京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京町屋下京(34)坂*家、京宿日和、吉*家、八幡ゲストハウス、松本染色工芸、町屋宿泊所、風花雪宿泊所

2020-03-03 18:33:42 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第34回です。

坂*家
修徳まちなみ景観指定

















京宿日和










吉*家
修徳まちなみ景観指定















八幡ゲストハウス





松本染色工芸
修徳まちなみ景観指定













町屋宿泊所









風花雪宿泊所










京都の町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「修徳まちなみ文化財」は貴重ですね (mainichi3916)
2020-03-04 16:14:46
修徳学区は烏丸五条界隈という京都の都心部にあり、幹線道路に囲まれた街区には「町屋」に代表される京都らしい職住共存の町並みが残っている地域で「修徳まちなみ文化財」として住民が一丸となって魅力的な景観や街づくりに取り組んでいることを知りました。ありがとうございます。
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mainichi3916さまへ (京都で定年後生活)
2020-03-04 21:53:28
こんばんは
市内いくつかの学区単位でこういう町作りの取り組みが行われています。
学区単位なので住民がよく目が行き届きやすい長所があります。
ありがとうございます。
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