「今の若者は・・・」と、若い方の根性や労働意欲が無い、
という年配のオッサンが結構いますが、
個人的には、今の若い方は納得さえすれば、
全然やる気を持って仕事に取り組んでくれる、と思っています。
重要なのは、昔はお金が動機となって動く人が結構いましたが、
今の若い方は、お金が動機で動く方は非常に少なく、
それよりも心から共感でき、納得できるかどうかが重要かな、
と感じています。
ではどうすれば、若い方を納得させることができるか?
ここが会社側、上司の腕の見せ所ですね。
人は、一方的な指示や説明をどれだけ受けようが、
心からの納得はできません。
心から納得していただくためには、
・こちら側の人間力
・情報量の圧倒的な差
・なぜこうした取り組みをする必要があるのか、というストーリー
・一つ一つ説明した後に、質問を投げかける
といったプロセスが重要です。
特にストーリーは重要で、
そのストーリーの中に客観的なデータ等も加え、
相手に分かりやすく伝え、
その上で「どう思う?」と質問を投げかけ、相手に考えさせ、
自分で自分を納得させる、という流れをつくらなくてはなりません。
そしてこうした手法に加え、「誰が言うか?」ということも重要で、
日頃から尊敬されていない上司が言っても、
若いスタッフは納得できない訳です。
会社側が正論をどれだけ言おうが、
好きな人、尊敬できる人でなければ、
耳を貸してくれないのが、今の若い人の特徴かと思います。
そういう意味で、上司に求められることは、
愛され、尊敬される人格なのです。