん(49歳)です。
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福田さんは商社マンとして、世界の電力事業に携わってきた人です。
遠くジャマイカの赴任地で、大震災が東日本を 襲ったことを知った福田さんは、『福島のために何かしなければ』、 福島を風力発 電の集積地にして復興に役立てたい、 とプロジェクトリーダーを引き受けます。
揺れる変電所、巨大チェーン、海底ケーブ ルと、世界初づくしです。 そして、最大の難関である地元漁業関係者との交渉も、熱意で克服し、やっと実現にたどり着くことができました。
今後は、設置できる場所が広く風も強い沖合で耐久性を確かめながら、漁業との共存や事業化の可能性を調べていくそうです。
来年には、さらに大きな風車を2基追加し、1万3千世帯分の電力を供給できるようになる計画です。将来的には風力だけで、原発なみの発電力をめざしています。
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浮く発電所のメリット
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一時期、陸上の風力発電がもてはやされ、たくさん設置されましたが、低周波振動といった問題、さらには風車プロペラの損傷や落下事故もよく聞かれるようになりました。
今回の洋上の発電、計画通りにすすめばいいのですが、どうでしょうか。
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