鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4172回】 売れやすい土壌がつくれていないと・・・

2022年06月02日 | 住宅コンサルタントとして

売れやすい土壌をつくることができていない会社は、

集客に苦労し続けます。

 

とにかく、お客様が来場し続けてくれないのです。

 

そしてとにかく広告に頼ろうとしますが、

広告だけでお客様が安定的に来場してくれるかというと、

そう簡単にいかないのですね。

 

いろんな住宅会社を見ていて思うのは、

売れやすい土壌をつくることができている会社が、

広告を打つとお客様が来場する、という現実です。

 

なぜそうなるのか、というと、

お客様は広告でその会社を知った後、

自分の友人知人に

 

「この会社、知ってる?」

「評判、どうなの?」

 

ということを確認したり、

ネットでその会社を再度調べたりして、

間違いない会社かどうかを調べるからです。

 

だから広告の効果を発揮させたいのであれば、

市場内で自社の評判を高めておく必要があるのです。

 

ではどうすれば、売れやすい土壌をつくれるのか?

 

これには順番があって、

まずは社員さんに愛されたり、

社員さんに尊敬される会社になること。

 

これはメチャ難しいですが、

経営者はまずここを勉強しなくてはなりません。

 

社員の皆が共感できるビジョンを掲げ、

その実現のために、経営陣が本気になって行動すること。

 

そして経営陣が社員さんに愛されるか、

もしくは尊敬されていること。

 

社内のコミュニケーションをよくしていくこと。

 

まずはここが出発点です。

 

次に重要なのは、協力業者さんに

 

「さすが!」

 

と思っていただけるような仕事をすることです。

 

段取りが良いことや、

良い家を建てることに真剣に取り組んでいること、

そして日頃から感謝の気持ちを持って接することなど、

こういうことをやっていれば、

必ず協力業者さんが味方になってくれます。

 

逆に段取りが悪く、

家づくりに真剣に取り組んでいない会社の場合、

協力業者さんたちが、

 

「あの会社は辞めといた方が良いですよ!」

 

と自分の友人たちに言いまくるので、

ドンドン売れにくい土壌になってしまうのです。

 

広告だけでお客様が来場してくれる、と考えるのは、

実は非常に浅はかで、

売れやすい土壌をつくってこそ、

いろいろと打つ手が効く。

 

これが、現実なのです。

 

これが理解できていない会社や経営者が、

胡散臭い情報商材に手を出したり、

胡散臭いコンサルに依頼したりして、

ますますドツボにはまっていくのです。


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