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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第747回】 良い空気が良い結果を生む

2013年01月16日 | 住宅コンサルタントとして
一昨日は、東日本で大雪が降り、都内をはじめ東日本は交通機関は乱れまくっていました。

しかしながら、以前にも書きましたが、私は驚異的な仕事運の持ち主で、
年間330日程度、毎日あちこちを飛び回っているのに、目的地に辿り着け無かったということが、
7年半でたった2回しかありません。

もちろん、一昨日も関東でコンサルティング⇒東京でビジネスパートナーさんと打ち合わせ
⇒とあるエリアに移動という流れだったのですが、何の影響も無く移動出来ました。

ツイてますね~!

さて、昨日はとあるエリアの住宅会社さんにお伺いしておりました。

新築の受注の方は、本当に絶好調と言ってもいいくらい順調で、
1月、2月の数字もいい形で進みそうです。

昨日、私が個人的に驚いたのは、
そのクライアントのエリアには、かなり強敵でレベルの高い住宅会社が複数あるのですが、
ガチ競合でことごとく受注されている、ということでした。

担当営業さんにヒアリングをしても、

「さぁ~、何で受注出来たんでしょうね???」

という反応なのです。

よく競合する会社は、全国的にも結構注目される会社で、
しかも若い社長自らが営業をするスタイルで展開されています。

デザイン力、提案力も高く、ブランドもしっかりと地元で出来ています。

それでも、私が知っている限り、このレベルの高い住宅会社に対し、
このクライアントは連戦連勝なんですね。

先月、ガチ競合のお客様に対し、先方はクライアントと競合していることを知ると
一気に金額を下げたり、他社の断り方まで指南されていたそうですが、
それでも結局のところ、クライアントの住宅会社を選ばれたのです。

この理由は、何なのか?
何がお客様にとって決め手になったのか?

これは私の勝手な予測ですが、最終的な決め手は、会社かなぁと思います。

どっちの会社の方が、楽しく家づくり出来るか?
末永いお付き合いが出来るか?
スタッフが楽しそうに仕事しているか?

そんなことをお客様はお考えになられたのではないかと思うのです。

競合する会社は、抜けがなく、提案レベルもセンスも高いと思いますが、
雰囲気の良さ、楽しそうにスタッフが働いている部分で、クライアントの方に歩が合ったと思うのです。

というのは、このクライアントの事務所に行くと、
私自身、何だか本当に楽しいというか・・・(←ちゃんと、仕事しろ!)。

組織が一体化しているか、と言えば、結構個性の強い方が多いですし、
営業さんに至っては、個々がそれぞれがオリジナルのやり方をされています。

でも、何とも言えない愛社精神をスタッフから感じますし、
会社としての一体感はすごく感じるのです。

最初、お付き合いをさせていただく際、
私がベストだと思っている手法をとっていただこうとしたこともありますが、
それだとこの会社の強みが無くなるなぁと思い、
もともとこのクライアントが持っておられた良い部分を伸ばしていただくような提案しかしていません。

個々が自分がベストと思ったやり方に徹しているのに、
何故か一体感があり、愛社精神に充ち溢れている。

ステキだと思いませんか?

この空気感をお客様は評価されているのではないか、と思うのです。

そう考えると、会社の空気って、とても大切ですね。

皆さんの会社の空気は良いですか?
コメント
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