本当に素晴らしいクライアント様と
ご縁を頂戴できているおかげで、
日々、貴重な情報が入ってきます。
先日、教えていただいた情報は、
住宅業界で性能がダントツだと言っている、
とある大手メーカーが、
実はカタログ表記上の数値をクリアできていない、というもの。
実際のところ、
性能の高い家を建てようと思うのであれば、
大工さんはもちろん、電気屋さんや設備屋さん、
エアコンや換気システムを取付する職人さんたちとの
連携が不可欠な訳ですが、
大手は多棟数着工しているので、
そこまでの教育体制やチェックシステムが
機能していないようです。
ゆえにHP上でうたっている性能を
実際の現場ではクリアできていないこともあるのです。
これはこれで大問題だと思います。
またUA値を重視するお客様が増えていますが、
UA値とQ値の違いも改めて認識する必要がある、
ということを教えていただきました。
UA値だと優秀に見える家が、
Q値だと平均程度、もしくは平均以下の値になるケースもあるのです。
カタログ上でUA値○○、C値○○という目標を
宣言するのはどの会社でも可能ですが、
実際、それを全棟数で実現するということは、
非常に難しいのです。
自社のスタッフだけで家づくりが完結するのであれば、
それは可能かもしれませんが、
1つの現場で20近い業者さん、職人さんたちと
協力し合って家は完成するのです。
その中の大工さん・電気業者さん・設備業者さん・
換気工事屋さん・エアコンの取り付け業者さんの誰かが
気密処理を怠っただけで、数値がグッと下がってしまう。
カタログやHP上の数字をクリアできていない、
大手ハウスメーカーが存在することを理解しておきましょう。