京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京町屋下京(13)王*家、奥*家、布袋屋、斎*家、満月の花、川嶋旅館、太一

2020-01-24 19:14:35 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区の続き、第13回です。

王*家





奥*家





布袋屋





斎*家










満月の花





川嶋旅館





太一





京都町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。




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2 コメント

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1階庇の最前列が一文字瓦で葺いているのが素敵です (mainichi3916)
2020-01-26 11:46:34
京町屋の特徴は、軒先に使う瓦が一文字瓦で和瓦の一番先端部分で、下のラインが真っ直ぐラインが出て美しいです。この作業を丁寧に行わない限り、左右の合わせ部分と下のラインが揃わない屋根になってしまうようです。こうゆう特徴に留意してカメラに収めてくれて嬉しく思います。有難うございます。今後ともよろしく。
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mainichi3916さまへ (京都で定年後生活)
2020-01-26 17:24:20
こんにちは
下京区は四条通りより南の行政区です。
古い町屋が残っていますが、かなり改築され、店舗になったり、簡易宿泊所になっているところが目につきます。
ありがとうございます。
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