光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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新幹線開業50周年ネタ(笑)カラーブックスの「日本の鉄道」

2014-10-05 06:49:15 | 書籍
 今月は東海道新幹線が開通して50周年と言う事でもあるのでしばらくの間私のブログもメイン、サブ共に0系(あるいは200系)時代の新幹線ネタで引っ張ってみようかと思います(笑)

 まずはカラーブックスの鉄道本ネタから
 カラーブックス初の鉄道本となる「日本の鉄道」

 表紙を誇らしげに飾るのは「疾走する0系新幹線」
 この事からもお分かりの様に本書は東海道新幹線の開通に合わせて昭和39年時点での国鉄・私鉄の最新鋭の車両の紹介に力点を置いた構成になっています。

 カラーページも前半は新幹線に関する物が占め、当時の最先端技術を駆使して作られた新幹線への誇りと情熱が技術陣のみならずこうした一般書でも熱く語られています。
 中には結局実現しなかった「新幹線の貨物車両」の想像図もありますがこれはずっと後に在来線の「スーパーレールカーゴ」で実現しており、実際外見はそっくりだったりするのですが。

 その他の在来線や私鉄の車両についても最新型を中心に述べられカラフルなカラーページと相まって今でも読んでいるとウキウキしてくる魅力にあふれています。
 当時はまだSLブームの前夜、あるいはとっかかりと言う時期でしたのでSLや旧式車に対するノスタルジーの様な物はやや希薄です。
 ですが最後の方に登場する蒸気の写真は情感の溢れる良い写真も多く前述の最新型とのバランスも良く取れていると思います。

 シリーズの一番最初に出た一冊だけに鉄道本としての完成度も非常に高く手に入るなら今でも鉄道好きなら誰にでもお勧めできる一冊と思います。