京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京町屋下京(17)井上清七薬房、文化サロン井上、大*家、筋屋、たくたく、桜木家、SANURAI JEANS

2020-01-28 18:33:36 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第17回です。

井上清七薬房


















文化サロン井上





大*家





筋屋










たくたく









桜木家





SANURAI JEANS










町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。



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2 コメント

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逗子二階、虫籠窓が素敵です (mainichi3916)
2020-01-31 18:20:38
下京の「井上清七薬房」京町屋の特徴を遺憾なく発揮した「逗子二階」・「虫籠窓」は素晴らしいですね。
 島原の輪違屋、島原大門、角屋、保昌山集会所等下京区はやはり歴史を感じます。現在、下京区・中京区の町屋を毎日楽しんで拝見しています。
 有難うございます。
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mainichi3916さまへ (京都で定年後生活)
2020-02-01 06:40:45
こんにちは
井上清七薬房の内部は知りませんが、良質な京町屋の外観を今に残していると思います。特に気に入ったのは玄関です。こういう玄関は本当に少なくなりました。数少ないです。
ありがとうございます。
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