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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3800回】 気が利くことが差別化

2021年05月26日 | 住宅コンサルタントとして

コンサルティング中、

私はプロジェクターでいろんなものを見ていただいたり、

ホワイトボードに書きまくったりします。

 

ホワイトボードに何かを書いている時は、

当然、室内は明るい方が良い。

 

一方、プロジェクターで写真や動画を見ていただく際は、

照明を少し落としていただいた方が見えやすい。

 

何かを伝えたくなると、私は集中してしまって、

あまり周囲が見えなくなってしまうのですが、

私が伝える内容に合わせて、照明をさりげなく調節して下さったり、

ホワイトボードをさりげなく消して下さったりして、

こちらが話しやすい環境を整えるのが非常に上手な会社さんは、

ぶっちゃけ、業績が勝手に上がります。

 

このようなことを自然にできる方が多い会社は、

おそらく来場されたお客様も、

 

「ここに来るとなんか、気持ち良いし楽しい」

 

と思われるのでしょう。

 

気が利く対応をしてくれるということは、

 

・気の利いた提案をしてくれる

・打合せ中にストレスを感じることなく楽しい打合せができる

・自分たちに合った土地提案やプラン提案をしてくれる

 

とお客様がイメージされるので、

それだけで自分たちの印象は3割増しとなります。

 

気の利いた対応こそが、差別化のポイントなのですが、

感性が鈍い会社、感性が鈍い営業マンは、

 

「商品力やブランド力が、ウチの会社は弱い」

「価格が高い」

「ウチの設計の提案力がない」

 

などと、自分の対応や心配りのレベルの低さを棚に上げ、

会社や商品、他のスタッフのせいにするのです。

 

まあ、つける薬はありません。

 

例えば、ある研修を受けるとします。

 

講師の方が来る時間や研修が始まる時間が分かっているのに、

机と椅子のセッティングがなされていない。

プロジェクターやモニターの準備もされていない。

 

講師がそれらのセッティングをやっているのですが、

それを何とも思わない。

 

そもそも、事前にそういうことを準備しておくことの重要性が、

経営者をはじめ、役員も理解できていない。

 

こういう会社が、お客様から支持される訳が無いのです。

 

商品力や営業力、モデルハウスのクオリティだけで

お客様に選んでいただける、と思い込んでいるとしたら、

それは感度が鈍すぎる、と言わざるを得ません。

 

皆さんの会社は、気が利きますか?

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