鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第322回】 売上高経常利益率

2011年11月18日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、スターバックスで外国人の男性に英語で話掛けられたのですが、
抜群の発音で「Sorry.I don‘t speak English」と言ってしまい、
ちょっと不思議そうな顔をされた、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

というか、何て言っているのか、全く聞き取れないのです。
ここは、スピードラーニングで、英語に耳が慣れるしかないか、と思う今日この頃。

何せ、海外でも基本的に日本語で押し切ろう、もしくは身振り手振りで押し通そうとしてしまいます。
(←ちょっとは英語、勉強しろ!)

さて、昨日はとあるエリアの住宅会社でのコンサルティング。

業績の方は非常に好調で、竣工も当初の予定通り、何とか500棟を達成出来そうとのことでした。

棟数も素晴らしいのですが、何よりもイケてるのは、売上高に対する経常利益率です。
見込として約9%出るとのこと。

住宅会社として、売上高に対する経常利益率は、5%以上叩き出したいところですが、
9%というのは、100棟以上のビルダーとしては超優秀だと思います。

売上をただ成長させるだけでなく、確実に利益を出す。
バランスシートの状態をピカピカにしていく。
これは、経営者の経営感覚、経営センスによるところが大きいのです。
(というか、全てです)

利益を確実に出し、バランスシートの状態を良くしようとすれば、
1人あたりの生産性を高めていくしかありません。

基本的にこのクライアントでは、スタッフ1名あたりの売上が約1億円です。
しかも、土地は扱っていないのです。
あくまでも、建物の建築のみで、この数字を出しているのです。
まあ、驚異的ですよね!

一般的な住宅業界の会社の場合、4000万前後ですから、2.5倍の生産性ということになります。

超優秀なスタッフばかりの少数精鋭の会社ですら、
1人当たりの売上高1億円というのはなかなか達成出来ません。

しかしながら、このクライアントでは、
スタッフの数がかなり多いのですが、見事にそれを達成しているのです。

そのための受注スキームは完璧です。
そして、社長の数字に対する感覚も、超優秀なのです。

次のステージに進む上で、何を強化すべきか、ということについて、
社長と打ち合わせをさせていただいていたのですが、
まあ、コンサルティングをさせていただいていてもワクワクします。

売上高経常利益率、自己資本比率など、皆さんの会社ではどんな目標を立てていますか?

まずは、トップが「これだけの数字を出すんだ!」と決定するところから、
はじめなければならないのです。

そして、何があっても継続していける会社にしたいですよね。
それが、家づくりを託して下さったお客様のためでもあるのです。
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