京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『八重の桜』の特別展

2013-07-29 07:30:18 | 美術・博物館

NHK大河ドラマ特別展『八重の桜』が京都文化博物館で開催されています。
日曜日、妻と見に行ってきました。
新島八重の波乱な生涯が時代背景、生い立ち、そして亡くなるまで、
わかりやすく展示されています。








京都文化博物館は今回の展覧会企画を次のように案内しています。

平成25年(2013年)のNHK大河ドラマ は、会津出身の新島八重の生涯を描きま す。
八重は、会津藩の砲術師範であった山本 権八・佐久の子として生まれました。
1868 年の戊辰戦争時には鶴ヶ城に籠城し、自ら も銃をとって男性と共に奮戦します。
会津藩の敗戦後、八重は兄の山本覚馬を頼って 京都に移り、
半年後、京都最初の女学校 「女紅場」の教師となります。
その傍らで 英語や聖書も学び、1875年、アメリカ帰りで後に同志社の創立者となる新島襄と出会 い、その翌年に結婚。
男女の平等を望み、 レディファーストを貫く八重の生きざまを、襄は「ハンサム」と評し ました。
日清、日露戦争が起こると八重は、故郷の魂を胸に篤志看護婦として 果敢に行動していきます。
本展は、NHK大河ドラマ「八重の桜」と連 動して、同時代の資料や新島八重ゆかりの品々を紹介します。
戊辰戦 争の敗戦から立ち上がる人々の姿を通して、復興へのメッセージを伝 える展覧会です。」


出品目録は次ような構成でした。
第一章 「会津の教」
第二章 「幕末の京都」
第三章 「会津籠城」
第四章 「古都復興ー覚馬と譲ー」
第五章 「ハンサムウーマンへ」

見終わって、なかなか出来た展示会だと思いました。
幕末から明治にかけての時代背景や当時の資料などが非常に充実しています。
懸命に生きた八重の生涯には圧倒されます。

新島八重は今回のNHKの番組で一気にクローズアップした感があります。
私が初めて新島八重を知ったのは、だいぶ前です。
京都御所の東に新島譲の旧邸があり、土日公開されていました。
その当時はそんなに入館者も多くありませんでした。
その旧邸に新島譲の資料が展示され、八重の資料もありました。
なかなかすごい人だなという印象をもっていましたが、その当時の印象は、
あまりいいものではありませんでした。

今回、八重にこれほどスポットがあたるとは思ってもみませんでした。

この旧邸は同志社大学が管理していて、放映後は予約入館にしているようです。


新島旧邸

同志社の創立者、新島襄と妻・八重の私邸。1878年に竣工した木造2階建ての 和風建築に洋風の手法を取り込んだ造りの建物。1985年、京都市指定有形文化 財に指定されます。




新島譲は47歳直前で亡くなりました。その時八重45歳です。
私、新島譲についてはいつも思うのですが、もっと長生きしてほしかったと。






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