鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3517回】 高気密・高断熱・熱交換換気システムの威力

2020年08月16日 | 住宅コンサルタントとして

長い梅雨が明けたと思ったら、

連日、猛暑が続いております。

 

自宅がある滋賀県の今日の最高気温は37℃。

 

全国的には40℃超えのエリアもあるようで、

熱中症に注意、という情報を

地上波でもネットでも目にします。

 

ただ、我が家に居ると、

外がそんなに猛暑であるとは全く気付かないのです。

 

2階のリビングと廊下のエアコンを2台、運転させていますが、

2台とも弱運転で、温度設定は25℃にしています。

 

それで家じゅう快適で、

室温が26℃、湿度が50%という環境を実現できています。

 

家の中は戸や引き戸は全て開けっ放しにしていますので、

トイレも脱衣室も浴室も、クローゼットの中も玄関も

全てが快適になっています。

 

局所冷房ではなく、全館冷房という感じですね。

 

もちろん、エアコンの風が直撃することもありません。

 

これが高気密・高断熱・熱交換換気システム搭載の家の現状で、

夏、自宅で熱射病になるとか、

エアコンをつけっ放しで夏カゼをひくとか、

寝苦しいなんてことが一切ないのです。

 

屋根断熱+基礎断熱を正しい施工方法で行い、

高気密にすることで換気システムがしっかりと効くようにし、

後は必要な冷暖房の容量さえ理解して設置しておけば、

日本全国、どこでも快適に過ごせる自宅となるのですが、

一般的な建売住宅、

それからスウェーデンハウスや一条工務店以外の大手メーカー、

断熱や気密、換気システムにこだわりの無い住宅会社の建物は、

猛烈な不快さを感じている方が多いことでしょう。

 

高気密。高断熱・熱交換換気システムの家は、

しっかりと勉強している住宅会社の場合、

ほぼ標準となってきていますし、

そうではない会社の家でも、追加で70万程度出せば、

高気密高断熱熱交換換気を搭載することは可能です。

 

ただし、熱交換換気システムの場合、

正しく施工されることが重要なので、

(一般的には電気業者さんが施工)

結局は、ちゃんと勉強している住宅会社に頼む必要がある訳ですが、

そういう住宅会社の比率は、まだまだ低いのですね。

 

私の感覚でいうと、10%無い程度でしょうか・・・。

 

そこに住むご家族が、

外気温40℃でも快適に過ごせるような、高性能。

 

そして年月が経過しても味わいが増し、

ずっと愛着を持って住めるデザイン性。

 

この性能とデザインを両立させた住宅を

日本に広めていきたい気持ちが、

この猛暑をきっかけに、ますます強くなりました。

 

明日から仕事なのですが、頑張ります。


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