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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3779回】 もっと説明を聞きたくなる人とは?

2021年05月05日 | 住宅コンサルタントとして

昨日の夜は、とある方に連れていっていただいた、

宮崎牛の鉄板焼店でディナーでした。

 

最高に美味しかったです。

ご馳走様でした。

 

3年前に宮崎に来た際にも、

鉄板焼に連れていっていただいたのですが、

そのお店のシェフのお肉の解説が本当に面白くて、

是非またそのシェフのお店に行きたい、と

私がリクエストしたのです。

 

最高の宮崎牛を再考の技術で焼いていただき、

それはもう本当に大満足のディナーでした。

 

で、今回もシェフがお肉のいろんな部位について、

解説をしながら焼いて下さった訳ですが、

もうとにかくお肉のことを語ったら右に出る人がいないくらい、

マニアックな情報をたくさんご存知なのです。

 

手を動かしながら、いろいろとお話をして下さるのですが、

もうとにかく話が面白くて、ずっと聴いていられるというか、

もっといろいろと教えて欲しい、というのが本音なのです。

 

結構な情報量を伝えてもらっているのに、

聞き手である私たちは、もっと教えて欲しいという気持ちになる。

 

一方、そうではない料理人さんも多々、おられます。

 

私自身、それから私たち夫婦は、

いろんな飲食店さんに通わせていただいているのですが、

中にはもう本当に店主の話が面白くなくて、しかも長い、

というお店も、結構な数、ありました。

(こういうお店には、当然ながら二度と足を運びませんよね)

 

同じように素材や調理方法、仕入れ先、

料理人さんのこれまでの経歴などを話してもらっているのですが、

もっと話を聴きたくなる料理人さんと、

もう二度と話を聴きたくない料理人さんの差。

 

この差は一体、どこからくるのか?

 

個人的な考えですが、そのポイントは3点あると思います。

 

・シェフとして今でも日々、学び続けている

・他のお店や業界平均と自店の差を正確に把握している

・人間力が高い

 

話が面白くない料理人さんは、過去の話が多く、

現在進行形で勉強や調査をされていないような気がします。

 

だから、自分のお店を俯瞰して見ることができていない。

 

話を聴いていて、本当に面白い料理人さんは、

「今度、こういう感じの料理を出したいんです」とか

「来月、○○に仕入れに行ってきます」

など、現在進行形の話題が多いような気がします。

 

更に時間があると、他のお店に食べに行ったりして、

自店と他店の差を俯瞰して理解できているような気もします。

 

そしてなぜ休日を使って他店を調査に行くのかといえば、

それはお客様により良いサービスを提供したい、

という人間力が高いということになるのでしょう。

 

営業マンにも

 

「この人の話、本当に面白くてずっと聴いていたい」

 

と思われる営業マンと、

 

「もうこの人に二度と会いたくない」

 

と思われる営業マンが存在します。

 

皆さんはどちらのタイプですか?

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