異例のことだ。
午前中に小渕経産大臣が、午後には松島法務大臣が辞表を提出し、9月3日に発足した第2次安倍改造内閣は、スタート1か月余りでグラグラと来はじめた。
総理の対応は速かった。夕方には、いわゆるぶら下がりインタビューで、後任人事について「難問が山積しており、われわれは経済最優先で政策を前に進めていかなければならない」と述べ、行政・政治に遅滞がないようしたと話した。
第1次内閣に比べ、大臣選定に慎重さが不足していたことは事実だろう。総理も任命責任があると述べて謝罪したが、スピードは大切だが、焦ったり慎重さを欠くとロクなことはない。
まだ、江渡防衛大臣の問題も燻っていて、野党は揺さぶりを継続する方針だ。
国政に遅れは良くない。身も心も政治活動も清廉潔白な大臣を望む。