鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3208回】 市場の変化に適応するということ

2019年10月12日 | 住宅コンサルタントとして

アメリカでは、ネット通販がユーザーにとって主流となり、

ものすごい勢いでリアルの店舗が減少しています。

 

ショッピングモールは店舗の撤退が止まらず、

ショッピングモールとして成立しないところも出てきているそうです。

(私の自宅の近くにある、ピエリ守山というところも、

数年前にそうなりました)

 

バブル期には栄華を極めていたアパレル業界。

 

しかしながら、最近で言うとオンワード、ちょっと前で言うと三陽商会といった

アパレルの雄も大量閉店が決まったりしています。

 

住宅業界で言えば、あと10年もすれば、

オッサンの価値観で経営しているハウスメーカーや

地場の老舗の建設会社の住宅部門は激減するでしょう。

 

いずれも過去の成功体験が、

市場の変化に適応するという決断の邪魔をするのです。

 

市場の変化に適応するということは、どういうことか?

 

個人的には、商品や売る顧客、売る場所、マーケティングの手法など、

全ての要素が変わっていくことだと思っています。

 

更に新しい事業、新しい業態にチャレンジすることも

市場の変化に適応していく上では欠かせません。

 

住宅会社の中で感度が高く、お客様の変化に気づけている会社は、

見事に市場の変化に適応できています。

 

しかしながら個人的に思うのは、

建築資材を扱う会社の大半は、

この市場の変化に適応できていない現実があります。

 

家をつくる上で必要な資材をメーカーや商社から仕入れ、

それを住宅会社に販売する。

 

モノを届けるだけでは、価値が無い時代です。

 

こうしたサッシ店、建材店が、ただ商品を販売するだけでなく、

もっと価値あるものを取引先に提供できるしくみ。

 

それ、私、ひらめいたのです。

 

どこまでやれるのか、クライアント様と実験的にスタートしますが、

うまくいけば、まさに顧客の問題を解決し、

結果売上もあがるという結果も見込めることでしょう。

 

そして弊社も、ただいろんな情報をクライアント様に提供する、

ということだけでは、市場の変化に適応できているとは言えません。

 

情報を届ける、ということに価値はそれほどない時代なのです。

 

弊社も市場の変化に適応して参ります。

 

それに取り組まなければ、市場から退場あるのみですから・・・。


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