コンサルティング中、
私はプロジェクターでいろんなものを見ていただいたり、
ホワイトボードに書きまくったりします。
ホワイトボードに何かを書いている時は、
当然、室内は明るい方が良い。
一方、プロジェクターで写真や動画を見ていただく際は、
照明を少し落としていただいた方が見えやすい。
何かを伝えたくなると、私は集中してしまって、
あまり周囲が見えなくなってしまうのですが、
私が伝える内容に合わせて、照明をさりげなく調節して下さったり、
ホワイトボードをさりげなく消して下さったりして、
こちらが話しやすい環境を整えるのが非常に上手な会社さんは、
ぶっちゃけ、業績が勝手に上がります。
このようなことを自然にできる方が多い会社は、
おそらく来場されたお客様も、
「ここに来るとなんか、気持ち良いし楽しい」
と思われるのでしょう。
気が利く対応をしてくれるということは、
・気の利いた提案をしてくれる
・打合せ中にストレスを感じることなく楽しい打合せができる
・自分たちに合った土地提案やプラン提案をしてくれる
とお客様がイメージされるので、
それだけで自分たちの印象は3割増しとなります。
気の利いた対応こそが、差別化のポイントなのですが、
感性が鈍い会社、感性が鈍い営業マンは、
「商品力やブランド力が、ウチの会社は弱い」
「価格が高い」
「ウチの設計の提案力がない」
などと、自分の対応や心配りのレベルの低さを棚に上げ、
会社や商品、他のスタッフのせいにするのです。
まあ、つける薬はありません。
例えば、ある研修を受けるとします。
講師の方が来る時間や研修が始まる時間が分かっているのに、
机と椅子のセッティングがなされていない。
プロジェクターやモニターの準備もされていない。
講師がそれらのセッティングをやっているのですが、
それを何とも思わない。
そもそも、事前にそういうことを準備しておくことの重要性が、
経営者をはじめ、役員も理解できていない。
こういう会社が、お客様から支持される訳が無いのです。
商品力や営業力、モデルハウスのクオリティだけで
お客様に選んでいただける、と思い込んでいるとしたら、
それは感度が鈍すぎる、と言わざるを得ません。
皆さんの会社は、気が利きますか?