たまてばこ新聞

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レコーダー録画鑑賞「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (1期)」。

2016年06月06日 14時24分23秒 | TVアニメ鑑賞記録
 春アニメのまとめ感想をそろそろ書くような時期まで放置してしまいました(汗)。2期があるから、とつい緩んでいたのもあり(大汗)

 機動戦士ガンダム、と銘打ちながらこれだけガンダムの名前が必要ないガンダム作品も無いのでは。

 あまりにも泥臭く、更に日本のいわゆる任侠道を盛り込んで、「これはガンダムじゃない」と毎回観るたびに感じるアニメでした。

 日5にもかかわらず、流れる血の量は多め、主人公の三日月は戦う相手と認識すればまるで機械のように無慈悲に敵モビルスーツを破壊するという、非人道的な部分があったりと、観ているこちらのほうが「これ5時台に流して大丈夫?」と心配するほどです。無事に?2クール放映終わって良かった…。

 監督とシナリオライターが「あの花」コンビというのは後で知りました。ライターの岡田磨里さんは、アクエリオンAVOLやM3などたくさんのアニメを観ていますね。岡田さんの手がけた脚本は、なぜか観ている側の感情をちくちく刺激してくるんです。特にネガティヴなほう。「嫌だな」「気持ち悪いな」といった負の感情が起きつつもつい観てしまうのが悔しいというか、うまいというか。

 人権らしい人権もないヒューマンデブリの存在に現代も残っている人身売買の理不尽が透けて見えたり、現実も観させられてしまう辛さもありました。もう観たくないと思うこともしばしば(というか前半は殆ど)。

 後半は、フミタンとビスケットのあっけない死に世界の無常(=製作側の神の手?/爆)に怒りを覚えたり、アインズやガエリオをまさに生かして帰さずの戦いぶりを見せた三日月に怖さを感じるなど、最後まで心を刺されまくり、後味がとても苦いです。

 それでいて、合間にはミカがクーデリアに不意打ちキスをしてみせる(アレは驚いた)などのサプライズ、名瀬ファミリー(一夫多妻?)の仲良しっぷりなどのあったかいシーンもちゃんと入れ込んでいく計算高さも。とにかく人間関係は大事にしていましたね。

 生き残ったキャラクター達が今後どうなっていくのか、2期開始まで待ちたいと思います。
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