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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2063回】 何かをスタートするのは簡単だが、継続し改善し続けることは難しい

2016年08月23日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社が雑貨屋さんをやる。
カフェをやる。
新しい事業をスタートする。

また新しいモデルハウスやショールームを建てる。
新しいFCに入る。
新商品を開発する。

このように何か新しいことをやるのは、実はそれほど難しいことではありません。

可能性がありますし、オープンするまでは夢も見ることができるからです。

「雑貨屋さんやカフェでたくさんの来場があって、そこで得た個人情報にDMを送れば、
かなり商談客が増えるのではないか?」

「この事業をスタートすれば、今の住宅事業とシナジー効果もあるんじゃないか?」

「こうしたショールームをつくれば、おそらく業績が上がるだろう・・・」

オープン前までは、このように前向きな考え方になれるのです。

しかしながら、何をやってもそうですが、そんなに簡単に成功なんてしないのです。

雑貨やカフェ事業で集めた名簿にDMを送っても、全然来場増にならない。
また来場が増えても、家づくりを真剣に検討している商談客数は増えない。
そもそもカフェや雑貨で出会ったお客様がモデルハウスに来場しても
全然見込度が低い、なんてこともよく耳にします。

モデルハウスやショールームを新しくつくる場合、
企画・設計段階、それから工事中やオープン前の準備前はテンションが高い。
そしてオープン当日を迎え、オープンイベントはかなりの来場数だった・・・。

数か月が経過すると、来場数がガタッと落ち、しかも来場者から商談客もあまり増えず、
更に契約には全然つながっていない。

オープンする前のイメージ通りにいかないと、
その新しい取組みに対しての情熱が一気に冷め、
また次の新しいことに目が行ってしまう。

そして雑貨屋さんやモデルハウス、ショールームの運営はスタッフに丸投げ・・・。

こういうケースが非常に多かったりするのです。


何事もスタートするのは簡単だし、テンションも上がるのですが、
最も重要なのはそれを成果につなげることです。

そのためには、問題点を分析し、改善し続けるという、
非常に単調な仕事に向き合わなくてはなりません。

私が今、ご縁を頂戴しているクライアント様の中で、本当に着実に成長し続け、
更にはお客様満足度が高く、従業員さんの愛社精神も高い会社は、
新しいことに取り組んだ後の改善が素晴らしいのです。

そして結果が出るまで改善に取組み続けられます。

会社がこういう体質になると、本当に強い。

こういう会社を目指したいですね。
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